Re: 映画『メメント』について:わたしの解釈

[掲示板: 〈過去ログ〉PBの掲示板(ネタバレ可) -- 最新メッセージID: 1182 // 時刻: 2024/4/29(22:32)]

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17. Re: 映画『メメント』について:わたしの解釈

お名前: マリコ
投稿日: 2003/7/28(21:48)

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成雄さん、じゅんじゅんさん、ペギーさん、メメントファンのみなさんこんばんは。
映画初心者のマリコです。

〉映画「メメント」をご覧になられたみなさん、こんにちは。
〉映画の広場でいろいろ語ってきましたが、核心には触れてきませんでした。

〉ネタばれの広場ができました。
〉SSSの厚意に感謝しつつ、みなさんの率直な意見を聞かせて下さい。

映画の上映のままを2回みました。

妻のレイプ事件はほんとうのようです。
しかし、妻はそのときに殺されなかった。
犯人が逃げたとき、ビニール袋に頭をつつまれた妻の映像が写りましたが、妻はまばたきをしていました。
あの事件によっては殺されなかったと言うことだと思います。
しかし、その事件のために、レニーは10分間の記憶しか保てなくなったと思います。

テディは警官で、麻薬捜査の担当だと思います。
レニーとドッドを追っているときに、レニーの妻のレイプ事件と、レニーの記憶についてのことを知り、利用しようとする。

あの、同じような記憶喪失の男性が、妻にインシュリンを3回うつシーンは心臓がとまりそうになりました。(あ!なんてこと!奥さんが死んじゃう!)
しかし、後半の映像から、奥さんをインシュリンで殺す場面は、自分のことと混同しているようです。
つまり、レニーが10分間の記憶を保てなくなったときに、奥さんをインシュリンで死なせてしまったんでしょう。

あの同じような記憶喪失の男性の断片的な記憶がフラッシュするのは、レニーがつくりあげた記憶だと思います。
自分が10分の記憶しか保てないということをかくしておくために、正常であるようにふるまうことを努力している場面がたくさんでてきますよね。

ジミーを殺したのは、レニーでテディーにうまく利用された結果。
レニーの記憶が短いことを利用して、殺人した記憶すらのこらなければ、犯罪者として苦しむこともないという判断でしょうけれど、警官としては???ですね。

ジミーの恋人のナタリーは、レニーが10分間しか記憶のないことが確かなことを、あのきたないビールを飲ませることで確信し、利用しようと家につれてかえる。
レニーに同情させ、ナタリーはレニーを利用して、恋人のかたきをとろうと、ドッドとテディを殺そうと計画する。
ナタリーはあのなかで一番わるい人間だと思います。

レニーは車の中でテディがあのオンナは気をつけるようにいったとき、レニーはそれを一旦書いたのに、消してしまいます。
その、自分の判断で記憶すべきことを選択していますね。
結局、ナタリーにうまく利用されて、テディーを殺してしまいましたね。

こんな感じですがどうでしょう。
映画のあいまいさの割に断定的な書き方になっていて、反論はあるかもしれませんが、わたしはこの判断を確信しています。


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▼返答


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