Re: おとなのための世界史クラブ 〜 男性だってロマンス本

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933. Re: おとなのための世界史クラブ 〜 男性だってロマンス本

お名前: Raquel
投稿日: 2007/4/18(23:49)

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パピイさん、お久しぶりです。Raquelです。
まずは、ロマンスで100万語、おめでとうございます♪
とっても力のこもった投稿に感激しました。

パピイさんやみなさんのご意見に、その通り!と思うこともあれば、
わたしとは違うなぁと思うところもありますが、多分、男性女性という違いだけでなく、
超が付くロマンスファンかどうかという違いもあるのでしょう。

それはおいといて。

〉■ (ヒストリカル)ロマンス本の面白さ

〉第1に、読みやすく、どんどん読めている気になる
〉今回読んだ本は、プロローグあるいは第一章を終わる頃には物語に引き込まれました。それと言うのも、
〉えーっな展開から始まるという理由もありますが、登場人物が少なく設定がわかりやすいのも理由のひとつですね。

そうですね。
ロマンスファンは要求が厳しいので、立ち読みできる範囲くらいでストーリーに
引き込まれなければ、その本を買おうとは思わないんだそうです。
つかみが肝心なのはどのジャンルも同じでしょうが、ロマンスは特に、ということで。

登場人物に関しては、今回読まれた本はそうですね。
Julia Quinn のBridgerton シリーズや、Stephanie Laurens の Bar Cynster などの、
スピンオフ地獄は、前の本のあの人とか、次の本のその人がたくさん出てきて、
この人は誰の奥さんだ?と思うことがあったりして困ります(笑)

〉第2に、読んでいて安心
〉言い換えると、読んでいて気疲れしないということです。
〉これは児童書などで、結構深刻な内容のものを読むのこととの比較ですが。

うーん。
今回のセレクションはあまり重いテーマはありませんでしたが、
結構シリアスなものもありますよ。

〉今回読んだのが、リージェンシーだからでしょうが、戦闘などで人が死ぬ場面はあんまり出てきませんし、
〉最期はどうせハッピーエンドとわかっていますので、気楽に読めます。サスペンスや、ミステリーほど、ドキドキ感は
〉ありません。先に書いたように感情移入しにくいという理由もあるのでしょうね。

ここが、感じ方が違うなぁと思ったところです。
わたしは、戦闘シーンで血が飛び散っても、人が死んでも何も感じませんが、
主人公の葛藤や衝突を読むのは辛いです。
ハッピーエンドと分かっていても、全然気楽に読めません。
多分、わたしは感情移入しすぎるからなんでしょうね(笑)

〉第3に、英語が面白い
〉これはどういうことかというと、他では見ない表現(言い回し)、単語に出会えて面白いと言うことです。

改めていわれると、そうかなぁと思いますが、あまり気がつきませんでした。
確かに、単語も言い回しも、ちゃんとした作家にかかると(爆)、時代時代で違いますね。

〉■本の紹介 (読んだ順に紹介しています)
〉◇ Suddenly You / Lisa Kleypas 語数:85,000語 ISBN:0380802325
〉昨年のタドキスト大会のオフ会で話題になり、最初の一冊に選びました。

まだ読んでないんですよー。

〉◇ How to Marry a Marquis / Julia Quinn 語数:94,681語 ISBN:0380800810

これは、少女マンガのようなコメディなので気楽に読めますね。

〉◇ Secrets of a Summer Night / Lisa Kleypas 語数:98,496語 ISBN:0060091290

パピイさんは楽しまれたようですが、わたしはこれ、ヒロインが好きになれず、全然ダメだったんですよー。

〉◇ It Happened One Autumn / Lisa Kleypas 語数:99,235語 ISBN:0061259330

これは翻訳でしか読んでませんが、とっても面白かったです。
Kleypas には珍しく、コメディタッチで、珍しくサスペンス度も低いところがわたし好みでした。
蛇足ですが、パピイさんの予想に反して、この作品のヒーロー Westcliff が
あちらのファンの間で一番人気なんですよ。
作者自身も、2番目に好きなヒーローなんだとか。

〉またエピローグの最後は、第3作の頭出しとなっており、おおっと言う展開で、読者に期待を持たせます。

そうそう、ここで終わるなんてひどすぎ(笑)

〉◇ Again the Magic / Lisa Kleypas 語数:92,804語 ISBN:0380811081

これは、翻訳もでていますがまだ読んでいません。
あらすじを読む限りでは、今後も読めないような気がします。
(最近、めっきり好き嫌いが激しくなりまして)

〉◇ Devil in Winter / Lisa Kleypas 語数:92,997語 ISBN:006056251X

こちらも、翻訳で読みました。
前作のコメディタッチとは一転、ふたりの心が寄り添っていく様子がとてもよかったです。
わたしも、これが一番好きです。

〉◇ Scandal in Spring / Lisa Kleypas 語数:93,000語 ISBN:0060562536

これは、来月翻訳がでるのでまだ読んでいません。
でも、前2作よりちょっと落ちるという評判どおりのようですね。

〉◇ To Catch an Heiress / Julia Quinn 総語数:87,535 ISBN:0380789353

これは、ドタバタコメディで、ロマンスを期待しているとちょっと肩すかしかもしれません。
"How to Marry a Marquis"の前作ですが、あちらの方がずっと面白いので、
パピイさんの読まれた順番がいいと思います。

〉◇ Lady Sophia’s Laver / Lisa Kleypas 語数:91,000語 ISBN:0380811065
〉掲示板によく登場している作品ですので、改めての紹介は不要かと思いますが、
〉冒頭  It’s been a long time since he bedded with women.と始まり、つかさず魅力的な女性が登場します。

この最初の一文は、わたしでさえ(笑)、"Mackenzie's Mountain(Linda Howard)"の冒頭並みの
ショックでした。

〉ただ舞台がBow Street Forceと呼ばれる警察の前身みたいなところですので、そのあたりの設定が
〉よく理解ができるかどうかで、物語にのれるタイミングが変わってくるでしょうね。

そうなんです。
これを最初の1冊に読む方も多いですが、わたしは、どうかなぁと思います。
読みやすい、という評判が先行しているので、読んでみて手強さに驚く人も多そう。
分からない単語や設定をがんがん無視できる方限定で、と老婆心ですが、
太文字で注意書きを書きたくなります。

〉◇Worth Any Price / Lisa Kleypas 語数:87,219語 ISBN:0380811073

こちらも、衝撃的なつかみですよね。
しかし、ヒーローをヒロイン以外の女性といきなり。。。とは、
作者も冒険しますねー。
ファンは、H/H(Hero/Heroine)が相手以外と関係を持つことに、嫌悪感を持つことが多いのです。

〉■雑談
〉◇ なんとかならないの?・・・表紙

〉まず表紙!
〉例の男女の抱擁シーンが、色鮮やかなバックの上に描かれているやつですよ。
〉表紙はそうでなくても、表紙をめくると、半裸でうっとりと抱き合っているシーンがでてくるのもありました。
〉積んで置くか、並べておけば表紙が見えないとおもったら、なんと背表紙に絵のある物もあります。

(笑)
ほんと、表紙に関しては、ファンでも勘弁してと言いたくなるものが多いです。
実は、出版社や年代によって傾向が違って、おしゃれな感じのものもあります。
今回読まれた、AVON の表紙は特に、うっふ〜ん度が高いです。

〉そうそう、もしロマンス本が書店で購入するしか方法が無かったのなら、オジサンにはとても
〉レジに持っていけない本もたくさんあります(笑)

そうですね。
わたしがロマンスを読み始めた10年前はまだ、オンラインで本を買う時代じゃなかったので、
レジに行くのが恥ずかしかったです。
誰も並んでない時を見計らったりして。

〉◇ なんとかならないの?・・・ヒーロー。
〉今回読んだ11冊しか知りませんが、
〉ヒロインにはけっこういろいろなタイプがあるのに、
〉ヒーロー君に関しては、みんな筋肉系、いわゆるマッチョ。当然胸毛有り。
〉たまには細身のヒーローも良いのでは?と感じていますが、みなさんはどう思います。

個人的には、細身のヒーローがいいなと思いますが、ヒストリカルでは
あまりお目にかかったことはないですね。
"lean"と形容されてても、脱いだらすごい(爆)みたいな。
胸毛は、日本のロマンスファンの大半には理解しがたいことですが、
向こうではセクシーなそうです。
信じられなーい。

あと、ヒストリカルでは、何らかの危険に巻き込まれたりする設定が多いので、
マッチョなヒーローじゃないとヒロインを守れないんでしょう。

〉■ あとがき
〉昨年のタドキスト大会の準備で連絡に使ったMLに
〉『PB掲示板の久子さんとRaquelさんの投稿を読んでそのパワーに圧倒されています。
〉流されやすい性格のパピイは、女王様たちに呑み込まれて、来年の今頃、「世界史クラブ 男性だってロマンス本」
〉などを投稿しているのかもね(笑)』などと、冗談のつもりで書いていましたが、半年も経たないうちに、この投稿を
〉することになろうとは、それも100万語も読んで!!

この投稿を最初見たとき、「わたしたちってば、パピイさんをどこに導いてしまったの。。。」
とちょっと後悔というか、悪いことしたかなと思ってしまいましたが、
肝心のパピイさんに後悔がなさそうなので、わたしも後悔しないことにします。

〉そして掲示板を参考に、さらに100万語分買い揃えてあり、
〉その次の100万語分の購入本を絞り込み中です(爆)

まぁ。
パピイさん、もう立派なロマンスファンですよ。

〉ロマンスの大海はおそろしく広そうなので、ちょっと怖いというのが現在の偽らざる心情ですが、

そうですよー。
紹介してませんが、ヴァイキングものとか、オーストラリア流刑地ものとか、
ヒストリカルにも色々あるんですよ。
ぜひ、未開の地に行きましょう(爆)

〉ということで次回は、ロマンス本200万語通過報告か、YL高めの児童書紹介でお会いしましょう。
〉そうそう、もうすぐYou Wouldn’t Want to シリーズの新作4冊も発売されそうですね。

またの投稿、楽しみにしていますね。

では、楽しい読書を♪


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