Re: The Last Sherkicj Holmes Story(OBW3)

[掲示板: 〈過去ログ〉ＰＢの掲示板（ネタバレ可） -- 最新メッセージID: 1182 // 時刻: 2024/5/17(08:14)]

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こんにちは、バナナさん。道化師です。

〉今日、読み終わりました。

私は、多分ＯＢＷ３の中では、これ一番のお気に入りです。
なかなかＧＲでは、お行儀の良い話が多くて、
「犯罪心理」にシンパシーを感じるような、危ない話は少なくて。

〉で、結局よくわからなかったのですが、

〉疑問１：Holmes　は　Moriarty　だったのか？

そうです。阿片の多量服用がホームズの心を蝕んで、
ホームズの探究心、美学を満足させる「理想の犯罪者」を独立した人格として、
自らが心の中に作り上げてしまった・・・と言う事だと思います。
ほら、「自動車を運転すると人格が変わる」とか言うじゃないですか。
あれと同じで、「犯罪を犯す時は、人格が変わる」なのだと思います。
ホームズ自身は、この人格の変移を自覚してないで、
自分で自分を追求している事になるのでしょうね。
昨今流行りの「多重人格」の話です。
（あっ、「ジキルとハイド」は、昨今ではないですね。）

〉疑問２：だったとしたら、なぜ　Watson　を殺さなかったのか？

モリアティは、結局、二重人格として、ホームズの中に生まれたので、
本来ホームズが持っていた人格（＝良心？）と、葛藤があって、
殺さなかったと言う事です。

〉疑問３：じゃなくて、Watson　が　Moriarty　？

それは無いです。最後の方でワトソン自身がホームズを追う為に、
阿片を服用してラリってきますが、それでもあくまでワトソンは凡人のままです。

〉疑問４：じゃなくて、両方とも疑心暗鬼で、狂ってしまった？
〉　　　　Moriarty　の勝利？

やっぱり、ホームズが自ら命を絶つ事で、切り裂きジャックでもあった
モリアティをも殺したので、ホームズの勝利だったのでしょう。
　
〉どうなんでしょ？
〉うーむ、割り切れなくて気持ち悪い。

いかがでしょうか。気持ち良くなられましたか？
私は、この割り切れなさが良かった。
勧善懲悪のスッキリ感は、好きじゃないもので。

〉ではでは

ではでは。

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