Re: 最後に…(ちょい追加有り)

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS雑談の掲示板 -- 最新メッセージID: 3556 // 時刻: 2024/5/17(04:14)]

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3288. Re: 最後に…(ちょい追加有り)

お名前: ドラちゃん http://dorataoku.blog37.fc2.com/
投稿日: 2009/4/6(22:00)

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 Kenyさん、こんにちは。ドラです。

# ホントに最後かどうかは分からないですが…(笑)

〉ですので…経過報告は「目が覚めたらPBが読めるように成っていました」です(爆)

 スゴい、革命的な変化ですね。こういう事があるから、多読を人に勧めるのは
止められない…

〉ドラちゃんありがとね。
〉まだ何かあるのかな?

 私はあると思います。

 というのは、この多読法は、Kenyさんのケースの様に急激な変化・進歩をもたらす
場合も往々にしてありますが、この劇薬の効果はじわじわと継続していった結果
もたらされる成分もたくさんあるからです。

# しかし、ここまで急な変化とは…
# 私も思いもしませんでした。

 たとえば、私の場合、非常に最近こんな事がありました。

 私は読み速がどうにも遅い方で、通常は116wpm (= Words Per Minute)くらい
です。でも、本人はそんな事はあまり気にしないでやってきました。
 ところが、最近TOEICを受けるために公式問題集を使って模擬試験を2回自宅でした
ところ、Readint testの方で時間が足りず、100問中10問くらいは手つかずになって
しまうという事が分かりました。試験自体は3月に受験したのですが、そういう事を
配慮していたにも関わらず、本番でも同じような状況となりました。

# ちなみに、TOEIC専用の準備はこの
# 模擬試験以外には特に何もせず、
# 普段の多読と多聴だけで臨みました。

 そこで、再受験をする事を考えて、この機会に読み速を上げる工夫をしようと
思いました。そこで、多読初期の頃に読んだYLの低いGRや児童書を軒並み出して
きて再読を始めたんです。

# もう2年前のGRなど、すっかり忘れてますから(爆)

 ちょっと前にKenyさんあての記事でもちょっと触れましたが、より具体的に言うと、
パンダ読み(YLの低い本や高い本を取り混ぜて読む事)の一つの効果として、読み速を
上げるのに役立つ、という報告が以前からあります。

# もっとも、私が再読したいYLが低い児童書は
# Marvin RedpostやCobble Street Cousinsなどで、
# これらの本は私にとっては宝物の様なモノなので、
# この目的では再読する気はないんですけれどね(微笑)

 それで、ちょっとやっていたら平均して140wpmくらい、早い時は165wpmくらいまで
上がっているのが確認出来たのです。しかし、その後、私のちょっとした気の迷いから、
事件は起こりました。

 一週間ほど前なんですが、ちょっと思い立って、多読開始以前に買った、映画の
シナリオとセリフが対訳になっている本を出して来て、読み始めました。私は、多読
を開始して以来、基本的にこういう日本語と英語が併記されている様な本を読んだのは
初めての事でした。

# より正確に言うと、自分が仕事でやっていた
# ドキュメントの翻訳などはありましたけれど、
# そういう仕事もここ10ヶ月くらいしていませんでした。

 その時に、読み進めている内に、段々とイヤ〜な感じがしてきました。なんか頭の
中が何かに侵されていく感じです。それからちょっと休憩して、またYLの低いGRを一冊
取り出してきて、時間を計りつつ読んでみました。そうしたら、非常に読みにくい感じ
がして、何とか読み終わってみると、なんと!107wpmしかなかったのです。その後も、
これはまだあまり回復している感じはしません。

 これは、やっと育ってきた英語脳が、日本語訳や語彙の意味などを読む事で、元々ある
日本語脳に干渉されて、その働きが(英語脳がまだ弱すぎるために)阻害されてしまった
ものだと私は考えています。

 この事件自体はちょっとショックではありましたが、でも、私はあまり悲観的に
捉えてはいません。
 というのは、以前には、似た様な事を報告していたタドキストが何人も居たのを
思い出したからです。

 つまり、

  『こういう事が実際に肌で感じられるくらい、この二年間で私の
   英語脳は発達してきたんだな』

私にとって、この事件で得られた重要なポイントはココでした。

# 読んでいる最中に『何ともイヤ〜な感じ』が
# したというのがミソです(笑)

 もちろん、この感覚が真実のモノであり、誰にもそういう時が訪れるかどうか?
という事に関しては、(Kenyさんもおわかりになると思いますが)何とも言えません。

 ※注意※ (追加箇所です)
 良い子のみなさんは、危険ですので決してこういう真似をしないよーにして
くださいね(笑)
 『ダメよ、ダメよ、と言われると、ますます…』などと、ちょっとした気の
迷いから同じ様なことをすると、非常にやっかいな事になります。
 ちなみに私は…大丈夫です。こういう時はどうやって修復すればよいか分かって
いますから。
 ただ、それには時間と根気がいります。方法は分かっていても、やるのは結構
大変だったりしますので…

 
       §  §  §      §  §  §

 最後に…私は杏樹さんが再三勧められている様に、現在の心境や、ご自身に起こった
色々な変化を、今の気持ちが色褪せない内に文章にまとめられて『めざせ100万語!』
の掲示板に投稿される事をお勧めします。

# もちろん、これは『可能なら』という事です。
# もし、そうなさらなかったとしても、私のKenyさん
# ご自身への見方が変わったりする事はありません。

 Kenyさんは数日前に書かれましたね?

  『意外だったんですが多読は実感の世界なんですね。』と。

 これはとりもなおさず、『多読が非常に主観的な世界である』という事を如実に
示していると、私は読みました。

 人間は、その時々の本人が置かれた状況に応じて、同じ事を指していても、全く
違う見方・考え方・意見を持ったりするものですよね。
 ちなみに、私個人の意見を言えば、もちろん、人間というものはそれでよいのだ
と思っています。

# ただ、そうして変わっていく中でも、決して
# 変わってしまってはいけないモノもある、
# という事で、先日辛辣な記事を書いた訳
# なんですが。

 そうして、人間は色々な事を忘れていき、色々な物事に対して、その時々で色々な
言い方をしたりするものだと思います。

 つまり、今の実感・今の急激な変化は、気持ち・気力が充満している今でないと
記述しきれないものがあるのが自然だと思うからなんです。

# もちろん、この点においても、考え方は
# 人それぞれであり、どうせ書くならば、
# しばらくおいて、頃合いよく放熱(笑)した
# 頃に書きたいと思う方もいるでしょう。

 しかし、どういう形で書いた物であれ、そういう生の気持ちを書きしたためた物が、
数ヶ月後・数年後のある日、Kenyさんご自身にとっても、役に立つ日が『必ず』来ます。

 
 
 また、そうした人間本来の特質の他に、この掲示板は『雑談の掲示板』で、他の
SSSの掲示板は見てはいても、こちらには全く顔を出さないタドキストも沢山いると
いう事もあります。

 そういう点では、もし満足のいく原稿が出来た暁には(これは以前にも書こうと思って、
でも消してしまったのですが)現在はSSSとは関係なく多読法研究と普及活動をなさって
いる、酒井せんせーのサイト([url:http://tadoku.org])にも、タドキスト達が集う
掲示板[url:http://bbs.tadoku.org/kb7.cgi?b=yayakoshiki&c=v&num=100]があります
ので、同様の投稿をしてみる、という事にも価値はあると思います。

 そちらのサイトにしか居ないタドキストも非常に沢山いますので。

 もし書くのであれば、Kenyさんの現在の心境(これが一番大事!)と、多読開始以前の
多読歴、最初に疑問を呈した3月20日の記事[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss&c=e&id=24561]
辺りからの心境や脳内の変化などを書き添えて投稿されたら、せんせーも、せんせーの
周りの方々も非常に喜ぶと思いますし、こちらでは得られない様な意見も出て来るかも
知れません。

# あちらのサイトには、特にそういう事が好きな
# タドキストも多い、という事もあります。

 もっとも、私は最近はあちらには行っていないので(ほんのたまに覗く程度)、どう
いう反響があるかは一概には言えないのですけれど。

# まぁ、こういうものもありますよ!という
# ご紹介だと思っていただければ。

       §  §  §      §  §  §

 私の今の感想を率直に言えば、このKenyさんの急激な変化をもたらしたものの、一つの
隠れた大きな要素として、『Happy Reading♪の呪い』(爆)じゃなくて…
『Happy Reading♪の魔法』の力を大きく感じています。

# ちなみに、『Happy Reading♪の呪い』の典型例は
# 『積ん読本』『多読貧乏』などの現象に顕れている
# と率直に思います♪取り憑かれた人間の一人として(笑)

 現在のKenyさんの記事の行間からは、『Happy Reading♪』のオーラが満ち溢れている
かの様に見えます。

 Happy Reading♪ 万歳!!!!!!


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