2周年&500万語通過報告(長文ですみません)

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11482. 2周年&500万語通過報告(長文ですみません)

お名前: ぴよぴよ
投稿日: 2009/4/20(14:08)

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こんにちは。ぴよぴよと申します。
4月14日が2周年でしたので、報告に来ました。

3/27に500万語通過しました。
通過本にはBCT4「Beowulf」(YL3.5-4.5、8373語)を選びました。OFFの「History of the English Language」を読んで興味をもちました。
「指輪物語」が好きな私にとっては、とても面白かったです。途中にはさまれている解説コーナーで、「The Lord of the Rings」のことにも触れており、「Middle Earth」という単語についての説明もあります。“「中つ国」って、どことどこの間だろう?”と長らく不思議に思っていた私としては、やっとその答えがわかったのでした。
絵が印象的で、CDで繰り返し聞くと、さらにイメージが湧いてくる本でした。

2周年通過は
「Pirates of the Caribbean LEGEND of the BRETHREN COURT #1 The Caribbean」(Rob Kidd)です。続けて「#2 Rising in the East」も読みました。#3の「The Turning Tide」は3月中旬に出たようですが、まだ未入手です。

映画版の「パイレーツ・オブ・カリビアン」を元にした小説で、Barbossa, Billといった映画でもおなじみの登場人物と、少年時代のJackの話(同じくby Rob Kidd)に出てきた人物と、両方登場します。

3作目のBrethren Courtの設定を取り込んだシリーズで、Sao FengやMistress Chingといったキャラクター他、折角細かく設定してあったのに、あまり映画では描かれなかった他のPirate Lordが出てきます。
やや同人誌的なノリがある気がするので、好みはわかれると思います。単語は私にとっては難しく、また、映画では語られなかった部分は、自分の想像するままにしておきたかった気もするのですが、結局ページをめくる手をとめられませんでした。3万語くらいではないかと思います。

ちなみに400万語通過は11/30、PGR3「Pirates of the Caribbean2 Dead Man's Chest」でした。

☆300万語(6/30)から新しく読んだ主な本(再読含まず)
300万語からは、結果的に主にYL3のGRを中心に読みました。PGR3にとってもはまりました。現在はMMR5を中心に読んでいます。このくらいの語数、語彙数の本が読めるようになったので、自分としては満足です。また、MMR5はうしろのGlossaryが充実(10ページ位のものもあります)しているのが気にいっています。

MTH #26〜#31 ここまで読んだところで夏休み(去年)に入り、旅行中持ち運びやすいGRに移行。そのままPGR3にはまる。
MTH Research Guides「Ancient Greece and Olympics」「Pilgrims」

OBW2 1冊  
OBW3 19冊 Kidnapped, Wind in the Willows, Bronte Story, Moondial, On the Edge他
OBW4  2冊
OFF1(旧) 1冊 Scotland

OFF5(旧) 1冊 History of the English Language
 長年の素朴な疑問がいくつか解けた気がして面白かったです。例えば・・・
*なぜ「Wednesday」には“d”があるのか---曜日のいくつかはViking godsからきており、Wednesdayは(Woden's day) p14
*Saxonsが場所の名前に使っていた単語の例 p11 ham(village), ton(house, farm), wic(house, farm)など
*“knee”のkや“would”のlは、かつては発音されていたこと p24
などです。

PGR2  8冊 Hulk, Gentlemen Prefer Blonds, Nelson Mandela, Of mice and Men, Luck of Roaring Camp and other stories, The Prince and the Pauper, White Fang, Voyages of Sindbad the Sailor, London

(PGR2の新しく読んだ本は、比較的おとな向けの感じがして、PGR2を中心に読んでいたときだったら難しかっただろうと思ったため、全部リストアップしてみました。)

PGR3 54冊 とにかく、はまりました。
*「Amistad」PGR3一冊目。OBW3より読みやすく思いました。最初から相性が良かったかも。
*「Horse Whisperer」とりあえずのPGR3卒業本に選びました。10年以上前、店頭でオリジナルを手に取り、映画を見たこともないのになんとなく挑戦する気になって買ったのですが、全然読めず。当時は古本屋でも買い取ってくれなかった苦い思い出があったから。GRでも難しかったが、やっとどんな話かわかりました。
*「Ireland of the Blue Dolphins」オリジナルをキリン本として持っていたのですが、読んでみました。もともと好きなテーマのため、私にとっては別格です。好きな表現がたくさんあります。
*「Peal」作者がスタインベックと知ってから読みました。比喩っぽい表現もあり、ちょっと読みにくかったが、話の重さがずっしりくる感じで好きでした。
*「The Red Badge of Courage」不思議な感じのする本。戦争ものですが、兵士の心理描写に重点がおかれています。つい引き込まれて読みました。まったく知らない本だったので、私にとっては意外な掘り出し物の感じでした。28歳で亡くなった筆者が、従軍経験なくして23歳で書いた作品。

☆特に音源も好きなPGR3
*「A Scandal in Bohemia」これがその後GRのCDをよく聞くようになるきっかけになりました。ホームズとワトソン博士の会話が多く、その場で一緒にホームズに煙にまかれている気分(!?)でした。
*「Hamlet」有名なセリフの部分しか知らなかったのですが、面白かった。Hamletが苦悩して歩き回る様子が思い浮かぶようでした。おそらく3人以上の役者さん(?)により録音されているのでは?
*「Romeo & Juliet」最初の4Pは最初のキャラクター表と行きつ戻りつ読みました。話はわかっているのに、何回でも聞きたくなるCD。PGR3の中で一番聞きました。
*「An Ideal Husband」オスカー・ワイルド。最初の3pは眠かったが話が動き始めたとたん引き込まれました。どうしても音が聞きたくなって、CD付を買いなおした本。ショパンのプレリュード作品28-7が最初と最後に使われていてびっくり。敵役(?)の女性の話し方が好きでした。想像ではこうと分からないと思ったから。

PGR4  1冊 「Diary of a Young Girl」

CER3  4冊

MMR2+ 3冊
MMR3 11冊 
MMR4  6冊 「Tenant of Wildfell Hall」「Princess Diaries」
MMR5 18冊 
*「The Red and the Black」(Stendahl)不思議に救いがある。すごい本だと思った。緻密。和訳でも読んだことなかったので、GRといえど読めて嬉しい。今のところMMR5のベスト1。いつかオリジナルを読みたい。
*「Therese Raquin」(Zola) 後味はあまりよくないが、強烈なインパクト。
*「The Girl who Loved Tom Gordon」(King)ところどころ苦手(少女の気分が悪くなることろや虫の描写など)なところもあったが、面白かった。読後感もすごくいい。ラストもいい。ああ、こうくるのか・・・と。
*「River God」(Wilbur Smith)最初の頃は少しエジプトを舞台にしたある少女マンガを思い浮かべながら読んだ。面白かった。ラスト1ページにじーんとした。
*「Emma」(Jane Austen) 32000w。このレベル、語数を2日間で読めたことが嬉しかった。
*「Pride and Prejudice」(〃)3冊読んだAustenのGRの中ではこれがいちばん好き。
*「King Arthur and the Knights of the Round Table」CDも良い。最初と終わり、章の間に挟み込まれる10秒前後のテーマ曲(?)が印象的。同じ曲だがわずかに違いが在り(3パターンほど)、効果的。耳に残る。現在これを繰り返し聞いています。ラストシーンの描写もいいと思いました。
*「My Cousin Rachel」(Maurier) これを面白いとおもったのはいいのか、悪いのか。
*「The Enchanted April」(Arnim) 美しい話。難しい事件が起きなくても、こんなにもドラマチックな余韻があるのだと思った。(泣けた--私は本を読んですぐ泣くほうかもしれません)。

他「Great Gatsby」「Jurassic Park」「Touching the Void」「A Kiss before Dying」「No longer at Ease」「Things Fall Apart」「Woodlanders」「A is for Alibi」「Queen of the Death」「Woodlanders」「Rendezvous with Rama」

BCT Reading & Training Step4 5冊
◇「Much Ado about Nothing」これが、予想外の半額セールに出会い、初めて買ったBCT。面白かったので、続けて半額のタイトルでめぼしいものを11冊購入。その後、さらにBCTが増殖。BCTはGRではあるけれど、語彙制限がないため、ちょっと児童書を読むのに近い感覚があるが、語彙の説明も充実しているので読みやすい。
他のStep4「Last of the Mohicans」「Macbeth」「Sign of Four」「Beowulf」 
Step3 2冊「Great Mysteries of the World」「Scarlet Pimpernel」 

BCT Green Apple Starter 4冊 Starter, Step1は、お話の背景などのエピソード部も録音されており、発音を知りたかった語がとても沢山出てきてよかった。長さも短めで、繰り返して聞きやすかった。
◇「Tempest」たった2300語でも十分に楽しいことびっくり。最後のしめくくりも良い。録音も楽しい。
◇「Zorro!」朗読者(役者さん?)がとってもイメージにあっている感じ。長さもほどよく、聞いていて楽しい。
他「Great Expectation」「Happy Prince and Selfish Giant」

〃  Step1
◇「American West」 予想外に面白かったのがこの本。それまでばらばらに読んできた西部のエピソードが一本につながった感じでした。
◇「Bottle Imp」スティーブンソン。どうやって“ジレンマ”を切り抜けるか、そして、最後にBottle Impを引き取ったのは・・・!?とても面白かった。
他「Davy Crockett」「「True Story of Pocahontas」「Legends from British Isles」

SIR1 「B is for Books!」お気に入り。 欲しかった「Toad Eats Out」絶版(?)を半額セールで発見!
SIR2  「Rail Road Toad」同じく!
SIR3 「Babe Ruth Saves Baseball!」「George Washington and the General's Dog」「Lewis and Clark」「Abe Lincoln's Hat」
SIR4 「Thomas Jefferson's Feast」
AAR2 「Sitting Bull」
AAR3 「The Monitor - The Iron ship」「 Civil War sub」「Just a Few Words, Mr. Lincoln」

 *こうしてみると、歴史、実話系を今回は沢山読みました。

RKR「Passover」「Chanukah」「St. Patrick's Day」「Rocky Mountains」「Vermont」 
  
 *長いものを読んでいて、1冊も読みきれなかった日などに、RKRを読むことが(再読も含めて)多かったです。

新しく興味をもった作家
◇Henry James 
*MMR4「Daisy Miller」初めて読んだHenry James。これを読んで、予想外に面白かった印象をもち、もっと他の本を読みたくなりました。
*MMR2+「Washington Square」私にとっては、十分面白い本でした。OBW4の同タイトルも読む予定。

◇Thomas Hardy
*OBW3「Three Strangers and Other Stories」 OBW3のとりあえずの卒業本として選んだ本。卒業本にふさわしく、やや大人向けかも?とにかく、これでこの作者に興味をもちました。
*OBW2の「Tales form Longpuddle」を再読。初めて読んだときは(わけがわかならい)と思ったこの本もやっと面白く思えました。
*MMR5「Woodlanders」3時間かけて一気読みしました。
*MMR4「Far from the Madding Crowd」登場人物を覚えるのがやや難しく感じました。部分的な表現に好きなものが沢山あり。 
*MMR2+ 「Trumpet-Major」登場人物の気持ちの揺れと行動の描写がうまいと思いました。ラストも印象的。MMR2+だから簡単ということはなく、逆に行間を推測しなくてはいけない難しさも感じました。

☆特に印象に残った本

 BCT3「The Scarlet Pimpernel」
一年半ほど前、「紅はこべ」のGRがあるかどうか、何人もの方からアドバイスをいただいていたのですが、その時点では入手できなかったのでした。今回、他のBCT3を読んだとき、裏見返しでこのタイトルが紹介されており、そういえば、そのときいろいろ教えていただいたなかでこの本があったのを思い出し、ネット書店で検索してみました。当時は海外のサイトでしか在庫が見つからず、値段や自分の英語力を考えて断念したのですが、今回、日本語サイトのネット書店を通じて、やや割高ではありましたが、ドイツから送ってもらうことができました。改めて、あの時いろいろとアドバイスくださった皆様にお礼申し上げます。

さて、お話は、おじいさんが孫娘に「Scarlet Pimpernel」の話を語って聞かせる形になっています。挿絵は、「この場面が見たい!」と思うシーンがばっちり含まれていました。作者のBaroness Orczyについての紹介も興味深く読むことができました。また、「お話を聞かせる」形で書かれているため、CDも楽しく聞けました。

この本を読んだ後、100万語通過時にキリン読みしたオリジナルに再挑戦したのですが、20ページくらいで挫折、当時、いかに無理してページをめくっていたかを実感しました。

この本は、今後とも私にとって大切な本となりそうです。

(おまけ) もう一つの趣味のピアノでは、去年から練習していた「パイレーツ・オブ・カリビアンより ブラックパール号〜彼こそが海賊」を無事2月の発表会で弾くことができました。現在は、スコットランド民謡「ローモンド湖のほとり(ロッホ・ローモンド)」のジャズアレンジバージョンを練習中です。自分が興味がある作家たちがScotlandと縁があることを知り、OFF1のScotlandを読んだあと、もともと持っていたCDに入っていたこの曲をたまたま聴いたら、突然、風景がイメージできるような気がして、弾いてみたくなったのでした。

(まぬけ)図書館で順番待ちをして借りた「レモン月夜の宇宙船(野田 昌宏)」(日本語)を読んだ後、ちょっと、とっつきにくく思っていたMMR5「Rendezvous with Rama」に挑戦する気になりました。相変わらず、「あれー、海の位置はどこ?階段ってどうなっているのか?」と位置関係を想像するのに苦労しながら、なんとか読み終わった後、ところで、『れいんでぃずぼーあす with Rama』って、どんな意味なんだろうと、辞書をひいてみたところ、発音記号を見て納得したのでした。自分のまぬけさ加減を。

もうひとつ、今のところ一番よく読んでいるのは、実は「英語多読完全ガイドブック」かも知れません。ほぼ、毎日手にとっていました。この本と、この本の制作にかかわった方々にも、とても感謝しております。そして、「多読」との出会いにも。

今回も、長くなり、すみませんでした。
では、感謝を込めて--- Happy Reading!


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