1000万語を突破した感想

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[報告] 11536. 1000万語を突破した感想

お名前: miketan
投稿日: 2009/5/9(14:56)

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miketanと申します。
3年前から多読を始めて、1000万語を突破しました。
1000万語を突破した感想と多読と精読のメリット・デメリットを
書きたいと思います。

まず、多読を3年間行った感想ですが、
5−600万語くらいを境に私に関して言えば、
英語力のアップがあまり無かったような気がします。
最初の200−300万語までは順調に英語力が
伸びていた気がしますが、それ以降は、伸び悩みが続き、
何とか1000万語に到達しましたが、
これからは少し、勉強方法を変えていこうと感じているところです。

多読のよい点は、英語全体の大まかな意味を
速いスピードで理解できるようになる事。
英語を読むことへの抵抗が少なくなる事。
単語の意味を感覚的にネイティブに近い意味で
覚えられる事。
これにより、リスニング力と速読力は上がりました。

反対に好ましくない点は
速読を意識するあまり、英語の正確の意味を
おろそかにしてしまうところ。
複雑な文法や文章は分からないまま過ぎてしまうところ。
語彙力のアップが期待したほどはのびない事。

これに対し最近はじめた精読に関しては
精読のよいところは
文章の内容を十分に理解できるところ。
単語の意味を確定してから読み進められるので
文章全体の一部として単語を覚え易いところ。
細かい文法まで気が回るところ。
語彙力・文法力・文章力・表現力が身につきやすいところ。

反対に好ましくない点は
文章の読む時間がかかるため、勉強をするという意気込みがなければ
続かないところ。
英和辞典を使うと単語の意味を日本語で覚えてしまうところ。
読むスピードが上がりにくいところ。

こう書くと、精読のほうが勉強には向いているのではないかと思われます。
実際、多読は勉強ではなく、英語を楽しむものであり、
精読は英語の勉強だと感じています。

多読だけでは、ネイティブ並みの英会話力をつけるには
かなり無理があると思いますが、
精読の勉強を始めるまでの基礎体力を多読でつけるという意味では
効果的であると感じました。

ピアノにたとえると多読だけをやっているというのは
繰り返し繰り返し、バイエルをやっている感じで
軽音楽は演奏できるようになるけど、
クラシック(つまりプロ)にはなかなか及ばない。
ピアノのバイエルを何回繰り返しても、
その上級にあたる苦しいピアノ教則本をかなりこなさない限り、
クラシックの曲を弾けるようにはならないといった感じに
似ていると思います。

今後は私は、多読はウォーミングアップに位置づけ、
精読を勉強として、英語のブラッシュアップに励みたいと
思っています。


▼返答


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