400万語通過しました

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11636. 400万語通過しました

お名前: Chips
投稿日: 2009/8/8(17:58)

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多読を始めたのが昨年の8月、ちょうど1年で400万語を通過しました。

5月、6月とちょっとペースが落ちましたが、7月から少し挽回して、やっと通過です。この掲示板の色々な方の発言や、タドキストの皆さんのブログを刺激に、ここまで続けて来れました。感謝、カンシャです。

300万語以降から、今までに読んだ本の中で印象に残ったのは、次の通りです。

(1) Darren Shan
 vampireとvampanezeの対決、事態は意外な展開になり、最後の11巻、12巻は、立て続けに読みました。Darrenと親友だったSteveが、こんな結末になるとは・・・。ヤングアダルト向けの本なので、オジサンの私としては、日本語では読まなかっただろう本です。しばし、少年時代に帰ったような気分でした。

(2)St.Patrick's Day Murder
 同じようなタイトルは、Lee Harrisの作品もありますが、私が読んだのは、Leslie Meier作のLucy Stoneシリーズです。Old Danと呼ばれる人物が殺され、その弟夫婦がアイルランドから演劇の指導にやってきた。主婦探偵の推理、活躍がテレビドラマのように展開されます。アイルランドの伝説や、タイトルになっている『聖パトリックの日」も、うまく解説されています。コージー・ミステリーの1冊。3月中に読み終えたかったんですが、4月に入ってしまいました。

(3) Fairy Realmシリーズ
 T高専の図書館にある8巻The Water Spritesまで読みました。妖精の女王だったJessica.その孫娘であるJessieが主人公です。妖精の世界に事件が発生し、その手助けにJessieがでかけるというパターンですが、Rainbow Magicよりもストーリー性があり、毎回、結末を楽しみに読めました。10巻まであるようなのですが、まだ図書館には入っていません。

オーストラリアの女性作家Emily Roddaの他の作品であるDeltora Quest や Rowan of Rinは未読です。英語表現が、Cynthia Rylantのように美しいので、味わいながら読みました。

(4) Heartland
 これもタドキストにはお馴染みのシリーズですね。9巻まで読みました。第8巻のThicker Than Waterでは、12年ぶりの父親との再会がテーマ。姉が呼んだはずなのに、しっくりいかず、嫌がっていた妹のAmyが父親を実感する、という展開。それと同時進行でトラウマをもった馬の癒しが描かれ、page-turnerって言うんでしょうか、次がどうなるかと夜が更けるのも承知で読みました。(平日に読むのは、翌日の仕事に影響しそうで、あまりお薦めできません) 

 第9巻のEvery New Dayも、結構読み応えがありました。Native Americanでhorse farmを持っているHutenという老人を訪ねてAmyとLouが出かけるところからストーリーが始まります。そのHuten老人が話す言葉が印象的でした。

The right time has a habit of hiding itself. It always lies just out of our view.
好機というものは隠されていて、なかなかその時は気がつかないものだ。

"A teacher must learn to become invisible," he said softly.
「教師と言うのは、自分の存在を見えなくすることを学ばなくてはいけないんだ」

死生観を語って、彼がAmyに言うせりふ、
"One of my forebears said, 'There is no death, only a change of worlds'. Remember that. It might be of comfort to you."
『先人いわく、人は死ぬのではなく、別の世界へ移ってゆくだけなんだよ」

(5) その他
他に、高校生が主人公のFRLもほとんど読みました。ORT、LLL.ICRも読み返したりしてみました。他にEnid BlytonやDiana Wynne Jonesの作品にマザーグースが多く引用されているので、それを探して翻訳本と合わせて読んだりしました。

と言うわけで、今、振り返ってみると、思い出に残っているのは、ダレン・シャン以外は女性作家の作品ばかりになってしまいました。男性作家では、Zack FileやMy Weird Schoolシリーズなども読んでいますが、確かに面白いんですが、心に響くという内容ではありません。

もっとRobert B. Parkerや、Michael Connelly, Jeffery Deaverなどのハード・ボイルドな男性作家の作品を読まないといけないのかもしれませんが、本棚の片隅に追いやられています。このあたり男性のタドキストの皆さんは、どうお考えなのでしょうか。

ともあれ、ストーリーを楽しんで読むのが多読の王道のはず。しばらくは、心の赴くままに暑い夏、多読生活を続けたいと思っています。


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