Re: はじめまして

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS めざせ100万語 交流の広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/5/18(16:04)]

管理用 HELP LOGIN    :    :


上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

2428. Re: はじめまして

お名前: ハムレット=オムレット
投稿日: 2002/6/8(20:03)

------------------------------

しおさん、はじめまして。

掲示板って返事があるとうれしいもんですね。ありがとうございます。

しおさんが教わった大学教師像は、すこし前までの私の姿です。なにも彼らを批判できるような要素はありません。

ただ、私が所属している文学部の英文科は難しい英語が読めるようにするというのが建前でして、以前は最初から難しい英語を読ませて英語嫌いを大量生産してきたわけです。私はそのことに良心の呵責を感じておりまして、たまたま多読の効用を説いた酒井先生の著作やSEGのHPなどを通して、文学教育に多読がいかせないかと試行錯誤を繰り返しているというのが現状です。

唯一、私にとって幸いなのは、文学部だけあって本を読むのが好きな学生がほかの学部や大学にくらべて若干多いことです。一例ですが、3年生のゼミで課題として一週間に最低一冊graded readersを読んでくることを条件にしていたら、面白くてやめられなくなり、この3ヶ月でもうすぐ1000ページに到達しようとしている学生が数名出てきています。彼らが革命を起こしてくれないかと、内心期待しているところです。

卒業生でも貿易事務などをやっている学生がいるのですが、彼らも職場で英語ができなくてこまっているようです。先日、就職後の報告会を兼ねて卒業生のゼミコンをやったのですが、卒業したのに、「先生、今からでも英語勉強できませんかね」などという恥ずかしい話をしておりました。そこで、ふたたび私の良心の呵責がズキズキと・・・。今は彼らを土曜日の夜にでも引っ張りだして、あらためて多読により英語をいっぱい吸収させてやろうと考えています。おそらく在学生も彼らの苦労話を聞いたら、本気で勉強するようになると思いますし。相乗効果が期待できます。

やばい、また長文になってしまった。ごめんなさいね。


▲返答元

▼返答


Maintenance: SSS 事務局
KINOBOARDS/1.0 R7.3: Copyright © 1995-2000 NAKAMURA, Hiroshi.