Re: 「英語多読法」についての仮説への疑問

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3037. Re: 「英語多読法」についての仮説への疑問

お名前: じぇい
投稿日: 2010/10/30(19:43)

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古川さん、こんばんは。じぇいと申します。
お忙しい中、さっそくのご返事ありがとうございます。

私の英語の歴史が今の私の英語に対する姿勢に表れてしまっています。
2006年頃までの長い間精読でなければ理解はできないと思い込んでいました。
伊藤和夫先生の「基本英文700選」、「英文解釈教室」や出る単に
どっぷりと浸かってきました。

つい6年前までは、数学の世界にも浸かってきました。
そこから抜け出せたのは2005年7月16日のHarry Potter 6 の発売です。
2004年から邦訳を読み始めたのですが、邦訳が出るのが遅すぎるので、
待ちきれなくなって原書を読み始めました。もちろん、精読で。

〉"じぇい"さん こんにちは、

〉〉まず、理解度の定義があいまいです。たとえば理解度60%とはどういう状態なのでしょうか。

〉100個、事象がかいてあれば、そのうち、60個
〉を理解しているということでしょうね。

古川さんのおっしゃりたいことは大体わがりました。
”事象”という確率の用語がいまいちわかりませんが、
”文章を大まかに区切って、その区切りが100あったとすると、そのうち60
理解できる”という意味でしょうか。
単語単位、句単位、文単位、段落単位といろいろ考えられますが、
事象というと上記の意味で使っているのでしょうね。

〉〉また、私が今読んでいるHarry Potter 7は理解度20%なので、精読すれば1250倍も英語力が伸びます。

〉理解度の定義があいまいと指摘されているのに、20%と断言できる
〉のも不思議ですが、理解度20%の本を精読しようと思ったら、時間が1000倍位かかると思いますよ。

すみません。大体20%の意味です。断言しているのではありません。
Harry Potter 6 は、もしも多読していたとすると理解度10%以下だったと
思いますが、精読でほぼ1ヶ月で読み終えることができました。
830ページの本なので、1日約30ページのペースです。
理解度10%以下なので、古川さんの説明によれば、精読しようと思ったら
時間が1万倍以上かかるはずですが……
私がその後、同じ本を理解度20%程度で多読したときにも、2週間かかりました。
この事実は、どうしたら説明できるのでしょうか。

〉〉私は、上記の理解度でも楽しんでいます。多読の楽しさを十分感じています。

〉楽しまれているのであれば、それは、それでいいと思いますよ。
〉楽しいことが一番ですから。

〉しかし、限られた時間内に、
〉(試験で測れるような)英語の力を伸ばしたいなら、
〉私がみている限り、多くの人の場合、もっと理解度が高く読める本を読む方が
〉着実に英語力は伸びると思います。

私もそう思います。しかし、私が読みたいと思っている本が私をたくみに?
誘うのです。この本を読みたい!という気持ちに負けて、YLの高い本に
手を出しては、途中でやめるということが長く続きます。
そして、このままではだめだと思い、何度も基礎に戻って土台作りに励んで
きました。
しかし、YL2〜3くらいになると、急に理解度が落ちます。
ということは、土台作りにそのたび失敗しているということでしょうか。

〉追記:ちなみに、私の場合、理解度10%とか20%では、
〉全く本が楽しめません。
〉ある程度楽しめるのは、50%位からでしょうか? 10%とか20%とで
〉楽しめる方は、うらやましいです。

思うに、本の魅力があまりにも強烈で、理解度の低さを吹き飛ばしてしまっているのかも知れません。
ちなみに、Harry PotterとDemonataは、シリーズもので、多くの謎が組み込まれているので、謎解きの快感が数学の難問を解くときの快感と似ていて、
思わず、本の中に引き込まれてしまいます。
上記の本以外に、そのような本が存在することを願い、ベストセラーや、
好きなジャンルのファンタジーを読みたいといつも思っています。
いつか、90%の理解度で、どんな本でも読めることを夢見て。


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