Re: 300万語通過しました

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11719. Re: 300万語通過しました

お名前: waxman
投稿日: 2009/10/7(16:42)

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 まりあ@SSSさん、こんにちは。waxmanです。


〉〉 仰っていることは私もわかってはいるのですが、勇気がないんですよねぇ...。

〉   どうもこういう勇気は、女性の方が持っているような..

 私もそんな気がします。数年前のことですが、妻の行動にびっくりしたことがあります。

 看護師をしている妻の職場が一般外来担当に変わったとき、「英語しか通じない患者
さんが多くて困っている」と言い始め、暫くすると「ナースのための英会話」みたいな本
を買って練習し始めました。すると、大して勉強していない内に「やってみる」と言って、
ボランティアベースで運営されているらしい「英語村」の会員になって、月2〜3回程度
のペースで通うようになりました。妻に誘われて私も一度だけビジターで参加して「英語
村」の様子を見ていたところ、妻はNativeに対して、最初は「マイネームイズ ...」とか
「ワッツユアネーム?」などとカタカナ式発音ながらも一応文になっている英語で話しか
けていましたが、Nativeには意味が解らなかったり、Nativeの返答や話しを妻が聴き取る
ことはほとんどできなかったようでした。暫くすると、わずかに英語が混じるものの、ほ
とんどはカタカナ言葉を交えた日本語で妻は話していました。人の良さそうなNativeの方
は気を利かし、妻に合わせて大部分日本語で話すようになっていました。自宅に戻ると
「英語がちょっと通じた!」(どこがっ!)と無邪気に喜んでいました。

 当時はこんな状態でしたが、その後「NHKラジオ基礎英語」を始め、VOA や英語のニュー
ス(未だ早いやろっ!)を聴いたり、私が勧めた「Basic Grammar in Use」などいくつかの
教材をこなす内に、いつしか英検準2級、英検2級などに合格するようになりました。仕
事場でも多少会話ができるようになったようです。最近では「ねぇ、Pancreasって知って
る?」「じゃぁ、Kidneyは?」と、妻の得意分野で攻めてきます。ムカつくので「じゃぁ
TB:Tuberculosisって何だ! MDR-TBは? XDR-TBは?」と反撃したりします。こんなマニ
アックな単語は普通の会話には不要なんでしょうが。

 後半の話しはともかく、英語力の高低をあまり気にせず、陽気に前向き(=向こう見ず?)
で、ガンガン行く妻の姿に驚きました。


〉   ですから英語学習に関しては、いろいろな意見を一応
〉   「聞き置く」ことにして、あとは自分が一番続けやすい
〉   方法で良いと思います。

〉   私もいろんなことをいいますが、「一応、お耳に入れさせて
〉   頂きます」というスタンスです。

 ありがとうございます。多少後ろめたい気持ちはありますが、何か少し楽になりました。


〉〉〉    文法だけじゃなくてReadingにもたくさんの参考書が
〉〉〉    ありますよ。

〉〉 何か一冊でもご紹介頂けると幸いです。9月のTOEICではReadingのスコアがぼろぼろだっ
〉〉たので、何とかしなくては、と思っているところなんです。

〉    ここで私の念頭にあったのは、アメリカ人にとって国語の
〉   教科書ないし副教材的な、「本を読みこなす読解力」養成の
〉   ための参考書でした。

 はい、是非そのような本を一冊でも紹介して頂ければ幸いです。


〉   TOEIC のReading Parts には、読解力はいりませんから、
〉   「Reading Parts」参考書になりますね。
〉   英語で書かれたTOEIC対策本もありますが、ひっかけ問題対策
〉   などのためには、日本語で書かれたものの方が役立つのかも
〉   知れませんが、試験対策そのものは私の研究対象外なので
〉   ごめんなさい。

 私の言葉足らずでした。確かにTOEICのReadingスコアを上げたいとは望んでいますが、
TOEICに特化した学習をするつもりはありません。私にとってTOEICや英検は英語能力のひ
とつの「めやす」としてしか見なしていません。試験結果は給与手当にも昇進にもまった
く関係ないので。広い意味での「読解力」向上を目指して地道に進もうと考えています。

 現在、「やさしい本をたくさん速く読む」の方針で多読しているのですが、これは語彙・
フレーズ・文法などの知識を「無意識」で活用して理解できる状態にするための反復練習
です。このような方法を選択することになったひとつのきっかけは、伊藤和夫さんの著書
「予備校の英語」のある一節を読んだことにあります。

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 英文を読んでいて、時々自分の読み方に違和感を感じる、先へ進めなくなるのはなぜで
しょうか。それは、実は「読む」と言うのは英文を「内容」から考えると同時に「形」か
らも考えるという二重の作業だからだと思います。ただ英語を読みなれた者にとっては、
「形」を考えること、つまり、英文が正しい約束に従っているかどうかを確認することは
無意識の世界で行われているために、それが行きづまらないかぎり、意識の表面に浮かん
でこないのであります。

 ここから一見奇妙な結論が生まれます。英語を読む力があればあるほど、誤解や錯覚の
可能性は少ないわけでありますから、英語を「形」から意識的にとらえてみることが少な
い、つまり、自分がどういう約束に従って読んでいるのかを意識する機会は少ないことに
なります。
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 この「無意識で『形』を理解して英文を読む」ために、まずはやさしい「形」が多くて
難しい「形」が少ないと思われるやさしい本をたくさん速く読むことで、やさしい「形」
を「無意識」で理解できるようになりたいと考えています。


 最後に、重ねてのお願いですが、

〉    ここで私の念頭にあったのは、アメリカ人にとって国語の
〉   教科書ないし副教材的な、「本を読みこなす読解力」養成の
〉   ための参考書でした。

 このような本を一冊でも紹介して頂ければ幸いです。


 では、Happy Reading!

▲返答元

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