ビジュアル英文解釈(駿台文庫)

[掲示板: 〈過去ログ〉過去ログ2(英語教育についての論争) -- 最新メッセージID: 983 // 時刻: 2024/4/25(10:51)]

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757. ビジュアル英文解釈(駿台文庫)

お名前: 駿台生(元)
投稿日: 2002/3/6(18:57)

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〉あとでもう一度適切と思わなかった文を検討したところ、
〉どうもおかしい、伊藤さんが自分で作っていると思われる
〉文章が続出しました。

それはどうでしょうか?彼は「自分の書いた英文を読ませるようなことはいくらぼく
でもやらない」といっています。伊藤が作ったのではなくてもとの英文に大学教授
が手を加えて出題していたということでしょう。あれは入試問題からとられたもの
ですから。

〉読んだだけです。伊藤さんの英文読解の方法論は知りません。

それを知らずに伊藤を批判するのはとてもまずいと思いますよ。たくさんの人が
伊藤の本で英語が読めるようになっているわけですから。彼の「ビジュアル英文
解釈」という書物は中2程度の学力の子供を一気に大学入試レベルにまで引き上げる
名著です。やや冗長ですが。また、英文解釈教室にあるような複雑な構文の英語を
多読の結果によって読めるようになるとは思えません。
我々が日本語を習得するとき文法を意識的に学ばなかったから英語もそれでいいと
いう記述が下に見られましたがそれは大きな誤りです。そもそもそう考えるなら
なぜ中一程度の文法力を前提とされるのか。それすらいらないとしてしまわないと
話が矛盾してしまいます。
graded readerはごいと文法を制御された「かたわの英語」「補助輪つきの英語」であって導入部はいいかもしれませんが、それですら適切な文構造の解説がともなってはじめて難解な英文の構造も読めるようになるのだと思います。酒井さんはともかく古川さんは駿台英語のやり方を知っているにもかかわらずなぜ多読主義に一気に退却
したのか理解できません。
今の学校教育の不毛と伊藤英語は無関係です。伊藤英語も学校教育の不毛に対処する
ためのひとつの方法だったわけで、単なる「訳読主義」などと考えてもらってはこまる。ただ、おもしろいものをよむべきだという主張は確かにあたっていると思います。今の語学教育は形に意識が集中しすぎているので。

〉しまいました。あの人の方法論についてはどの本を読めば
〉いいですか?英文法教室でしょうか?教えてください。
〉(700選を出し続ける駿台文庫もよい度胸をしていますが、
〉英文解釈教室を出している研究社もたいした玉だ!)

駿台文庫から出ているビジュアル英文解釈(初級者から中級者)は初級の英語を伊藤がどう捕らえているかが見えると思います。多読主義と対比できると思います。
研究社から出ている「予備校の英語」で彼がどういう人物かが分かるでしょう。


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