I Thee Wed by Amanda Quick 読めました。ネタバレ含む

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858. I Thee Wed by Amanda Quick 読めました。ネタバレ含む

お名前: tsumugi
投稿日: 2006/12/2(00:04)

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Requal さん 久子さん ヒストリカル・ロマンスのご紹介ありがとうございます。tsumugiです。

読了報告、ロマンスに関する自己紹介、ロマンスで読む100万語への3つに分かれるながーい投稿です。すみません。

I Thee Wed by Amanda Quick 
読み終えられました。
多分、97000語くらいだと思います。
(初めて語数計算したので間違えていたらご容赦を)
YLの付け方はYLが付いた本は100万語のおまけでしかまだ読んだことがないのでごめんなさい。

ネタバレあります!!

おっしゃるとおり金太郎飴なんだろうなと、妙な読後の感想です。
多分この人の翻訳か似たような展開はどっかで読んだ事が、、、
妹を作法学校にいさせるため、paid companionになった独立心旺盛なヒロインがトラブルに巻き込まれ、
都合上助けてくれたヒーローと婚約する事になり、、、、
そのトラブルが広がっていき解決する課程で恋愛に発展するという展開でした。

読書に飢え、かつあんまり考え込まずに読めるものを探していた私にはここ1ヶ月で何よりもはまれました。結局2日ちょっと計12〜15時間くらいで読んだと思います。
(分速100語くらいだからぎりぎりの線なのでしょうか)

けれども、翻訳のヒストリカルロマンスだとだいたい2〜3時間、早いものだと1時間で1冊読み切ってしまうので、正直なところストーリーが頭のなかで展開していくスピードが緩すぎてきつかったです。読みながらまだこの辺までしか読めていないと、いらいらする事がたびたびでした。ただ、語法とか読む事そのものは苦痛ではなかったし、語彙としてもそんなには気にならなかったと思います。暇つぶしに読みたいので、展開を早く知りたい気持が強く、日本語並みに読める日が来ないとちょっときついかも感じました。

これを入れてしまうと他の語数は5000語ちょっとなのに一気に10万語を超えてしまうし、裏カウントにしてみます。多分裏カウントばかり伸びる気が、、、
表の多読は娘がELSで借りてくる本なので、
1週間に7〜800語を毎晩半強制朗読(;;)なので、多読をやろうと決心した理由の1つが足下固めなので、ゆっくりペースになります。

(こないだも一晩徹夜して10万語ちょっとの恋愛小説を読んでしまい後悔したばかりなのに)

私のロマンス歴はヒストリカルの翻訳だけですが、こんな感じです。
コンテンポラリーは多分10年以上まともに読んでいないと思います。
日本語では最近この辺を読んでました。
時の旅人 クレア シリーズ ダイアナ・ガバルドン
(多分原著では読めないくらい難しいと思ってます)
舞踏会へのレッスン ジュディス・アイボリー
花嫁の首飾り (作者覚えてません、シリーズものだったと思います)
青い薔薇 ノーラ・ロバーツ

サンガー運動以降の欧米の特にアメリカの性に関する考え方にはどうもついていけないところもあり、現代物はいまいち好きになれません。
あと、ロマンスを読んでいるっていうのはあんまりおおっぴらにできない様な事だと初めて知りました。(うちは翻訳ロマンスを毎月何冊か母と回し読みして熱く語るくらいオープンだし、もっといろいろ人には大きく語れないものを読みあさっているので、、、)

また良い本があったらご紹介下さい。

ところで、10月に久子さんがまとめてくださった初心者向けの用語集を拝読しました。

もし、ロマンスで100万語 ができるなら、私がヒストリカルを読んでこれこれと思ったの事があったので、、、
(初心者なのに図々しくすみません)

Chaperon とかは翻訳でもそのままカタカナでてくる事ありますよね。
映画 A Room With View(邦題:眺めの良い部屋)でMaggie Smithがchaperon役をやっていたのでイメージとしてはあんな感じでないでしょうか、ヒロインがキスしているところを見つけて自分はchaperon失格と嘆いていたのを覚えてます。

一方、Governessですが、ちょっと時代は新しく、Sound of MusicのMaria(Julie Andrews)はそう呼ばれていたと思います。子どもたちとの自己紹介シーンで、長女が私はもう16才だからGovernessはいらないというセリフがあったと思います。だから大きな子どものしつけも含めて面倒を見る人で、社交界デビュー前の子どもが対象だと思ってました。この辺は時代と国で事情が違うのかもしれないと思ってます。

ついでにJulieつながりでMary Poppins と最近出演したEloiseシリーズでは nannyと呼ばれてました。(幼稚園から小学校低学年くらいの子どもの世話をしてたからと勝手に思ってました)

それから、10年以上前の記憶なので曖昧なのですが、風と共に去りぬ の続編として書かれたScarlet でScarletがアイルランドに戻った時に彼女をLady教育した女性はLady’s Companion と自称してた気がします。彼女はScarletや彼女が教育した女性からはお金を貰わず、彼女が紹介した衣装店や装身具店、レストラン、求愛者が居間に招いて貰うために払う心付けなどを収入にしていたと書いてあったのを記憶してます。本編風と共に去りぬの映画の方にもcompanionという言葉はでてきたような気が、、、

(久子さん、全く悪気はないのです。)
Upstairs についてですが、私自身西洋建築には詳しくないのですが、
洋館や映画を観たり本を読んだ感じでは2階というのはその家庭のプライヴェートゾーンというか、寝室や家族用又は婦人専用の居間がある空間なのではないかと思います。
子どもをしかって子ども部屋(子ども用寝室)に追いやるときも
"Go to Upstairs!"とやっていたような気が、、、あながち寝室という解釈も間違いでない気がしてしまいます。
ベッドや婦人個人に用事がない人は2階には行かないというか、もし男性の客人を2階の客用寝室に泊める事があったら、女性の部屋から一番遠くするなどの配慮が書かれてる事もしばしばあったと記憶しています。
一方1階には舞踏室や客間、主人の仕事用の書斎、使用人室があったり、地下や半地下にビリヤードやカードゲーム室があるのではないかと思います。(図書室が2階にあるという記述もよく見るのですがその辺は詳しくないのでごめんなさい、、、)

コミックスの エマ を参考図書としてあげていらっしゃいましたが、j掲示板で上がっているジェーン・オースティンもの、映画 高慢と偏見 や先述の 眺めの良い部屋、それから神戸や横浜にある洋館を見たりしても、この辺の時代のライフスタイルの参考になると思います。(神戸の洋館には英文ガイドや解説文が置いてあるところもあるし家具調度や家財道具なんかは現物を見て、側に単語も書いてあったりするのでありがたかったです。

あと、王族の婚姻と婚外子の扱いですが、
基本的には教会の認知なんだと思うのですが
(王権神授説に関わってくる部分?)
最近(多分1980年代以降)になるまで、
王族に関しては各国の王族もしくはそれに準ずる位の貴族
(私の感覚では王の子どもではなくてもPrincessと呼ばれる又は国に数家かしかない侯爵位)からの
王妃・またはPrince Consort(女王の配偶者って日本語ではなんていうのでしょう?)以外は迎えられなかったのではないでしょうか?

最近は北欧の王室などでは離婚歴がある一般人から皇太子妃を迎えたと話題になっていましたが、ベルギー?ではつい最近国内の大貴族との婚約が発表されてもいます。近年になってもダイアナ妃の実家も貴族(確か伯爵)でしたがいまいち位が足りないと反対意見があり、それでも愛人に執着させとくよりはましだし、ダイアナ妃側の実家の手回しといった政治面で決着したんだったと覚えてます。

では、ありがとうございました。
明日図書室に返却しに行ったらどんな本があるかチェックするので、
またよろしくお願いします。
では、Happy reading!


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