Re: ウサギ問題、最終項

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2879. Re: ウサギ問題、最終項

お名前: こるも
投稿日: 2008/12/21(16:42)

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極楽トンボさん、こんにちは。

〉Alison Uttley作、Margaret Tempest画のLittle Grey Rabbit's Partyという絵本を図書館で借りたら、RabbitとHareが両方出てきたので、どこが両者を見分けるポイントなのか、少しわかりました。

はあ。そうですか。

〉1、Hareはとにかくrabbitより体長が倍以上ある。
〉2、Hareの足、とくに後ろ足ががっしりしている。カモシカのようである。これなら山の崖などもへっちゃらで登れそうです。

〉それでわたしは、カモシカの下半身を持ったウサギがHareであるという見解にいたりました。

なるほど。

〉Guess How Much I Love Youでは、どちらかといえばカンガルーにウサギの耳をつけた動物のように描かれています。

あ、これ、読みました。
いいお話ですね。

〉これでだいたいHareの見分けがつくことでしょう。こるもさんのあつめたHareの写真、鑑賞させていただきます。

〉〉○Jackrabbits  rabbitという名前ですが、hareです。アメリカの、平原に住んでいます。
〉〉ジャックウサギは、実は3種類あります。写真は、こんな感じ。
〉〉[url:http://www.desertusa.com/july96/du_rabbi.html]

〉ふ、ふ、ふ。ほらねー。足がしっかりしているでしょう。足がカモシカでしょう。これは迷う余地ありません。どう見てもHareです。

じゃあ、どうしてrabbitって名前なんでしょうかね。

〉〉○belgian hare  hareという名前ですが、じつはrabbitです。体が大きく、ヨーロッパのbrown hareに似ているところから付けられたようです。確かに耳も、脚も長いかも。
〉〉[url:http://freespace.virgin.net/paul.threapleton/gallery.html]

〉あれ、これは紛らわしいこと!この後ろ足はどう見てもHareです。

えー。そうなんですか。

〉〉○snowshoe rabbit. snowshoe hareともいいます。Hareです。寒いところ(カナダなど)に住んでいるので、耳は小さいです。雪深いところでも走りやすいよう、足が大きくなっています。日本名は、カンジキウサギ。写真は下の方にあります。
〉〉[url:http://www.pwcs.edu/Marshall/Snowshoe%20Hare.htm]

〉あれ、これはまた耳が小さい。足がカンジキのように大きいということは、平べったい足ということでしょうか。写真では足が隠れて見えません。残念。体も大きくなさそうです。

大きさはねー。写真だけではなかなかわからないですね。

〉〉○cottontail rabbits  これは、正真正銘rabbitです。名前に偽り、ありません。名前の通り、しっぽがcotton ballのようになっています。Cottontailには、16種類あり、生息域はアメリカです。砂漠、沼地、湿原など、いろいろなところに住んでいます。Cottontailは、rabbitのくせに、巣穴を作りません。草むらでnestを作り、子育てもそこでします。ウサギのnestはformというそうです。
〉〉[url:http://www.pestproducts.com/cottontails.htm]

〉このへんは、ちっちゃくてかわいいから絶対にrabbitと決め付けたくなる写真ですね。いや、別にHareがかわいくないという意味ではありません。

そうですねえ。
あ、このページのピグミーラビットは、cottontailと書いてありますが、違います。(たぶん)

〉〉あくまでもにわか仕込みなので、間違いもあるかと思います。ご容赦を。
〉〉調べれば調べるほど、ウサギの迷宮にはまりそうな気がしました。奥が深い。

〉わたしもウサギの絵本にはまりそうな気がします。

どうぞどうぞ。どっぷりとはまってください。
そして絵本の会に乗り込んでください。
「ウサギ」と言えば「極楽トンボさん」と言われるようになったら、かっこいい。

〉〉それにしても、ネズミの種類(rodentia)は、ほ乳類の中で一番多い(1702種類)というのに、近縁のウサギ目(lagomorpha)はわずか80種類しかいない、というのは面白い。

〉えー、これでも種類が少ない方なのー?

だって、ゲッシ目は、桁が違いますよ?

〉Alison Uttley作、Margaret Tempest画のLittle Grey Rabbitシリーズは全部で30冊あって、邦訳もあるようです。けっこうおもしろそうです。知らなかったけど、「時の旅人」の作者でもあります。

〉Little Grey Rabbitシリーズ、あんまり図書館に所蔵されていないみたい。あ、どうしよ、あ、どうしよ。こんなの集め始めたらますます英語の勉強から遠ざかってしまいそうです。

英語の勉強されていたのですか?

〉ついでに、先日話題にしたバーニンガムの描くウサギをお目に掛けます。
[url:http://www.amazon.co.jp/Aldo-Red-Fox-Picture-Books/dp/0099185016/ref=sr_1_3?ie=UTF8&s=english-books&qid=1229799588&sr=1-3]

〉これ、Rabbitっていってるけど、Rabbitに見えないよねー。この人の描くRabbitってみんなこんな感じです。

区別して描く必要がなければ、区別しないのかもしれません。

それではでは。


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