Re: 来た〜、新春初ツッコミ!

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS雑談の掲示板 -- 最新メッセージID: 3556 // 時刻: 2024/5/3(21:05)]

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70. Re: 来た〜、新春初ツッコミ!

お名前: ako
投稿日: 2005/1/14(00:08)

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遅くなりました。杏樹さん、あけましておめでとうございます。(一度は書いたような…)
ツッコまれやすいタイプ(汗)らしいakoです。

〉壮大な初夢をご覧になったようで…。

はい、夢は壮大な方がいい、と日頃から考えてます。
実際に叶うのは一部だと思うので(このへんはリアリスト)、
あらかじめ壮大にしておこうという作戦です。
初めから小さい夢だと、その小さいサイズの、さらに一部ってことになってしまいそうだし〜(小理屈〜)

〉でもいろいろツッコミさせていただきます。akoさんならわかってくれると思います。

ふっふっふ、来ましたね。さすが杏樹さんの「初」ツッコミ。
返答に5日も(笑)かかってしまいました。
ご期待通りの、わかり方ができているかどうか、
何しろ「偽チクワ詐欺事件」(大笑い)の件もありますから、そこはちょっとわかりませんが…。

とにかく新春にふさわしい鋭いツッコミいただき、ありがとうございました。
フツーの人なら「どうせ冗談」として通過する部分も、決して見逃さない見事な突っ込みです。
見抜いておられます。
無意識akoに巣食う英語有段者への憧れ=実は劣等意識が、深〜く、根深〜く根を張ってしまっていることを。

以下、鋭いツッコミが、如何に鋭いか、検証してまいりたいと思います。
この検証により、ako自身、よりSSS理解が深まり、多読に邁進できそうな気もします。いい加減、邁進したい…
検証が「ハズレ」でしたら、またご指摘下さい。

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〉〉「寝太郎産業社員は全員、発行済みGRはすべて読了しております、社長!」
〉これはよくありませんよ〜〜。GRを全部読む人がどこにいるでしょう?

SSS多読の考え方として、これはよくない、という杏樹さんの意見は充〜〜〜〜分に理解しています。
ただ、GRを全部読む人が一人もいないと考える事は不可能ですね。
掲示板上に登場しない読者も含め、日本全国(全世界?)すべてのGR読者の調査は不可能です。
(勿論、わかってて言ってる事とわかってます(笑)
もしかしたら日本のどこかにいるかもしれません。あぁ〜日本のどこかに〜♪

〉合わない、面白くないものだってあるはず。そんなノルマを課す会社は困りますね。読みたいものを読むのがSSS多読。GRは文章が人工的でなじめないという人もいますし、絵本や児童書のほうがいいという人もいます。前から言ってるじゃありませんか。GRなんか読まなくてもいいよ〜って。

「ま、そこはフィクションですから適当に…」という安易な言い方では、杏樹さんにはご満足頂けないと思いますので、
もう少々お付合い下さいますか?

SSS多読では、GRが性に合っていて、GRで着実にレベルを上げていくという道筋の人もたくさんおられますね。
私自身も、GRの推薦セットからのスタートで、当時は絵本の存在も知りませんでしたし、GRだけで100万語読むものなんだろう、と漠然と思っていました。
もちろん、その後の自分の経過が予想外の展開になっている事は、自分でも驚いています。

しかし、自分の初期のイメージがそうであったからこそ、
そのように堅実な読み方でSSS多読を継続する人には、私は常に敬意を払いたい気持ちを持っています。
捏造物語に快くご出演いただいた寝太郎さんへの敬意も込めています。

で、こう言ったからといって、杏樹さんに、そういう敬意の気持ちが無いとは思っていませんし、
杏樹さんは、杏樹さんが信じる道で英語を読まれてきた事をakoは知っています。
その経過の価値についても、理解しているつもり。(たぶん(^^;)
ただ、違うタイプの読み方をする人が共存するという多様性こそが、akoにとってSSSの魅力でもあるので、
GRの後に「なんか」とつけるのは少々抵抗があります。
GRにはGRの存在意義があるという考えも持っています。

というわけで、この件については、ユーモアとして寛大なご理解をお願いします。
軽口のおつもりのツッコミをまともに受け取っちゃってゴメンナサイ。

〉〉「児童書2000万語読了を新入社員研修にて必須としております」
〉これもマズイです。「必須」だなんて。読みたいものを好きなように読むのが多読のいいところです。ノルマを課してはいけません。

リアル世界の話であれば、この点は完全に杏樹さんに同意です。

イメージとして、SSS多読が今よりもっと広く世間に認知され、多くの学校や企業に、英語教育方法として採用されたら愉快だな〜という夢を込めていました。
現実に採用される場合は、必須語数などで義務的に人をしばるような採用のされかたは嫌だ、という点は、まったく同感です。
従って、多読を研修に採用した責任者である、寝太郎産業人事部長は、
まだまだSSS式多読の真髄を理解していないウツケ者であり、
採用したのはいいけど、運用の段階で失敗している、という…ブラックユーモアの話であったと致しましょう。

〉ノルマを作ると酒井先生に「立ってなさい」って怒られますよ。それに児童書を読みたくない人だっているんですから。

人事部長には、廊下に立っててもらいます。部長職も降りてもらうかもしれません。
今後の展開が楽しみになってきた… 

〉そういう「ハイレベル」な社員しかいない会社は困りますね。
〉この社長室の様子は少数の人しか達成できない「英語エリート」の世界のようです。

会社勤めで、ああいう部署を目の当たりにして(というより遠くから眺めて)いた時代が長いので、イメージが染み付いちゃってます。
あの場面を思いついた時は、完全に映像が先でした。
英語エリートの世界に羨ましさ一杯、歪んだ憧れを育ててしまったんだろうと思います。

〉akoさん、まだまだ従来の「英語ができる」とはこういうもの、という幻想から離れられないようですね。まだまだ今までしみついた英語に関する悪い習慣をUnlearnする必要がありそうです。

そうなんですよ、その通り。以前「トラウマ減らし」といった題で杏樹さんに書いた通りです。
正確に言うと、悪い「心の習慣」です。
それをアンラーンする為に、さまざまな面からSSSに参加をしてきたにもかかわらず、
まだアンラーン科病棟から退院できないことが判明しました。
自分としても、たかが1年や2年では、長年にわたって染み付いた悪い心の習慣が洗い流せるとは思えない気がしています。
今後、5年10年、多読を続けるしかないでしょう。

杏樹さんのツッコミを読んで、なるほど…と感心しています。
大ボラの捏造話を書いていても、人間、深層の劣等意識は誤魔化せないものだなぁ〜と。

いやぁ〜、杏樹さんは、SSSの人間ドックです。メンタルクリニックかな。

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さて。
久しぶりに杏樹さん、少し長くなりますが、新春雑談、もう少しいいですか。

〉多読はそんな英語エリートだけのものだった英語の世界をもっと楽しく身近にしてくれたはず。

この1行をわざと上で外しているんですが、これにはちょっとワケがありまして…

実は、SSS式英語と出会ったことで、時事問題(つまり時事英語)に関する認識を改めつつあるんです。
「英語エリート」「ハイレベル」という言葉に対する認識についても、同様なんですが、
自分が過去に持っていた認識を、もう一度考え直してもいいのではないか、と思い始めています。

「ビジネス英字誌を読む人は少数の英語エリート、ハイレベル」という見方は、たしかにあると思います。
しかし、本当にそうだろうか、と考えてみることって、不可能でしょうか。

さきほどから書いているような根強い英語トラウマがあるakoにとっては、
SSS方式により、成人のビジネス英語学習にも成果が出て、この方法論の有効性が、企業社会で高まることも望んでいます。

SSS式に楽しい児童書を読み、その同じ人が同時に、時事英語やビジネス英語を読むのも素晴らしいですよね。勿論、英語で時事問題も読んでみたい、知りたい、という関心がある人対象の話です。

ある人が「恋愛モノが好き、ミステリーは読まない」と言った場合、
それは本人のジャンルの好みの問題だと見なされ、どっちがエリートとかハイレベルってないですよね。
それと同様に、SFは読まないけど時事モノが好き、と言ったとしても、
時事英語をエリート扱いせず、恋愛やミステリー同様に、ただの一つのジャンル、と位置づけできないでしょうか。

考え始めて日が浅いことなので、うまくまとめられず、投稿が、クドクド長くて申し訳ないのですが、
時事問題というジャンルはエリートの世界、と考える事自体をやめられないものかな、ということなんです。

SSSのように、レベルや語数で人の交流に仕切りを作らないという素敵な考え方を、もっと広げて考えるなら、
時事英語というジャンルにも、あれは「ハイレベル」、あれは「エリート」という仕切りをしないで考えてみたい、
…ということなんです。
たとえそれが、ハーバードビジネスレビューであってもです。

例を考えてみました。
新聞を読まない人に質問するとしたら、ちょっとまずい例かもしれませんが。
一応、新聞をいろいろ読む人に質問する場合を想定して、次の2つを比べてみて下さい。

「日経新聞を読む人は、少数のビジネスエリートだ。日経新聞はそういう人が読む新聞だ」
「日経新聞を読んでいるからといって、ビジネスエリートとは限らない。日経も大衆紙だ」

この2つのどちらに、より近い気持ちを持つか、ということで、広く世論の統計をとると考えてみて下さい。
私は、自分が大学生の時は、日経はエリートの読む新聞だと思っていたので、上の意見でした。
しかし、社会人経験もある程度(?)になってきた現在は、変わりつつあります。
(国家公務員でも大企業社員でもなく、「○○士」でも「○○師」でもなく、
 セケン一般でエリートと言われる職業ではない、無名庶民akoの印象です。)

こういった評価や印象は、個人差もあり、比較ができにくくなってきた、というのが、正直なところですが、
そういう事を考え始めた頃に私はSSSと出会い、英語全般に関しても同様の変化を感じるようになりました。

「英語ができる日本人は、日本人のエリートだ」
「英語くらい、エリートでない日本人でもできる人は多い」

この2つはどうでしょう。まずは漠然と「英語」として考えてみて下さい。
その後「時事英語」に置き換えてみて下さい。時事英語だと、印象が変わるかもしれませんね。

現在、自分の英語力から考えれば、タイムを読むなんて憧れです。
自分の中に、英語有段者の人々への憧れ(つまり劣等意識)があることは認識していますので、
タイムを日常的に読んでいる日本人英語有段者の人を、ついエリート扱いする気持ちになることもあります。
でも、一方で本当にそうなんだろうか、と自問もするんです。

そういう英字紙を読むからといって、すぐにエリートと見なす必要が本当にあるんだろうか、と。
私は、SSSで英語を楽しんでいる人たちの様子から、そう感じるようになりました。

それほど長くない期間で(学校英語10年との比較で、SSS設立以来の3年半を「長くない期間」としました)
「英語ができない」と言う多くの人が、ペーパーバックを楽しんで読んでおられる。
それも一人や二人じゃなく大勢です。

私にしたら、日経より、小説PBのほうが、よほどエリートな感じです。
でも、SSSでPBを読んでいる人が、エリート扱いを望んでおられるとは感じられません。
私の知人に「時事英語のほうが、PBより簡単。使う言葉が決まってるから」という人もいます。
私から見たら、すげーーーーーーーーー、…なんですけど、
その人自身は、ご自分を「英語エリートではない」と言っています。

「時事英語できる人=少数英語エリート」という発想は、もしかしたら、少し違うのではないか、という話なんです。
捏造話の夢は、ビジネス英字紙もSSS的に楽しむ英語の中に入れてしまいたい!という願いのつもりです。

「○○語読了必須」という枝葉の部分には、いささか問題があったかもしれませんが、
この捏造物語の発想自体は、杏樹さんが書かれたこの部分(↓)と、なんら、相反する事ではないんです。

〉多読はそんな英語エリートだけのものだった英語の世界をもっと楽しく身近にしてくれたはず。

相反どころか、さらに「楽しく英語多読!」の範囲を広げちゃいたい、という話なんです。
時事英語では無理ですか?

以前、akoがSSS投稿を始めたばかりの時、
SSS式の特長は、「レベルを順々に上げていく」という発想ではなく、
「読めるレベルの本の範囲が広がることだ」と教えてくださったのは、杏樹さんでした。
レベル上げを、右肩上がりの直線グラフ的に考えていた自分にとって、
杏樹さんが、SSS多読のレベルのイメージを平面的にとらえていることがわかり、目からウロコでした。

私は、今、ジャンルについても、面でとらえたい、と思っています。
(もちろん読者本人の関心が、和書でも同じく好んでいるジャンルであることが前提)

どうでしょうか。

だめ…? だめ…?

杏樹さんにはそれでもやはり突っ込まれてしまうのだろうか(^^;(それもまた楽しき哉SSS)

-------のこりちょっと返信---------------

〉厳しいことを言ってスミマセン。

杏樹さんの投稿主旨は、厳しいとは思いません。
SSSの多読精神からいって、極当然のこと…でしょう?
冷静な文体はいつものことですし、ネット上の会話を、否定的感情で受け取るような野暮はしません。
杏樹さんが語ろうとした主旨そのものを受け取りたいと思っています。

それと、杏樹さんが、akoの書いた仮想世界を、あえて架空扱いせず真正面から論評して下さったということは、
この仮想世界を、杏樹さんがそれだけリアルなものとして受け取った、つまり尊重してくれた、ということになります。
(自分に都合よく受け取るの得意)

これは感謝すべきことです。
モノ書きでもない私の書いたものが、作品扱いされたようで、実に嬉しい限りです。
ありがとうございました。
くだんの人事部長には、酒井先生の講演会に参加させ、わが社の多読採用方針の修正案の相談をさせるよう手配します。

〉お口直しに私の初夢。

拝見しましたよ〜 納得の内容でした〜 
英語を読めることや、ミュージカルを原語で味わえる、多読旅行などの部分は、
夢なんかじゃなく、近々かなう現実でしょう〜
だって杏樹さん、以前は「指輪」なんて読めないと思ってた、と言ってらしたのに、もうすでに実現してるんですから!

〉○○語も××語も△△語も多読で読めるようになっちゃった!

これは素敵! 確かに夢!! 韓国語〜〜 フランス語〜〜 ドイツ語〜〜 ロシア語〜〜 
うーん、うーん…欲望無限…、やはり煩悩108は真実… 
ご〜〜ん、あ、もう年末になってしまった。

おかげで正月ボケのアタマが、仕事モードに覚醒しました〜〜
今年もどうぞ(ツッコミのほうもご遠慮なく、ちょっと怖いけど(^^;よろしくお願いします〜〜〜


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