ツッコミ返しのそのまたツッコミ返し(?)

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS雑談の掲示板 -- 最新メッセージID: 3556 // 時刻: 2024/5/3(18:24)]

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72. ツッコミ返しのそのまたツッコミ返し(?)

お名前: 杏樹
投稿日: 2005/1/15(10:24)

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akoさん、こんにちは。

〉〉壮大な初夢をご覧になったようで…。

〉はい、夢は壮大な方がいい、と日頃から考えてます。
〉実際に叶うのは一部だと思うので(このへんはリアリスト)、
〉あらかじめ壮大にしておこうという作戦です。
〉初めから小さい夢だと、その小さいサイズの、さらに一部ってことになってしまいそうだし〜(小理屈〜)

確かに。
akoさんはお返事まで壮大だった…。
(「そうだい」で変換したら「宋代」が出てきた。さすが私のパソコン)

〉とにかく新春にふさわしい鋭いツッコミいただき、ありがとうございました。
〉フツーの人なら「どうせ冗談」として通過する部分も、決して見逃さない見事な突っ込みです。
〉見抜いておられます。
〉無意識akoに巣食う英語有段者への憧れ=実は劣等意識が、深〜く、根深〜く根を張ってしまっていることを。

〉以下、鋭いツッコミが、如何に鋭いか、検証してまいりたいと思います。
〉この検証により、ako自身、よりSSS理解が深まり、多読に邁進できそうな気もします。いい加減、邁進したい…
〉検証が「ハズレ」でしたら、またご指摘下さい。

お遊びの投稿に真剣な意見でツッコミしてまずかったかな〜、とは思ったんですが。でもちょっと見過ごせないところもあったので…。
これだけ真剣にツッコミ返しをしてくれたからには、私も思い切りツッコミ返しのお返し、いきま〜す。

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〉〉〉「寝太郎産業社員は全員、発行済みGRはすべて読了しております、社長!」
〉〉これはよくありませんよ〜〜。GRを全部読む人がどこにいるでしょう?

〉SSS多読の考え方として、これはよくない、という杏樹さんの意見は充〜〜〜〜分に理解しています。
〉ただ、GRを全部読む人が一人もいないと考える事は不可能ですね。
〉掲示板上に登場しない読者も含め、日本全国(全世界?)すべてのGR読者の調査は不可能です。
〉(勿論、わかってて言ってる事とわかってます(笑)
〉もしかしたら日本のどこかにいるかもしれません。あぁ〜日本のどこかに〜♪

PGR2を全部読んだという人はいるんですが…。全グレード、全社というのは、可能性としては「0」とは言えないでしょうけれど、冊数を考えるとかなり無理があります。

〉〉合わない、面白くないものだってあるはず。そんなノルマを課す会社は困りますね。読みたいものを読むのがSSS多読。GRは文章が人工的でなじめないという人もいますし、絵本や児童書のほうがいいという人もいます。前から言ってるじゃありませんか。GRなんか読まなくてもいいよ〜って。

〉「ま、そこはフィクションですから適当に…」という安易な言い方では、杏樹さんにはご満足頂けないと思いますので、
〉もう少々お付合い下さいますか?

ま、一人や二人ならともかく「社員全員」というのはちょっと「ありえねー」の世界だと思います。ありえなくても楽しかったらいいんですが、GR全部読んだ人ばかりの会社というのは、私としてはあまり楽しくない想像です。個人の好みを無視しているようで。

〉SSS多読では、GRが性に合っていて、GRで着実にレベルを上げていくという道筋の人もたくさんおられますね。
〉私自身も、GRの推薦セットからのスタートで、当時は絵本の存在も知りませんでしたし、GRだけで100万語読むものなんだろう、と漠然と思っていました。
〉もちろん、その後の自分の経過が予想外の展開になっている事は、自分でも驚いています。

〉しかし、自分の初期のイメージがそうであったからこそ、
〉そのように堅実な読み方でSSS多読を継続する人には、私は常に敬意を払いたい気持ちを持っています。
〉捏造物語に快くご出演いただいた寝太郎さんへの敬意も込めています。

GR中心に多読を進めている人はいますよ。それでも自分が楽しいと思う本だけを読む、というのが大切なので、「全部」というのはやはり「ノルマ」につながるのでそれが「全員」となるとかなりムズカシイ会社になってしまいます。お遊びだからこそ「私もこんな会社に行きたい」って思えるような夢のあるような空想のほうがいいです。
自分が「GR全部読了しました」というのはいいんですが、「全員」同じ事をしてるというのは多読ではまずないことです。

こういうハナシならいいと思うんですけど…。

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社長室にはすべてのグレード、すべての出版社のGRが備え付けられていた。もちろん、社長はこれをすべて読破しているのである。社員の中にも何人かはGRすべてを読破した者がいるが、秘書akoには無縁のものだった。秘書akoは絵本と児童書だけで5000万語読んでおり、今ではPBも読み、英字新聞もビジネス文書も難なくこなす有能秘書になったのだから。

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〉で、こう言ったからといって、杏樹さんに、そういう敬意の気持ちが無いとは思っていませんし、
〉杏樹さんは、杏樹さんが信じる道で英語を読まれてきた事をakoは知っています。
〉その経過の価値についても、理解しているつもり。(たぶん(^^;)
〉ただ、違うタイプの読み方をする人が共存するという多様性こそが、akoにとってSSSの魅力でもあるので、
〉GRの後に「なんか」とつけるのは少々抵抗があります。
〉GRにはGRの存在意義があるという考えも持っています。

違うタイプの読み方があるからこそ「全員」同じことをしてるということに対してツッコんだのが主な趣旨です。GRを読むか読まないかは個人の自由です。全員が全部読んでいるというのは、「読まなくてはならない」と位置付けているように見えます。
私は絵本は多読を始めた人はぜひ読むべきだと思っています。(子供向けGR含む)。それはネイティブが成長の過程で言葉を獲得していくのをなぞることができるからです。しかしGRは外国人学習者向けに人工的に作られた言葉の世界です。GRが好きなら読めばいいですが、「読むべき」とまでは思っていません。
私はどうせならGRより「ICR全部読みました」「SIR全部読みました」という人がいたほうが楽しいんですけど。

〉というわけで、この件については、ユーモアとして寛大なご理解をお願いします。
〉軽口のおつもりのツッコミをまともに受け取っちゃってゴメンナサイ。

あまりにも真剣に受け止めてくれたので、こちらも思い切り真剣にお返ししてしまいました。

〉〉〉「児童書2000万語読了を新入社員研修にて必須としております」
〉〉これもマズイです。「必須」だなんて。読みたいものを好きなように読むのが多読のいいところです。ノルマを課してはいけません。

〉リアル世界の話であれば、この点は完全に杏樹さんに同意です。

〉イメージとして、SSS多読が今よりもっと広く世間に認知され、多くの学校や企業に、英語教育方法として採用されたら愉快だな〜という夢を込めていました。
〉現実に採用される場合は、必須語数などで義務的に人をしばるような採用のされかたは嫌だ、という点は、まったく同感です。
〉従って、多読を研修に採用した責任者である、寝太郎産業人事部長は、
〉まだまだSSS式多読の真髄を理解していないウツケ者であり、
〉採用したのはいいけど、運用の段階で失敗している、という…ブラックユーモアの話であったと致しましょう。

それなら楽しいんですけどね。

〉〉ノルマを作ると酒井先生に「立ってなさい」って怒られますよ。それに児童書を読みたくない人だっているんですから。

〉人事部長には、廊下に立っててもらいます。部長職も降りてもらうかもしれません。
〉今後の展開が楽しみになってきた… 

地方へ飛ばされ、絵本の行商に…。

〉〉そういう「ハイレベル」な社員しかいない会社は困りますね。
〉〉この社長室の様子は少数の人しか達成できない「英語エリート」の世界のようです。

〉会社勤めで、ああいう部署を目の当たりにして(というより遠くから眺めて)いた時代が長いので、イメージが染み付いちゃってます。
〉あの場面を思いついた時は、完全に映像が先でした。
〉英語エリートの世界に羨ましさ一杯、歪んだ憧れを育ててしまったんだろうと思います。

〉〉akoさん、まだまだ従来の「英語ができる」とはこういうもの、という幻想から離れられないようですね。まだまだ今までしみついた英語に関する悪い習慣をUnlearnする必要がありそうです。

〉そうなんですよ、その通り。以前「トラウマ減らし」といった題で杏樹さんに書いた通りです。
〉正確に言うと、悪い「心の習慣」です。
〉それをアンラーンする為に、さまざまな面からSSSに参加をしてきたにもかかわらず、
〉まだアンラーン科病棟から退院できないことが判明しました。
〉自分としても、たかが1年や2年では、長年にわたって染み付いた悪い心の習慣が洗い流せるとは思えない気がしています。
〉今後、5年10年、多読を続けるしかないでしょう。

〉杏樹さんのツッコミを読んで、なるほど…と感心しています。
〉大ボラの捏造話を書いていても、人間、深層の劣等意識は誤魔化せないものだなぁ〜と。

〉いやぁ〜、杏樹さんは、SSSの人間ドックです。メンタルクリニックかな。

またまた、akoさんてば話を広げる…。
でも根深いトラウマも深層心理も100万語越える頃にはもっと軽くなっているでしょう。

〉-----------------------------------
〉さて。
〉久しぶりに杏樹さん、少し長くなりますが、新春雑談、もう少しいいですか。

〉〉多読はそんな英語エリートだけのものだった英語の世界をもっと楽しく身近にしてくれたはず。

〉この1行をわざと上で外しているんですが、これにはちょっとワケがありまして…

〉実は、SSS式英語と出会ったことで、時事問題(つまり時事英語)に関する認識を改めつつあるんです。
〉「英語エリート」「ハイレベル」という言葉に対する認識についても、同様なんですが、
〉自分が過去に持っていた認識を、もう一度考え直してもいいのではないか、と思い始めています。

〉「ビジネス英字誌を読む人は少数の英語エリート、ハイレベル」という見方は、たしかにあると思います。
〉しかし、本当にそうだろうか、と考えてみることって、不可能でしょうか。

〉さきほどから書いているような根強い英語トラウマがあるakoにとっては、
〉SSS方式により、成人のビジネス英語学習にも成果が出て、この方法論の有効性が、企業社会で高まることも望んでいます。

長いので以下略させていただきました。

私は英字新聞を読むことに対して「英語エリート」と言ったわけではなくて…。

〉「おはようございます、社長、本日の Financial Times でございます」
〉「うむ、ご苦労」
〉「ロンドン市況は荒れているようです」
〉「困ったものだな。BBC ワールドの音量を上げておいてくれたまえ」
〉「はッ!かしこまりました」

〉「そうそう、ako君、先週の The Economist は読んだかね? 実に面白い論評が出ていた。」
〉「例の問題についての新しい見解でしたね。その件については、TIME と Business Week もざっと多読しましたが、
〉 米国系よりも英国系の論評の方が面白かったですね。」

〉「 Harvard Business Review は何と言ってる?」
〉「す、すすす、すみません、まだそれは英語が難しくてですね…」
〉「読んどらんのか。日本語版も出ておるというのに。
〉 そういうのは先に日本語でスキャンしておいて、英語版でキリン読みし、ポイントを英語で押えておくんだ」
〉「は! SSS式ビジネス英語シマウマ読みで御座いますね! 今日から読みますビジネス100万語!」

〉「あと Washington Post を読みたいのだが今日は時間が無い。キミは確か読速250wpm だったな。(←夢ですから、あくまで夢)
〉 まだそれではちょっと遅いが、可及的速やかに多読して、後でブリーフィングしてくれたまえ」
〉「承知いたしました。まだまだ遅読で申し訳ありません。
〉 SSS式で随分はやく読めるようにはなったのですが…」

このように次から次へと誌名を出してテキパキ仕事をしている、という状態が庶民には程遠い、一部の英語エリートの世界の一般的イメージをそのまま流用しているように見えたんです。「英語ができる」というのはやっぱりこういうイメージなのか」というような。しかも「もっと速く読みなさい」という指示があり、よりハイレベルな英語運用をめざしているところが英語エリートの世界そのままに感じました。
「早く読めるようになりなさい」「このレベルに到達しなさい」というのは従来型の英語学習の世界です。多読では読めなかったら「投げなさい」と言います。遅い人に「それでは遅い」「もっと早く読めるようになりなさい」なんて言わないんです。

〉以前、akoがSSS投稿を始めたばかりの時、
〉SSS式の特長は、「レベルを順々に上げていく」という発想ではなく、
〉「読めるレベルの本の範囲が広がることだ」と教えてくださったのは、杏樹さんでした。
〉レベル上げを、右肩上がりの直線グラフ的に考えていた自分にとって、
〉杏樹さんが、SSS多読のレベルのイメージを平面的にとらえていることがわかり、目からウロコでした。

ですから多読では英字新聞を読んでようが、ビジネス英語を駆使してようが、絵本を音読してようが、とにかく本人が楽しく読んでいればみな同じなんです。英字新聞を取り上げて「難しくて…」という人には「無理して読まなくてもいいよ。たくさん読んでから、それでももう一度読みたかったら読んでごらん」と言うのが多読です。「早く読みたまえ」とは言わないんです。

例えば次から次へと英字新聞を取り出す社長に対して「それは難しいのであと100万語読んでから処理します」とお返事したら楽しいかも…?
そして翌朝。
「社長、夕べ徹夜で100万語読んだので読めるようになりました。これが要点です。」
「さすがakoくん、読むのが早いねー。では今日の新聞はこれだけだ。重要記事をピックアップしてくれたまえ」
「徹夜して疲れたので今日はDr Seussだけにしてください」
(音読を始める秘書、ako)
「おいおい、いきなり何を始めるんだ」
「楽しいですよー。一緒に音読しましょう。ちゃん・ちゃか・ちゃん・ちゃか」
「ワシはGRの方が好きなんだ。それに夕べの接待で疲れとるんだ。そんなこととても…。」
「ちゃん・ちゃか・ちゃん・ちゃか、ハイ!」
「ちゃん…ちゃか…」(実は二日酔いで抵抗力が減退しており、あやつられやすくなっている)
その日、社長室にはキレたように音読をする社長と秘書の「ちゃんちゃか」が響いていたのであった。

〉杏樹さんにはそれでもやはり突っ込まれてしまうのだろうか(^^;(それもまた楽しき哉SSS)

なんて書くので調子に乗って思いっっっっっきりお返ししてしまいました。

〉-------のこりちょっと返信---------------

〉〉厳しいことを言ってスミマセン。

〉杏樹さんの投稿主旨は、厳しいとは思いません。
〉SSSの多読精神からいって、極当然のこと…でしょう?
〉冷静な文体はいつものことですし、ネット上の会話を、否定的感情で受け取るような野暮はしません。
〉杏樹さんが語ろうとした主旨そのものを受け取りたいと思っています。

〉それと、杏樹さんが、akoの書いた仮想世界を、あえて架空扱いせず真正面から論評して下さったということは、
〉この仮想世界を、杏樹さんがそれだけリアルなものとして受け取った、つまり尊重してくれた、ということになります。
〉(自分に都合よく受け取るの得意)

〉これは感謝すべきことです。
〉モノ書きでもない私の書いたものが、作品扱いされたようで、実に嬉しい限りです。
〉ありがとうございました。
〉くだんの人事部長には、酒井先生の講演会に参加させ、わが社の多読採用方針の修正案の相談をさせるよう手配します。

前向きな受け止め方をしてくださってありがとうございます。人事部長に修正案を出す手配までしてくださったのは、私の意見を受け入れてくださったものと考えます。

〉〉お口直しに私の初夢。

〉拝見しましたよ〜 納得の内容でした〜 
〉英語を読めることや、ミュージカルを原語で味わえる、多読旅行などの部分は、
〉夢なんかじゃなく、近々かなう現実でしょう〜
〉だって杏樹さん、以前は「指輪」なんて読めないと思ってた、と言ってらしたのに、もうすでに実現してるんですから!

いや〜、それがなかなか。まだ「空想して楽しい」レベルです。

〉〉○○語も××語も△△語も多読で読めるようになっちゃった!

〉これは素敵! 確かに夢!! 韓国語〜〜 フランス語〜〜 ドイツ語〜〜 ロシア語〜〜 
〉うーん、うーん…欲望無限…、やはり煩悩108は真実… 
〉ご〜〜ん、あ、もう年末になってしまった。

(爆笑)

〉おかげで正月ボケのアタマが、仕事モードに覚醒しました〜〜
〉今年もどうぞ(ツッコミのほうもご遠慮なく、ちょっと怖いけど(^^;よろしくお願いします〜〜〜

怖い、って言われてしまった…。どうでしたか?このツッコミのそのまたお返しは…。

それではこれからもHappy Reading!


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