たかぽんへ(つづき)

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3245. たかぽんへ(つづき)

お名前: 杏樹
投稿日: 2009/3/30(22:58)

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新規投稿ですが、「めざせ100万語」の広場から移ってきたものです。

たかぽんぽん、やっぱりここはちゃんと話し合っておきたいです。
(これはたかぽんとの話し合いつまり雑談で、多読の方法論を真剣に論じているものではありません。他の人はテキトーに読み流してください)。

〉何と言いますか、「〜しなければ」とか「〜してはいけない」とか
〉心に強制・禁止を持っていらっしゃるような人を見ると、
〉そんなこと思う必要ないんじゃないですかー、
〉好きなことやったらいいんじゃないですかー、
〉と励ましたくなるんですね。

〉私の理解ですが、多読って要するに、変な義務感とか禁止感(?)を取り去って、
〉自分本来の自由さを取り戻す方法だと思うんですよね。

〉辞書を引かなきゃと思って、面白くもないのに辞書を引いてる人が多いので、
〉「引かなきゃ」ってことはないですよ、と言ってるだけで。
〉辞書引くのが面白いなら、辞書引きゃいいじゃん、と思ってしまいます。

ですから、それを言うのは、多読の方法を体得してからです。
辞書なんかなくても英語の本は読める、わからないところを飛ばしても読める、そういうのを実感できるようになってから辞書を引くという判断をするならいいです。

〉ジャパンタイムズの伊藤サムさんなんかも、やさしい本をたくさん読みましょうと言っておられて、
〉私の多読始めも、伊藤サムさんのご本を読んで、でした。
〉同じようなことを考えてきた人は、たくさんいらっしゃるんじゃないでしょうかね。

たくさん読めばいいというのは外国語学習ではいくらでも言われてきたことです。酒井先生が今までの英語学習と違うのは、「多読三原則」と、レベル0を設定して、辞書なしで思い切りやさしい本をたくさん読む、ということを考えたこと、100万語という目標設定をしたことです。多読三原則を守らない多読なら、それは別の多読法です。別の多読法をしたいならそれこそ「好きなように」すればいいです。でもここはSSSの掲示板ですので、SSSの多読法を習得するにはどうすればいいかを問題にしてるんです。

私はもともと辞書は好きなほうです。多読前に英語の本や中国語の本を辞書を引きながら読みました。100万語前に「どうして辞書を使ってはいけないんですか」と騒いだこともあります。
でも結局「辞書なんかなくても英語の本は読める」とか「1ページや2ページ飛ばしたって大丈夫」という境地に達することで、どんどん読めるようになるんです。辞書を引いていたらわからないところが気になるし、気になったら飛ばせなくなります。特に辞書の好きな人、勉強をしてきた人は辞書を離すことがなかなかできません。それは「好きにしたらいい」レベルの問題ではなく、多読的な読み方を体得するために一度は今までの習慣を手放すぐらいの発想転換が必要なんです。
それに、多読をしたら本の中で何度も出会って言葉のニュアンスがわかってくる、という経験をするはずです。辞書を引かなくても言葉の意味がわかるようになる、むしろ辞書を引いて即解決するより、何度も出会って少しずつ意味を塚でいった言葉の方が深く意味を感じることができる、というのを知ることも必要です。

でも私は多読初心者に強硬に「辞書を引くな」とは言いませんよ。Kenyさんへの最初の返事でも、辞書を引くのは絶対ダメなど断言してはいません。
私が問題にしているのは、100万語前の人にあっさり「引きたければ引けばいい」というアドバイスを与えてしまうことです。

たかぽんだって最初は和訳したり単語の意味が浮かんだりしてたんじゃないですか?それが消えるのには何百万語か読まなくてはいけなかったんじゃないんですか?勉強してきた人ほどそれまでの習慣や発想を見直す必要があるんです。辞書を引くのを我慢して、多読三原則を守ってやさしい本をたくさん読んでいたら、そのうち「すらすら」「快適」に読むとはこういうことか、というのがわかってきます。それがわからないうちに辞書を引くのを「好きなようにすればいいこと」だと言ってしまうのは問題だと思います。


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