Re: 300万語通過。お試し期間が終わったという感じ。

[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/4/26(07:07)]

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1482. Re: 300万語通過。お試し期間が終わったという感じ。

お名前: 古川@SSS http://www.seg.co.jp/
投稿日: 2004/4/8(00:06)

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"栄泉"さんは こんばんは 

古川です。 いつも、いろいろな情報提供ありがとうございます。

〉2.多読の効果的な進め方について

〉もっとも、多読が普及しだしたのはここ2年くらいで、残念ながら、社会的
〉にはまだ知る人ぞ知る、マイナーな存在でしかないのも事実でしょう。従っ
〉てどう進めて行けばよいものか、私たちタドキストが模索して行かなくては
〉ならないのです。

〉私の場合、170万語くらいで、感じ始めたことがあって、読みたい本を無
〉限に探して読むのはある時点で一旦やめて、暫くは、今まで内容が良かった
〉り、読み易かった本を再読するのが良いと思うようになりました。100万
〉語か150万語までは、とにかく読みたい本を読めば良いでしょう。最初は
〉それしか基準がありませんし。
〉ただ、これは良い本だと思った本はチェックしておいて、ある時点からは、
〉それを集中的に何度も読むのが良いと思うのです。そうすることで、英語の
〉吸収の精度が飛躍的に上昇すると思っています。私は200万語から300
〉万語までの100万語のうち、実に67万語分が再読でした。これは効果が
〉あるなという感触を掴んでいます。

これは、ぜひ、多読のコツにいれたいですね。
特に、多読を通じて英語をみにつけたい人には非常に良い方法の
ような気が直感的にします。(つまり、昔から言われていること
とつじつまがあい、旧来の方法論と多読の方法論が組合わさって
止揚されたという感じです)
特に、多読指導をする先生方にはぜひともいれておきたい情報ですね。

〉また、これなら何度読んでも飽きないと感じる本を46冊44万語分ピック
〉アップしたので、今後10回くらい読もうかと思っています。これだけで、
〉440万語分になります。ピックアップした46冊は、MGR2+34、OBW123、
〉PGR234といったところで分量も難易度も丁度いい。特に、MGR2+は読み易く、
〉内容も良いものが目白押しです。が、後で触れますが入手しづらいのは本当に
〉困ったことです。
〉また、この46冊中20冊は音声も入手したので、聞きながら読もうと思っ
〉ています。(これを「聞き読み」というらしい)

〉3.多読教材の評価

〉私なりの感想を述べてみます。
〉私は常々、English Learner向けの教材は、読みやすい、文字が一定の大
〉きさである、行間スペースにゆとりがある、挿絵や写真が豊富で質も良い、
〉紙の質が良いことが必要だと考えています。

同感です。各出版社にもすでにいっていますが、何度でも伝えます。

〉3−1児童書

〉(1)Oxford Reading Tree (2)Step into Reading
〉(3)Hello Readers     (4)An I Can Read 

〉どれも文字は大きく、絵の質も良いかと思います。
〉(1)は英語能力ゼロから読めて、また、大人でも読める内容で実に素晴らしい。
〉(2)は何冊か揃っているノンフィクションものが面白い。
〉(3)はサイエンスものがユニーク。
〉(4)は大人が読める内容のものがあまりないかなという感じ。 

でも、(4)は、中学生から大学生までには (2),(3) より人気が
高いのです。

〉3−2 Graded Readers

〉(1)Oxford Bookworms      (2)Penguin Readers
〉(3)Macmillan Guided Readers (4)Cambridge English Readers
〉(5)Oxford Factfiles      (6)D.K.ELT Graded Readers

〉(1)どの観点から見ても無難という感じ。

〉(2)読み易いものとそうでないものの落差が大きい。紙質は改善して
〉 欲しいところ。紙質が悪いのに他のシリーズと比べて少しも安く
〉 ないのはどうしたことか。また、文字が小さすぎるのと、レベル
〉 5、6に挿絵が皆無なのはいただけない。English Learner向け
〉 としての配慮を欠いているのでは。

〉(3)どの観点からみても良くできている。特に挿絵の良さは他の追随
〉 を許さない。入手しづらいのが唯一の難点だが、これは致命的。
〉 何とかならないかと思いますね。書店で入手できるタイトルは限
〉 られているし、そもそも扱っている書店もごく一部。
〉 どうも、日本での拠点(マクミラン ランゲージハウス)の組織が脆弱でバ
〉 リバリとビジネスをやる体制ができていないらしい。国内の在庫
〉 も少なく、注文数がまとまらな いと(一説によると500冊と
〉 いうとんでもない数)英国からの取り寄せもままならないとか。 
〉 SEGブックショップで注文をとりまとめて(どれだけあるか分か
〉 りませんが)同社に発注するなんてことはできませんかね。

全く同感。
SEGBookshop では、実際5000冊単位で、マクミランランゲージ
ハウスに注文することにより、英国本社から取り寄せてもらっています。

〉(4)文字が大きく行間もゆとりがあって良い。ただし、レベル3以上
〉 が挿絵が皆無でPGR56同様改善して欲しいところ。

版元に伝えましょう

〉(5)物語にとっつきにくい人にとって福音のシリーズ。私も最初はOFF
〉 ばかり読んでいたのを思い出します。

そうですね。

〉(6)迂闊にも最近までこのシリーズの存在をきちんと認識していなか
〉 った。どの観点から見てもOFFより素晴らしい。ちょっと高いのが
〉 (750円/冊)のが難点。D.K.社は図鑑も出しているので、良いも
〉 のがないか探してみたい。

これ、詳しく聞かせて下さい。
一般的にはどうも DK は不評みたいなイメージを私ももっていたので。

〉4.最後に

〉300到達の少し前に何を思ったか「快読100万語」の「第2部 
〉理論編」を読みました。以前とは比較にならないほどスラスラ理解
〉できました。これは何を物語っているのか。それにしても、目から
〉鱗のような指摘が次々と発せられていて、あらためて感激しました。
〉何百万語か進んでいる方には、キリの良いところで是非再読される
〉ことをお薦めします。自分にやっていること(多読)の意義がよく
〉分かります。

〉何はともあれ、1年2ヶ月も続いたことが大きい。多読は生活の一部
〉にしてこそ、大きな成果を生むことを確信した次第です。いずれ、
〉「英語の本を読んでいる」という意識さえなくなるでしょう。その
〉時が目標に到達した瞬間なのでしょう。そのためには、長続きさせる
〉こと。それが条件でしょうね。

〉まだ、書きたいことがあるのですが、そろそろ疲れてきたのでこの辺で
〉やめます。

〉今後ともなにかと宜しくお願いします。

こちらこそ!


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