酒井先生、シャドーイングで文字を見るのはダメですか?(長文です)

[掲示板: 〈過去ログ〉音のこと何でも -- 最新メッセージID: 3373 // 時刻: 2024/4/29(03:46)]

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[質問] 332. 酒井先生、シャドーイングで文字を見るのはダメですか?(長文です)

お名前: ポロン
投稿日: 2003/3/16(17:03)

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酒井先生、みなさん、こんにちは!ポロンです。

今まで、シャドーイングについては、素材選びややり方に関して
心理的にもがき苦しみました。(笑)
今日はうらみつらみ(?)も含めて、シャドーイングの障壁をなくすために
こんな方法はだめかなぁ?と思うことを書かせてください。

まず、一般論として
 ★ 文字を見ながらのシャドーイングはいけないのか?
 ★ 音読から入ってはいけないか?

英語の音を聞いてまねるって、口を鍛えないまま来た私たちにとっては
とても難しいことです。
幼児が言葉を覚えていく過程と同じように、シャドーイングで聞こえたままに
音をまねる、というのは実にそのとおりだと思うのですが、この難しさに
めげてしまってシャドーイングしないくらいなら、テキストを見ながら
シャドーイングしたり、口を鍛えるために、音読から入ってもいいんじゃ
ないでしょうか?
それとも、やっぱり音のunlearnのためには、文字は見ちゃダメなのかなぁ?
最初に音だけを何度も聞いておけば、あとから文字を見てもある程度の
unlearnになると思うのですけれど、どうでしょう?

次に、個人的な悩みを書きます。長くなりますけど、まぁ聞いてやってください。

(以下でシャドーイングというのは、口ぱくシャドーイングや小声シャドーイングを
 のぞく、はっきりと発声するシャドーイングのみを指しています。)

私みたいな主婦は、英語を話す機会もあまりないし、そもそも
英語の音を磨く、ということに対して強い動機がないもので、
音をよくする努力をするのは「苦行」に感じていました。
酒井先生の今までのお話からすると、母音や子音がどうだとか、
意味のわかる素材だとカタカナに変換してしまうから、意味がわかってきたら
次の素材に変えた方がいいとか、かなり「音」に対して厳しいことを
おっしゃっていたので、それだけでびびってしまいました。

意味もわからないものを音だけまねて繰り返すなんて、そんなぁ幼児じゃあるまいし、
いい大人はそんなことできないよ〜〜、とSSS式シャドーイングには
消極的だったのです。(素直じゃないんです。すみませーーん。m(__)m)

そんな私がシャドーイングをしようと思う目的は、主にリスニング力を
つけたいからです。
(もちろん、発音をよくしたい気持ちもあるし、いずれ使う機会がくれば、
 相手のためにも聞き取りやすい発音でしゃべりたい、とは思っています。)

そこで、酒井先生が「抑揚やリズム、なめらかさを中心にシャドーイング」と
おっしゃっているところに反応しました。やっとこの話がでてきた〜と
うれしくなったのです。(^^)

〉ただしまだ「日本語なまり」は強いです。でも母語のなまりを
〉残してどんどん立派な英語を話している人はたくさんいるので、
〉(最近よくニュースに登場する各国の国連代表はみんなそう)
〉それ以上英語に近づくかどうかは、お二人の「主義次第」でしょう。
〉イギリス人やアメリカ人のまねはできればしたくないということなら、
〉一つ一つの音を磨くのはもうやめにして、抑揚やリズム、なめらかさを
〉中心にシャドーイングしていくといいと思います。

#330の酒井先生のコメントを引用させていただきました。

私も、まさにその抑揚やイントネーション、音の連結などを、シャドーイングで
体にたたきこめば、リスニングが飛躍的によくなるんじゃないか、と思ってます。
実際、1年半位前にテキスト見ながらの音読シャドーイングを3ヶ月くらい
続けたあと、10年ぶりにCNNを聞いてみたら、以前よりもすごーーーく
よく聞こえて(聞き取れたとは言わない。笑)自分でもびっくり!!だったのです。
私にとっては、かなり劇的な変化でした。

そんな自己流シャドーイング歴が邪魔してか、文字を全く見なくてもついて
いけるゆっくりの素材は、英語本来のリズムがないためか、やっていて
おもしろくありません。

Frog and Toadも、朗読テープとしてたまに聞くにはいいのですが、シャドーイング
してるとかったるく感じます。
(朗読テープが性に合わないせいもあります。)
音を磨くにはゆっくりの素材で、発音を意識しながらやることが必要だとわかっては
いるのですが、あまりおもしろくはありません。

早い素材なら、抑揚やリムズをたたきこみにはいいだろうと、NHKラジオ講座の
「ビジネス英会話」のCD(分速170語くらい)を使ってシャドーイングを始めました。

やり方は、
 1、まず、会話の部分だけを何度も繰り返し聞く。
   もうこれ以上は聞き取れない、というところまで、細かい音に注意して聞く。
 2、テキストを見て、音と文字をつなげる。
 3、テキストを見ながら、テープの音について、音やイントネーションを
   まねしながらシャドーイング(音読)する。ついていけるようになるまで、
   20〜30回ぐらい繰り返す。
   ついていけないところは、部分的に練習する。
 4、テキストを見ながらついていけるようになったら、テキストなしで
   シャドーイングする。
 (3〜4の合計で50回くらい。)

自分ではこの方法が性に合うので(やっていて楽しいです)、このやり方で
進もうかと思っていたのですが、多読座談会でのシャドーイングに関する
お話を拝見しているうちに、やはりこのやり方はまずいのか?
という疑問が大きく湧き上がってきてしまいました。

つまり、文字を見ずにシャドーイングして、もっと「音を磨く」ことに重点を
おいた方がいいのか?
この素材の場合、私がシャドーイングするにはかなりスピードが速いのと、
英文が長いので、ついていこうとするあまり音がくずれてしまっているんじゃ
ないか?という疑問です。

悩んでいるうちに、シャドーイング自体がぴたっとストップしてしまいました。(涙)

ゆっくりの素材はおもしろくない、ノーマルスピードの素材は文字なしでは
ついていけない、じゃぁ、その中間ぐらいの素材ならどうか?
と思って試してみた素材、昔のNHKラジオ英会話の1分トークを集めた
”What’s New?”というのなら、楽しくやっていけそう、という感触を持ちました。

英語もやさしく、スピードも150語くらいと少しゆっくりめなので
ついていける部分もけっこうあります。
それに、内容が大人向けでおもしろい、という点がいちばん大きいです♪
やはり、毎日何度も繰り返すものは、大人の知的好奇心を満たしてくれる
ものでないと!!(な〜んて。(^^ゞ)

そこで、今迷っているのが一切文字を見てはいけないのか?という点です。
何度も繰り返せば、ついていける部分も増えてはくるのですが、多読と違って
シャドーイングの場合は、私はいい加減ができません。
「あわわ」を「あわわ」のままにしていると、シャドーイングした気がしない、
達成感もない。
100%とは言いませんが、できれば95%くらいはついていきたい。
そうしないと、リズムもおちてくる感じがしないのです。

 ★ そのために、文字の助けを借りるのはいけないでしょうか?
   「あわわ」になってしまう部分は、テキストを見ながら部分練習したいのですが、
   文字を見ることは厳禁でしょうか?
   もちろん、最後の仕上げは文字なしで純正シャドーイングするつもりです。

もし、「文字は一切見ないでやった方がいい」ということでしたら、文字なしで
やってみようという気持ちはあります。この素材なら、文字なしでもかなり
できそうなので。でも、できれば完璧に近いところを目指したいので、テキストを
見ながらシャドーイングしてもいいのであれば、よりやりやすいです。

私のやり方が「お勉強」みたい、と思われるかもしれませんが、私にはこの方法が
いちばんやりやすいのです。1分程度で情報がぎっしりつまったもの
(つまり朗読テープでないもの)を、何十回と繰り返しシャドーイングして、
できる部分が増えてくるというやり方なら、毎日つづけられそうです。

はぁ〜〜、洗いざらい書いてしまいました。(≧∇≦)
実は、このことはず〜っと伺いたかったことなのです。
でも、酒井先生はきっとダメだっておっしゃるだろうと思ったら、
とても怖くて言い出せなかった。(笑)
でも、交流の広場でのぷぷさんの書き込みを拝見して、私も思うところを
書いてみよう、という気持ちになりました。(^^)

こんなわがままな生徒もいるということで、なまいきを書きましたが
どうぞお許しくださいませ。m(__)m

長々と書いてしまい、申し訳ありません。
酒井先生のお時間のあるときでけっこうです。アドバイスをいただけ
ませんでしょうか?
よろしくお願いいたします。
(このままでは多読にも身が入らない今日この頃です。^^;)


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