Re: ヒストリカル・ロマンスでPBへの道をたどる方法

[掲示板: 〈過去ログ〉PBの掲示板(ネタバレ可) -- 最新メッセージID: 1182 // 時刻: 2024/4/25(23:26)]

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1002. Re: ヒストリカル・ロマンスでPBへの道をたどる方法

お名前: 杏樹
投稿日: 2007/9/24(00:09)

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Raquelさん、こんにちは。

〉うわー、素晴らしい投稿です。
〉私は濫読ばかりしているので、系統だったガイドができません。
〉ヒストリカル・ロマンスに興味があるけど、どこから読んでいいか分からない
〉という方には、とてもためになると思います。

ありがとうございます。Raquelさんはロマンス本の先輩としてずいぶん参考にさせていただいてます。

〉私のヒストリカルデビューも、クレイパスの"Lady Sophia's Lover"でした。
〉読みやすさレベルが5くらいと登録されていたのかな?それで読みやすいのかと思ったら、
〉もう、ビックリするほど何を読んでいるのか分からなかったのを思い出します。
〉舞台背景(Bow Street RunnerやMagistrateの仕組み)が全く分からないので、
〉想像力の働く余地があまりなかったからでしょうね。
〉それ以来、コレを初めてのヒストリカルにはお奨めできないと思ったんですが、
〉杏樹さんも同じように思われた様で安心しました。

Raquelさんも最初は難しかったですか。舞台背景の知識もある程度必要ですね。私はそれ以前に最初の1章で何が起こっているのか全くわからないまま読み続けました。

〉〉★★Julia Quinn★★

〉Julia Quinn は、少女マンガのノリですね。
〉会話のセンスが抜群で、設定も複雑ではないので、初めてのヒストリカルに
〉お奨めできると思います。

〉〉To Catch an Heiress YL5.5
〉〉How to Marry a Marquis YL5.5

〉この二つ(とくに上)は、ドタバタコメディのノリですよね。
〉ラブシーンも少なく、しっとりした物語を読みたい方にはあまり向かないかもしれませんが、
〉とても読みやすくてお奨めです。
〉"How to Marry 〜"の方は、当時世間を席捲していたハウツー本「ザ・ルールズ〜理想の男性と結婚するための35の方法」
〉にインスパイアされたそうで、現代女性が男をつかまえるための技と当時の技を対比しながら読むとより楽しいです(笑)

そういうもとネタ本があったんですか。おもしろそうですね。

〉〉1作目はDaphneが主人公の「The Duke and I」ですが、2作目の方がお勧めです。

〉私も同感です。

〉〉The Viscount Who Loved Me YL6

〉こちら、抱腹絶倒場面あり、切ない場面あり、とても楽しめると思います。
〉難しい背景知識もいらないので、ヒストリカルへの入り口としてお奨めできます。

そうですね。私も1作目は飛ばしてこちらから読みました。ヒストリカル・ロマンス入門にはいいですね。

〉〉An Offer From A Gentleman YL5.5

〉これは、なおちぃさんもおっしゃってますが翻訳が出ています。(「もう一度だけ円舞曲を」)
〉シマウマ読み(でしたっけ?)とか、最初だけ日本語で読んで続きを英語で
〉ということができるので、ヒストリカル・ロマンスを日本語でも読んだことがない
〉という方には、取りかかりとしてよさそうです。

翻訳が出ているとシマウマ読みが出来るので、そういうところから入ることも出来ていいと思います。でもなぜ翻訳ってシリーズの途中から出るんでしょう。

〉1作目は、読まなくてもあまり困らないですね。
〉ヒーローが悩む話なので、ウジウジするなと一喝したくなりました(笑)

私もヒーローが「何考えてるねん」と思ってしまって。つまらないわけではないのですが、最初に読むのはちょっと…という感じです。

〉Bridgertonはみなさんおっしゃいますが、4作目までが面白くて、
〉残りは少し尻すぼみな感じです。特に、最終の8作目など、超ガッカリでした。

そうなんですか。久子さんも5作め以降についてはあんまり…みたいです。

〉とは言いますが、6作目の"When He Was Wicked"は泣ける切ないストーリー
〉が好きな方にはツボかもしれません。
〉また、7作目の"It's in His Kiss"もなかなか良かったです。
〉"How To Marry a Marquis"でヒロインの雇い主だった Lady Dansbury の孫がヒーローです。
〉社交界の誰からも恐れられるLady とヒロインが友情を育てる様子が、とても面白かったです。

そうですね。たしかに「Romancing Mister Bridgerton」でもおもしろいなと思いました。

〉この Lady は、実は Bridgerton シリーズに頻出してまして、"Romancing Mr.Bridgerton"でも
〉キーパーソンとなっています。
〉順番に読まなくてもあまり困らないシリーズですが、4,5,6作が実は
〉同時進行していて、続けて読むと色々な発見があって面白かったですよ。

同時進行っておもしろそうです。うーん、読んでみようかどうしようか…。なにしろ未読本が…。

〉Julia Quinn は杏樹さんが読まれたものと最新刊しか読んでませんが、
〉リージェンシーが舞台のもので、ワーテルローの戦いもナポレオンも絡んでこないし、
〉歴史的背景が分からなくて読みづらいということがないので、ヒストリカル・ロマンスを
〉初めて読む方には、とってもお奨めできると思います。

歴史背景は「無し」みたいなものですね。

〉〉★★Amanda Quick★★

〉〉ロマンス色よりもミステリーかサスペンスの味付けの強い作品を書きます。その分謎解きにハラハラして読めるので、ミステリーっぽい話が好きならこちらから読んでもいいでしょう。Julia Quinnよりは難しいように思います。

〉うーん。Amanda Quick は作品によっては難しいですが、基本的に文体など
〉読みやすいと思います。
〉彼女の最近の作品は、錬金術とかオカルト(ゴシック的)調なので、
〉単語が難しいかもしれません。

難しいのはJulia Quinnに比べると…ということで。

〉〉Ravished YL6

〉これは、冒頭の場面が少し読みづらいかもしれません。
〉化石発掘が趣味のヒロインなので、それに関する単語が難しいかも。

〉〉I Thee Wed YL6

〉これは、作品の面白さがあまりおススメできません。
〉雇われコンパニオンヒロインものでしたら、「雇われた婚約者」というタイトルで
〉文庫になっている、"Paid Companion"の方が面白いです。
〉ただ、こちらは錬金術がテーマなので、単語が難しいかな。

そちらは知りませんでした。ただ「I Thee Wed」もサスペンスとして読みごたえがあると思いました。あまりロマンスらしくないのですが。両方読んだらどちらが読みやすいとか、面白いとかわかるんですけれど、とりあえず自分が読んだものだけ紹介してしまいました。

〉〉★★Lisa Kleypas★★

〉Kleypas は翻訳がたくさん出ているので、シマウマ読みをしたい方にお奨めです。
〉ヴィクトリア朝の階級差や暗部を好んでテーマに取り入れており、しっかりと深みのある
〉ストーリーを楽しめるのですが、その分、あまり見たことのない単語が
〉多いと思います。
〉ストーリーの面白さはピカいちなので、物語の力に引かれてぐいぐい読めるという
〉利点がありますよね。

たしかに内容は面白いですね。

〉〉シングル・タイトルで去年あたりにお勧めとして出回っていた
〉〉Suddenly You YL6.5

〉実はこれ、まだ読んでいないんですが、設定的に難しくなさそうですね。

初心者向きとして騒がれた分ベテランのRaquelさんには盲点だったかもしれません。多分Raquelさんなら軽く読めるのではないかと思います。

〉〉Lady Sophia's Lover YL6.5
〉〉Worth Any Price YL6.5

〉これは、本当に面白かったです。
〉でも、設定が難しい!

やっぱり難しいんですね。今から思うとこれが1冊目・2冊目で、よくあれだけすっ飛ばして読んだものだと思います。登場人物も覚えられなかったし…。

〉先日、酒井先生と「ロマンス本企画やりましょう」という話で盛り上がりまして、
〉企画が実現段階に入ったら、杏樹さんも協力していただけると嬉しいなと思います。

それ、オフ会で酒井先生に言われました。私はRaquelさんや久子さんの後を着いていってるだけですので、それでも何か協力できることがあれば。

それではHappy Reading!


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