SSS多読通信 第9号 (2003/12/04)

[掲示板: SSS News -- 最新メッセージID: 1891 // 時刻: 2024/5/12(05:22)]

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48. SSS多読通信 第9号 (2003/12/04)

お名前: 古川@SSS
投稿日: 2003/12/5(19:00)

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今週号は、12/05 に配信します。

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      SSS多読通信 第9号 (2003/12/04) 配送数 1013
                           
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                             担当:古川
【1】今週の100万語通過者 (11/23-12/3)
【2】今週のお薦め本  今回は洋書はおやすみ
【3】今週の掲示板  掲示板新設情報 
【4】ワークショップ・タドキスト大会速報
【5】編集後記

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【1】今週の100万語通過者 (11/24-12/02) 今週は2名です。
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☆「今日から100万語」が出版されて半年余りたち、これからは
 「今日から」で始めた方の100万語通過が増えてきそうですね!

■直ママさん
 TOEICの受験勉強をしてそれなりの点数をとったものの、英語の基礎体力の
 無さを痛感したときに、「今日から100万語」に出会う。しかし、一万
 円もかけて20冊も買うなんて無駄になるのでは?と自信が持てず(今から
 考えるとうそのような感覚)、本屋さんでちょっとずつ買って多読を開始。
 三日坊主どころか寝てもさめても多読三昧! 仕事時間中から早く電車で
 読みたいなあ状態、恋に落ちたような軽い興奮状態が続き、無事約6ケ月で
 100万語を通過されました。
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=2486]
……………………………………………………………………………………………
■よしんさん
 今年の8月1日、「今日から読みます100万語」を帰宅途中の本屋で購
 入。札幌の地下鉄で読み、翌日「目指せスターターキット」を購入。以前
 GR(レベル2,3)も買ったことがあるのですが、読めませんでした。また、
 レベル0は、買う勇気がありませんでした。(薄く簡単なのに高価なため。)
 しかし、SSS方式で多読することにより、ハリーポッターまで読めたこと
 に感動しています。今は、JAPAN TIMESなども結構読めます。まだ読みたい
 本がたくさんあり、趣味の幅がとても広がりました。最初、読むスピード
 が遅く悩んでいましたが、量が解決してくれたみたいです。今後は、スピ
 ードより楽しみたいです。
 SSSには、HPに書評があることがすばらしいですよね。読みたい本が次々
 と発見されるため、はまってしまいます。
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=2492] 

☆書評はなんといっても、SSSの宝です。ぜひとも、多くの皆さんに書
 評委員になっていただきたいと思います。
 [url:http://www.seg.co.jp/sss/review/revlogin.html]

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【2】今週のお薦め本 『英語は、やさしく、たくさん』
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 今週は、タドキスト大会のため、通常の洋書の書評は休載させていただき、
 Japan Times の伊藤サムさんの本『英語は、やさしく、たくさん』(ISBN:
 477002925X)を紹介します。伊藤サムさんは、SSSがWebpageを立ち上げ書評
 を開始した時、最初にSSSを「やさしくたくさん」のサイト
 [url:http://homepage1.nifty.com/samito/easy.htm] にて紹介していただき
 ました。講談社パワー・イングリッシュから、12月12日発刊予定の
 この本では、「上級教材では英語脳を作るのは無理。英語脳を作るにはや
 さしい教材がベスト」と力説されています。Japan Times編集局次長の言葉
 だけに重みがありますね!
 p168には、書評サイトとしてSSSが紹介されています。

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【3】今週の掲示板 掲示板新設情報
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☆今週も多数の投稿が寄せられていますが、「特選投稿とお役立ち情報」は
 タドキスト大会の影響でおやすみさせていただきます。タドキスト大会で
 の論議を受けて、あらたに次の掲示板が登場しました。

■Paperbacks の広場

 「新しい本の紹介の広場」は、YL 1.0-6.0 の児童書の紹介がメインです。
 YL7.0 以上の大人向けのPBについては、タドキストの広場で取り上げてい
 ましたが、今回、本をじっくりと紹介する別の広場を作ることにしました。
 こちらは、YL7.0以上の大人向けペーパーバックを楽しみだした方が、本
 の内容について語り合う広場です。
  [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-paperbacks]
 これにともない、旧「新しい本の紹介の広場」は、
 「児童書の紹介の広場」に名称を変更します。

■多読指導者求人・求職の広場
 
 今までの掲示板とは異質な広場ですが、今後多読を普及させるには、多読
 の指導者の育成・発掘が必要です。個人の英会話教室の方や、塾の方が、
 多読の指導者を求めたり、あるいは、タドキストが多読の技術を伝える場
 を探す広場として利用してください。
 現在、札幌と東京での求人が記載されています。
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-for-job&num=100]

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【4】ワークショップ・タドキスト大会速報
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11月28日(金)

(1) 多読クラス公開授業(酒井)

 電気通信大学の酒井クラスの公開授業には、約30名の教員が参加しま
 した。初めて酒井クラスを見学した方たちは、酒井クラスのなごやかな
 雰囲気と、熱心に多読にふける学生に感心していました。16時10分
 から行われた質疑応答では、多読の有効性についての質問が出たため、
 当初の予定時間を大幅に超過。17時15分から新宿で次のセッション
 が予定されていたにもかかわらず、一行が新宿に向かったのは17時過
 ぎでした。

(2) 多読用教材の紹介(古川)

 あらたな多読用の教材として、ORT Non-fiction, ORT Fireflies, ORT
 Literacy Web, Longman Chatter Box, Longman Literacy Land,
Thomson PM Readers, Houghton Mifflin Leveled Readers を古川が
 紹介・解説しました。いずれも、来年頃から本格的に国内で販売される
 予定です。約20名の教員が参加しました。

(3) 社会人への多読公開指導(河手)

 通常通りの社会人指導の後、たまたまきていた最年少の参加者(中1生)
 T君が河手さんから紹介されました。多くの参加者からT君に質問が
 集中しました。その主なものを紹介します。
   Q 英語を始めたのは?
   A 中学入試が終わった3月から
   Q 多読を始めたのは?
   A 今年の6月頃から
   Q 最初に読んだ本は?
   A ORTの下のレベルから
   Q 辞書は使わなかったのか?
   A ORTの7−9,PGR0−1 を読んでいるときは、分から
     ない単語の一部は英和辞書を引いた。 OBW1が読めるよう
     になってからはひいていない。
   Q 今はどのくらいの時間読んでいるか?
   A 1日に4時間くらい
   Q 最近読んでいる本は?
   A グリシャムのThe Client(YL 7.0 総語数14万語)
 会場からは思わずため息がでていました。

(4) 社会人へのShadowing 指導(酒井)

 今でも、一語一語の発音から指導する方法が主流ですが、一語一語の発音が
 できたからといって、文章全体を自然に発音できるわけはない。従って、文
 章全体を真似て言う、Shadowingの方が発音を改善するには有効な方法である
 ことを、Can I ask you something? の発音を例に説明しました。
 その後、まず、日本語でのShadowing を参加者一同で行いました。次に
 Headphone を各自に配り、英語でのShadowing を参加者が実際に行いました。
 また、大学院生と中学1年生が個別にShadowing を行い、その発音に対して
 酒井がコメントをつけ、そのポイントを解説しました。

11月29日(土)

(5) 小中学生への多読指導

 自宅で英語教室を開いている方から、ORT の読み聞かせ・多読を使った英語
 の授業の様子が紹介されました。ORT のストーリーを覚えてしまい別の表現
 でそのストーリーを再現する子供達の話が紹介されました。また、児童英語
 の教師の方から、今後はSSSの推薦図書を利用して、児童英語にもっと多読
 を取り入れて行きたいという意見がでました。

(6) 英詩(マザーグース)の朗読

 男女2名のイギリス人のプロの朗読家、StuartとNickyが、マザーグースを
 利用して、英語の韻とリズムのすばらしさを感じさせるパフォーマンスを行
 いました。英語教師も、タドキストのみなさんも、英語のリズムを楽しみ、
 笑い声と歌声が教室中に響き渡る2時間でした。

(7) 多読的Writing とは?

 英語を日本語から作るのではなく、見たことのある表現を使ってやさしくう
 まく表現しようという観点から、酒井が講義しました。「Love or Money」
 をテーマにタドキストから前日までに寄せられた19通の英文が参加者に配ら
 れ、それをもとに講義がなされました。
 なお、現在77万語を読まれているエントリー番号No2 のモーリンさん
 (Mary Moon is MISSING (THE ADVENTURE OF Minnie and Maxを読書中)が
 その内容で最優秀賞を獲得しました。
  [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-news&c=e&id=39]
  [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-news&c=e&id=40]
  [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-news&c=e&id=41]

(8) タドキスト全国オフ会

 東京ベリーニカフェ西新宿店にて、80余名の参加で活発な意見の交換が行
 われ、友情を深めました。この会に出席された白朋セミナーの中沢さんの
 「タドキストの皆さんが評価なし、競争なし、比較なしで、ただみんな
 の励ましと、英語とかかわる喜びで結びついていることに感動した」との
 発言が象徴的です。
  [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-off&c=e&id=242]
  [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-off&c=e&id=263]

11月30日(日)

(9) 多読を教える英語教師の交流会

 児童英語・中学教師・高校教師・塾教師・大学教師がその立場を超えて、
 多読についての経験と意見を交換しました。
 昨年に比べると、具体的な意見や報告が増えたのが特徴です。
 より、詳しい報告は
  [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-news&c=e&id=43]
 をぜひ読んでください。

(10) タドキスト交流会

 貸し借りのMLを作ったり、自主読書会を作っているタドキストを中心に、
 メールや掲示板では話しにくい、いろいろな悩みや役に立つ提案が多数交
 換されました。共通の悩みや共通の解決策が多数あることが発見され、参
 加したタドキストの間で新たな試みへの自信が共有されることになりまし
 た。

(11) 読みやすさレベル検討会

 GRを中心に読んでいる人にとって、児童書は同じYLであっても読みに
 くくてショックを受ける場合があります。それを避けるために、全体とし
 て児童書のYLは今よりやや高めに設定した方が良いという意見が多数で
 ました。 詳しくは、
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-news&c=e&id=44]
 なお、YLは、2004年からの新書評システムでは、Reviewer の投票の
 平均が表示されるようになり、その推移をみて適宜YL選定委員会がYL
 を修正するようなシステムに変更になる予定です。

(12) 教師とタドキストの交流会

 17時過ぎより、英語教師とタドキストが交流し、「多読の威力」や「今
 後の多読普及のあり方」について意見の交換をしました。また交流会の最
 後において、多読を普及するための新しい会(多読協会または多読学会)
 を設立することが確認され、酒井、黛、神田、畑中、西澤、古川、河手、
 佐藤が準備委員会の世話人となることが決まりました。
 酒井からは、
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-news&c=e&id=46]
 の意見が表明されました。

☆今回のタドキスト大会においては、タドキストの多数の皆さんから協力
 をいただきました。また、SEGの職員の皆さんにも多数協力いただき
 ました。あらためて、感謝させていただきます。

  
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【5】編集後記               (今週の担当はあきおです)
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 無事、「100万語多読による英語教育ワークショップ」と「第1回タドキ
 スト全国大会」が終了しました。英詩(Mother Goose) の朗読会は、初めて
 の試みで、どうなることか不安だったのですが、始まってみると予想以上
 に面白く、みなさんにも好評でほっとしました。今後は、有料でも、もっと
 やっていただきたいという意見を多数いただきました。

 多読普及のための新しい会は、酒井先生が会長となる予定です。新しい会は
 来年4月をめどに発足させる予定で、これから出版社を回り寄付を募る予定
 です。
 SSS英語学習法研究会は、掲示板と書評サイトの運営・新しい会の後援に
 専念することになりそうです。タドキストの皆さんにとっては実質的なこと
 は変わりませんのでご安心ください。
 
 それでは 今週も  H a p p y  R e a d i n g !

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●配送予約識別番号
M-200312052000000000118505000
●配送開始予定日時:
2003/12/05 20:00:00
●マガジンID:
0000118505
●サブジェクト:
SSS多読通信 第9号 (2003/12/04)
●受け付け日時:
2003/12/05 19:05:43


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