Re: 成雄さん、Keats情報ありがとうございます!

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[喜] 706. Re: 成雄さん、Keats情報ありがとうございます!

お名前: 成雄
投稿日: 2005/6/4(14:45)

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こんにちは、しおさん。成雄です。

ポロンさんと、オフ会の広場の掲示板で
■George and Marthaシリーズ / James Marshall の話と Keats について 話していて
Keatsと日本についてもう少し確かな情報を調べたいと思い
数日間、ネットと参考本を集中的に読んで(見て)いました。

ニューヨーク市、ブルックリン プロスペクト公園 ( Prospect Park ) にある
彫像 ( Peter, Willie, and Peter's chair ) を画像で紹介しているページを
ずーと探していたのですが、
私には、Keats公式サイト以外には見つけることができませんでした。
参考本にはわかりやすい写真が1枚掲載されているので、紹介できなくて残念です。
その場所では 読み聞かせ・読書会 が行われているそうなので、参加している誰か(保護者とか)が
記念に写真を撮ってWebpageに載せているとは思うんですがうまく見つけられませんでした。
でもまぁ、ある程度、keatsについてまとめて紹介することができました。

〉Ezra Jack Keats について、こんなに深い情報をありがとうございます!
〉Keatsの本が大好きなので、ほんとにほんとに嬉しいです。
〉いろいろな情報があって宝の山のようですね。
〉どのサイトもゆっくり訪問して楽しもうと思います。

私がそうであるように、多読を始めて、絵本を読んで、keatsのことが知りたくなった人たちに
参考にしていただけたらと思います。

〉〉3.日本の人々との交流
〉〉キーツは日本に3回来ています。
〉〉・1973年出版交渉のため来日、「おはなしきゃらばん」に同行。びわ湖畔の大津市でのお話会に参加。
〉〉 これがきっかけで作られたのが、Louie (にんぎょうしばい)です。

〉日本がきっかけだったんですか!

ネット上では「関西に同行した」というようなコメントを見たので、
もう少し詳しい情報を探していました。
そうしたら、なんてことはない!
『にんぎょうしばい』/ 偕成社 (1977年) ISBN: 4033281002
カバー折り返しに以下のように書いてありました。

|| この絵本ができたきっかけ
|| この本は日本にゆかりのふかい絵本です。

|| というのは、主人公のルイは、作者のキーツ氏が1973年に日本を訪れた時
|| 出会った日本の男の子がモデルになっているのですから。
||  私たち " おはなしきゃらばん " がびわ湖畔の大津市でお話会をした折、
|| キーツ氏が同行されました。その会場で一人の男の子が、お話会のくまの
|| 人形プーちゃんにすっかり夢中になってしまい、人形と友だちになってし
|| まったのです。
||  キーツ氏は、はじめからその子のいきいきとした姿をじっと見守ってい
|| ました。そしてその子の姿は二年間ほどキーツ氏の胸の中であたためられ
|| お話がねられて、このような絵本『にんぎょうしばい』ができあがったの
|| です。

|| おはなしきゃらばん
||  石竹光江

注:石竹光江さんは、おはなしきゃらばんの創設者です
 
 
現在は『おはなしきゃらばんセンター』と名前を変えていますが
現在もアジアの国へ、おはなしきゃらばん活動をされているようです。
Keats関係の絵本でも、翻訳の関係もあり、
西園寺祥子(現:渡辺祥子常務理事)さんの名前をよく見かけます。

〉私、Keatsの絵本の中では Louie君の登場する絵本たちが
〉特に好きなのです。

全部読んでいないのですが、今まで読んだKeatsの絵本では、
お話では Louie's Search (1980年) が一番好きです。
絵では Jennie's Hat (1966年)、 Over in the Meadow (1971年) の
コラージュを使った美しさとうまさに圧倒されています。

タイトルに「Keatsは日本が好きだった!」と書きましたが、
Keatsは日本や日本の子供たち「だけ」が好きだったのではないと思います。
日本の子供たちが好きだったでしょうし、おはなしきゃらばんを喜んだと思います。
Keatsは、小さな都市のイベントであっても快く出席してくれたのでしょう。
おなじように、
肌の色も、所属する国も関係なく、あらゆる国の子供たちが好きだったと思います。
Keatsにとって、自分の作品で黒人の少年を描くことに何の違和感も持たなかったように。

happy Reading ♪


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