Re: 星の王子さまの英訳本について

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3059. Re: 星の王子さまの英訳本について

お名前: 主観の新茶
投稿日: 2010/12/12(01:11)

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〉Wakeman さんによると、
〉1943年の英訳には不自然な表現や誤訳が沢山あるそうです。

〉とりあえず英語で読んでみたかっただけというかたなら昔の英訳本を買い直す必要は無いと思いますが、

 この部分は,読んだときからずっと,不愉快だった。
 また,あなたの考え方が,根本的に間違っている点でもある。

 第1に,「とりあえず英語で読んでみたかっただけというかた」という言い方は,何ですか?
 不遜ですな。

 まるで,フランス語から英語に不正確に訳しているから,私が読んだものでは,不正確な理解しかできないという言い方ですね。
 あなたは,「英語は英語で読まないと理解できない」の一点張りですから,その応用的言い方ですね。

 でも,あなたは,ある人が,不自然な訳であるとか,誤訳が多いとか主張していることから,それを受け売りしているだけの主張ですね。
 あなたは,学者なら,自分で,不自然な点,誤訳の点を指摘し,その後に,今述べた答えをいうべきですね。
 あなたの論述は,そうではありませんね。
 受け売りを書くなんて,考えられないことです。
 くだんの人の方が間違っているかもしれないじゃないですか?
 その可能性はないですか?

 それにあなたの日ごろの主張を前提とすると,聖書は,もともとヘブライ語とギリシャ語で書かれたものであるから,いまだに,英語で聖書を読む人は,キリスト教がわからないという理屈になりますな。
 結構なことです。
 あなたの主張であると,英米人のほとんど全部は,キリスト教が理解できていませんな。

 第2として,あなたが間違っている最大の点は,少しくらい誤訳があっても,読む人が,政治的,経済的,法律的,社会的,文化的,自然科学的,自然科学史的等の知見を総合的に有していれば,当該知見がお粗末な人が,原文を読むよりも,相対的に見て,よっぽど正確で多彩な知見を取得できるということがわかっていない点です。

 あなたの持っている知見の程度は,いかほどですか?

 第3に,その後の私のいくつかの主題の論考に対するあなたの論述を見ると,何を言っているのかというお粗末な知見で,私の話に絡んできていますね。

 自然法の問題。これを自然科学の法則と取り違えるなんて,どうかしている。
 緋文字に対し宗教の話だという私のごく当たり前の話に対し,学会に報告できるという内容だという,あり得ない評価をした上で,宗教の話だと考える必要がなく,単身赴任の男性が浮気されたという話だといって絡んできたのもそう。
 主題は,主として,宗教の論点に決まっているじゃないか。
 あのころは,どれだけ,宗教の重しが強かったか。

 それ以外にも,まともに取り合うことができないものがあった。

 第4に,あなたの以下の文章は,日本語として,わたしにとっては,読みにくい。
 文章も,その中身も冗長で,不必要な記述が多い。
 人の話に返答を書くのだから,その主題に沿わないことを書くのは,礼儀に反する。

 また,内容は,いかにも,あなたらしく,枝葉末節にこだわっている。

 政治的,経済的,法律的,社会的,文化的,自然科学的,自然科学史的等の総合的見地から理解しようという発想がないから,こだわるのですね。

 あなたの場合,新聞,テレビ等から,背景的知識を得ようという主張ですからね。
 私にとっては,ありえない知見獲得の主張ですね。

 第5に,私も,今から枝葉末節を言うと,あなたの文章は,たとえば,「無い」は,「ない」に,逆に,「ばあい」は,「場合」に改めるべきです。
 「ばあい」は,今回の文章にないが,別のところに頻出する。
 私は,「場合」を,ひらがなで,「ばあい」と書かれると,読む気をなくしますな。
 そんな文章を,持ってきたら,親切心があれば,すぐに添削します。

"Ryotasan"さんは[url:kb:2582]で書きました:
〉主観の新茶さん、極楽とんぼさん、初めまして。(ですよね。)

〉Le Petit Prince は原作者が米国滞在中の1943年にニューヨークでフランス語の原著が出版され、
〉同じ年に英訳本も出版されました。
〉これがペーパーバックになって長く売れ続けました。
〉日本でも大人気で、
〉1980年代には日本で最も売れている洋書だと、
〉当時の雑誌に書いてあったように記憶しています。
〉この英訳本は明らかに大人の読者を想定した翻訳で、
〉難しい単語やゴツゴツした表現が多いです。

〉フランスでは、
〉1945年だったか46年だったか忘れましたが、
〉パリのガリマール社から仏語版が出ており、
〉これはニューヨークで出版されて来た本と違っている箇所が少しだけあります。

〉1995年には米国で翻訳の著作権が期限切れになったらしく、
〉新しい英訳がいくつか出ました。
〉僕は Alan Wakeman 訳だけ持っています。
〉この英訳は従来の英訳より読み易いです。
〉Wakeman さんによると、
〉1943年の英訳には不自然な表現や誤訳が沢山あるそうです。

〉2000年にはもともと英訳本を出して来た出版社からも、
〉詩人の Richard Howard さんによる新訳が出ました。
〉これも1943年の旧訳よりは読みやすいです。

〉以上、
〉とりあえず英語で読んでみたかっただけというかたなら昔の英訳本を買い直す必要は無いと思いますが、
〉この作品に強い関心を寄せている人も多い様なので、
〉参考のために書きました。(^-^)


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