Re: PBロマンス本 600万語通過報告

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1126. Re: PBロマンス本 600万語通過報告

お名前: 杏樹
投稿日: 2008/5/7(00:01)

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パピイさん、こんにちは。

〉みなさま、こんにちは。パピイです。
〉前回報告から3ケ月も過ぎましたね。(理由は後述)
〉その報告と読んだ本の紹介をさせていただきます。

あまり次々と報告があると読むのが大変なので(紹介された本と投稿と両方)、たまにはペースダウンするぐらいのほうがいいです。
私は日本語と中国語の本を読むのに忙しくてロマンスが後回しになっていましたが、中国語400万字通過したら手を出そうかと思っていたのになぜか以前に途中で挫折したファンタジーのシリーズをいきなり読み始めました。最初は「続きから…」と思ったのに、ほとんどわからなくなっていたので結局最初から読むことにして、総語数を思うとなんで今手を出してしまったのか…と思ったりしています。しかももうすぐ中国語の試験を受けるので、最終巻を残してしばらく中国語の本を読むことにしたりして、どんどんロマンス本が遠のいていきます。

〉■ 本の紹介 (読んだ順に紹介しています)
〉◇ Ravished / Amanda Quick 語数:100,000 ISBN:0553293168
〉(49 customer reviews)

〉「美女と野獣」的ストーリーで、Quickらしいミステリー(称賛ではありません)もあり、楽しめました。
〉Quickの作品は、状況がわかったら後はわりとスラスラ読めるのもいいですね。

〉ただ化石コレクターという、当時としては少々エキセントリックなヒロインの設定に驚きましたが、
〉周囲の人たちが「野獣」と称して恐れを抱き、彼の話を聞かない中で、ただひとり最初から彼を信じて
〉疑わなかったところに、少し違和感がありました。最初は恐れを抱きながらも、だんだんとヒーローに
〉惹かれて行って…、くらいの方が自然で、よかったと思うのですが。

〉AARの読者人気投票2007年Top100の中で、Quick作品はこの作品だけですので、人気があるのでしょうが
〉私にとっては以前読んだMistress、Seductionと比べて、特にという印象は受けませんでした。

これは私が最初に読んだAmanda Quickだったせいか、私には新鮮で面白く思いました。ミステリー仕立てでヒロインが危ない目にあったり謎解きがあったりして、どんどん読む進むことが出来ましたから。ただ、Amanda Quickは「どれも同じ」と言われていますので、何冊か読んで新鮮味がなくなると「特に…」になるのかもしれません。それでいえば「I Thee Wed」のほうが内容に説得力があったかなと思います。

〉◇ By Arrangement / Madeline Hunter 語数:108,000 ISBN:0553582224
〉(49 customer reviews)
〉エドワード3世治世(注:在位1327年 - 1377年)のイングランド。

〉今まで私が紹介した中世を舞台にしたロマンスは、Garwoodの作品ばかりでしたが、この作品は、イングランドと
〉フランスを舞台にしています。そのため両国のダークな歴史的関係にともなう、政治や陰謀が背景を彩っています。

うう、ダークな歴史関係…そういう時代のお話が読めるなんて、なんてステキなんでしょう。

〉18歳で王の庇護のもと、恋人が結婚前には救いに来てくれるとかたくなに信じている世間知らずのヒロインが、
〉物語の中で精神的に成長していくところもよかったですよ。

こういうの、いいですねえ。

〉◇ As You Desire / Connie Brockway 語数:85,742 ISBN:0440221994
〉(35 customer reviews)
〉1890年エジプト、そこは地図にも載らないThe High Desertと呼ばれる砂漠。一目を避けて行動するには好都合の
〉ところで、深夜奴隷商のキャンプには、ブラックマーケットの商品や、それを取り引きするアラブ人やコプト人が集まって
〉います。(注釈:イスラム教徒はアラブ人、キリスト教徒(コプト教会)はコプト人で、“エジプト人”という呼称は不適切な
〉表現とされているそうです) 今夜は、若いブロンドの英国人女性が奴隷として取引されています。

たぶん「エジプト」という名前の国が長らく存在していなかったので「エジプト人」というのはヨーロッパ人から見たイメージ的な存在なんでしょう。北アフリカ地域はローマ人に支配され、アラブ人に支配され、混血も進んで古代エジプト王国時代の「エジプト人」はほとんどいなくなってますから。「コプト人」というのはキリスト教の宗派の一つ、コプト教徒になったエジプト人を指しますので、これまた人種や民族と直接関係のない分類です。

〉その上、恋のライバル登場と、遺跡をめぐる陰謀(?)で物語は大きく盛り上がります。紹介文から想像されるように
〉ふたりは知り合いで、いろいろあってふたりが結ばれるところはかなり熱いです(笑)

「遺跡をめぐる陰謀」…これまた刺激的なお言葉。設定も最初はちょっと驚きますし、本当にロマンス本って多彩ですね。

〉◇ By Possession / Madeline Hunter 語数:103,000 ISBN:0553582216
〉(47 customer reviews)
〉1324年、Addisは、巫女から昼間に呼び出され驚きます。いつもは夜ですが、彼女の父親の馬を世話する彼が、
〉人目を避けて彼女と一緒にいることが知れたら、命はないかも知れません。彼女と一緒にいると、人間的に扱われる
〉温かみが思い出され、恐怖を押さえて森の外れに出かけます。彼女は一頭の馬を連れていました。

〉前の紹介本より少し前のエドワード2世治世のイングランドを舞台にしています。歴史的背景をうまく
〉物語に取り入れているようです。(読後に、ネットで調べてわかりました。まあ、知らなくても楽しめる
〉ということですね)

発行はアメリカですか?だったら予備知識をそんなに期待していないのかもしれません。

〉さて、身分違いの壁をどう乗り越えていくのかが、この作品の大事なポイントになりますが、
〉最初は権力でなんとかしようとしていたヒーローですが、恋のライバル登場で、二人が結ばれるまでは
〉ドキドキハラハラします。そして結ばれたからといって安心できず、とても切ない物語が展開します。

中世イギリスを舞台にこういうお話が読めるっていいなー。私はいつ読めるのかなー。

〉◇ Passion / Lisa Valdez 語数:99,906 ISBN:0425203972
〉(87 customer reviews パッション)
〉1824年7月12日、Lucida Margarita Hawkmoreは、親友のAbigailに興奮しながら手紙を書きます。
〉そこには彼女が身ごもったこと、父親は夫のGeorgeではなく、最近雇った若い庭師であることを。さらに、自分のことを
〉非難しないで欲しい、今は新しい愛人Fentworth卿にぞっこんなのだからと。Hawkmore家には嫡男を生んで
〉あげたているから、夫はこの子は自分の子として育ててくれることを認めさせたのよ。このことは夫とあなた、二人だけが
〉知っている秘密なの。最後に、この手紙は読んだら焼き捨ててね。

〉読み終わりましたが、どう感想を書いてよいのやら(笑)

〉まず、エピローグはユーモアも感じさせてくれて読後感は爽快です。
〉それというのも、後半ヒーローが真の愛に気付きながらも弟のために自分を犠牲にしようとし、またヒロインも・・・
〉と切ないロマンスが展開し、最後にハッピーエンドを迎えるからです。

これまた複雑な背景がからむお話のようですね。年代を超えてどんな風につながっているのか、という設定には興味を惹かれます。

〉一方、200頁過ぎ(約3分の2)までは、数頁ごとに官能小説のような激しい描写が続きます。その過程で二人の愛が
〉高まって行きますので、無駄にエロチックな描写が続くのではないのですが・・・  それに伴い、知っていることが
〉自慢できないような語彙がたくさん身につきます(笑) 名詞の“come”など、他では見たこともありませんからね。

うーむ。語彙については、ロマンス本を読んでたら日常会話に役に立ちそうにない言葉を覚えるのは確かです。しかし「官能」方面に特化されるとなると…。

〉◇ A Well Pleasured Lady / Christina Dodd 語数:85,067 ISBN:0380790890
〉(34 customer reviews)
〉1793年スコットランド、Sebastian Durant、Viscount Whitfieldを迎えるための料理の準備は順調に進んでいた。

1793年という年号で思い浮かんだのは「フランスだったら革命が起こってる時期だなー」
…と、思ったら、物語にちゃんと影響が及んでいるんですね。

〉読み終わりましたが、いまいち物足りません。
〉というのは、設定はとてもよく、脇役たちの個性もいろいろで、とてもよかったのですが、肝心のロマンスが・・・??

面白い感想ですね。ロマンス本なのにロマンスよりもそれ以外の部分がいいなんて。

〉◇ Slightly Scandalous / Mary Balogh 語数:112,000 ISBN:0440241111
〉(45 customer reviews)

〉前回の紹介で「『A Summer to Remember』では、あまりよい印象を受けなかった彼女が、どんな素敵なヒロインに
〉なるのかとても楽しみです♪」と書きましたが、やはりMary Baloghの作品ですね、とても良かったです。

最初と最後の紹介本だけ私が読んだことがある本です。

〉今まで読んできたMary Baloghの作品は、しっとり系でしたが、紹介文からもわかるように、二人の出会いは
〉かなりユーモラスです。気が強いヒロインだからこそなのかもしれませんが、とても楽しめました。

性格的には『A Summer to Remember』で登場したときとコロっと変わっているわけではりませんが、「こういう人だったのか」と納得できる人物多ということがわかっておもしろかったです。

〉あまり書くとネタばれになりますが、JoshuaとFreyiaがたどる運命は、「A Summer to Remember」の
〉KitとLaurenの関係が思い出されて、物語に深みを与えているように感じました。

重なるところがありますね。それにヒロインのほうが意固地。

〉■最後に
〉前回の報告で、「酒井先生のブログで、「読み疲れ」というのがありましたが、ふとそうかなと感じることが
〉あります。そこで、これからやさしい児童書を間に入れて読書を進めて行こうと思いました。」
〉と書きました。そのためなのか、他にやりたいことが一杯あるためか、実際少し読書ペースが落ちています。

これだけ読んでいれば、少々ペースが落ちても気にするほどのことはないと思います。やさしい本を混ぜながら自分にとっていいペースで読んでいってください。
ところで、かなり多彩な内容の本を読んでらっしゃいますが、これだけ読むと難易度はあまり問題にならないでしょうか?私はまだ数えるほどしか読んでいないので、「おすすめでおもしろそうだから」だけでは不安なところがあります。

〉そこで、やさしい本を読もうと、A to Z Misteriesを読み始め、GRの再読を始めました。
〉ついでに、「ロマンスPB読書に疲れたあなたに」と題した投稿ネタを書き始めました(笑)
〉もちろんA to Z Misteriesの紹介ではありません。
〉ロマンス読者なら楽しめるだろうと思われるPBよりやさしい本を、紹介しようというものです。
〉少しまとまりましたら、投稿しますね。

うわー。これはまたおもしろそうなネタですね。楽しみにしています。

〉では、ロマンスファンのみなさん、Happy Reading!

ロマンスファン休眠状態ですが、パピイさんもHappy Reading!


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