成長物語としての Marvin Redpost

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225. 成長物語としての Marvin Redpost

お名前: Julie
投稿日: 2003/9/21(17:35)

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みなさん、こんにちはー。Julieです。(^0^)

道化師さんをはじめ、みなさんの読み、興味深く読みました。
論じたくなるような話ですよね、レッド門柱って。
成長物語と考えると、1巻から読んだほうがいいかもしれません。

私も7巻の坂道を下る、あの爽快感はなんだろうと気になってました。
それまでは、上のメタファーが多かったように思います。
1巻の会場もビルの上だったし、
大統領ってトップの人が出てくるし、
校庭の旗ざおの下で鼻をあてていたりするし、
宙を見上げるよな話もあるし。
それだけに7巻で一気に駆け下りたのが印象的でした。

小さな子供にとって、親は神様ですが、だんだんそうではないことがわかってきます。親の守ってくれるぬくぬくした世界から自我が分かれて、自分で世界へ立ち向かうようになります。自立のための戦いがいろいろあって、そしてひとまわり大きくなったマービンが家族のもとに戻ってくる、そんな感じがしました。

成長物語といえば、wallball も忘れちゃいけません。(笑)
文字通り、壁にぶつかっては、はね返り、受けとめて、また壁へ向かってゆく
マービンの成長を表しているように思います。
それから、シーツやロープの中で、がんじがらめになるシーンもありました。
後ろ向きにこげば安全な自転車を卒業して、前にしか進めない、進まないと倒れちゃう自転車へのステップアップもありました。
う〜ん、面白いなあー、Sacher。
オシツオサレツさんの表現を借りると、小物が効いてる感じがします。

Happy Reading!


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