Re: 1000万語を突破した感想

[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/5/22(04:17)]

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11543. Re: 1000万語を突破した感想

お名前: 杏樹
投稿日: 2009/5/12(00:14)

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miketanさん、こんにちは。

〉miketanと申します。
〉3年前から多読を始めて、1000万語を突破しました。
〉1000万語を突破した感想と多読と精読のメリット・デメリットを
〉書きたいと思います。

1000万語通過、おめでとうございます。

〉多読のよい点は、英語全体の大まかな意味を
〉速いスピードで理解できるようになる事。
〉英語を読むことへの抵抗が少なくなる事。
〉単語の意味を感覚的にネイティブに近い意味で
〉覚えられる事。
〉これにより、リスニング力と速読力は上がりました。

〉反対に好ましくない点は
〉速読を意識するあまり、英語の正確の意味を
〉おろそかにしてしまうところ。
〉複雑な文法や文章は分からないまま過ぎてしまうところ。
〉語彙力のアップが期待したほどはのびない事。

これは多読の問題ではなく自分がどうするか、ということではないかと思います。多読は速読ではありません。自分が満足する速度で読めばいいんです。
私は800万語通過報告の時に「多読的精読」について自分の考えを述べたことがあります。それは必ずしも辞書引き文法解析が「精読」ということではなく、「丁寧に読む」ことではないかということです。ていねいに読めば文章の構造もわかってきて、理解度も深まります。

また、辞書についても、私は英英辞典を時々使っています。英英辞典なら「英語のまま理解する」ことができてスッキリするからです。多読が身につけば、スムーズに読むのを妨げない程度に辞書を使う度合いを自分で感じながら、辞書をどれぐらい使うか自分で調節することもできます。

下のほうでも多読で勉強や語学力アップのことを語るのに「罪悪感」を感じると書かれていますが、自分の目的がはっきりしていればそれに向かって進めばいいので、言いも悪いもありません。勉強をしたい人のためには「英語学習と試験の掲示板」もあります。この掲示板が作られるときには賛否両論ありましたが、私は作ることを推進しました。実際に「英語力アップ」を望む人はいるわけですから、勉強を罪悪視したり否定してしまうより、多読をした上で英語力をアップする方法を前向きに考えたほうがいいと思ったからです。

「勉強」を連想させるもの全てが多読と対立するわけではありません。多読を始めるときには多読の方法を体得するために一定の語数を三原則を守って読む必要があります。しかしある程度語数を重ねて多読の感覚が身についたら、精読も、辞書引きも、多読と折り合って自分にとって一番いい方法を探っていくことができるはずです。
多読はマニュアル通りの勉強法ではなく、自分が英語とどうやって付き合っていくか、自分にとって一番いい方法を自分で考えていくものです。

もしmiketanさんが考えた方法で英語力アップに効果がありましたら、英語学習の掲示板に報告してくれませんか?


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