Re: 神戸の事情・・

[掲示板: 〈過去ログ〉図書館・Website・Event等情報 -- 最新メッセージID: 1222 // 時刻: 2024/4/26(07:01)]

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193. Re: 神戸の事情・・

お名前: OKAZUYA
投稿日: 2006/4/1(23:22)

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"ミグ"さんは[url:kb:191]で書きました:
〉多読こそ英語教育の本道です(=^▽^=)

ミグさんいつもお世話になっています。
私が書誌データについて聞いた司書の方は多読についてよくご存知でした。

このサイトの GR のデータから作った Level1〜Level3 のリストを渡すと
「何とか頑張って見ます」というような表情を僕に返してくれました。

彼女から聞いた話では(聞き違いがあったかもしれません)、
一般に流通している和書では既に入力済みのデータが提供されているが、
洋書の場合はそのような書誌データがないか、もしくは書式が違うために
手入力が必要で、それがネックになるとか言うことだったと思います。

それで・・その時、僕は Nancy Drew シリーズを手に持ちながら、
「これは僕には少し難しすぎて・・」と言うと、
それを寄贈したのは私なんですよ・・。と話してくれました。
Nancy Drew シリーズは10冊以上、
それに Magic Tree House も彼女の寄贈かもしれません。

書誌データは全国共通で使えるか、各地でフォーマットが違っても、
パソコンを使えば、それほどの手間でもないので、
このデータが普及すれば、各地の図書館や高校・大学、専門学校などで
普及が始まるような気がします・・。

というのは、最近町の小さな本屋でも、
TOEIC xxx点レベルで読める洋書コーナーなどというのがありますから・・。

そうなって欲しいと思う人が増えるだけでも現実は変化するような気がします。


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196. 図書館員が多読の実践者って理想ですね

お名前: momiji
投稿日: 2006/4/2(20:36)

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OKAZUYAさんはじめまして。
momijiと申します。

"OKAZUYA"さんは[url:kb:193]で書きました:

〉私が書誌データについて聞いた司書の方は多読についてよくご存知でした。

こういう状況(図書館員が多読を実践)って理想ですよね。
多読に理解のある図書館員がいるなんて、うらやましー。

よく、酒井先生が、
多読をやっている社会人とその子供からはさみうちして中高生へ、
そして学校へ多読を普及という作戦のお話されますが、
そんなかんじで図書館に多読用図書をたくさん受け入れてもらえるように
この挟み込み作戦があるのでは?と思うんです。

図書館に多読を普及するには、、
自治体への方向への攻め方もありますが、
下からつまり図書館員から攻める方向もありかなと思うんですよ。
図書館員が多読を実践していれば、その図書館員にとって、
多読用図書の必要性は十二分にわかっているわけですから、
その図書館員がいる図書館での多読本への理解は相当変わると思うのです。

図書館員って読書好きが多いし、英語で苦労している人も多い
(仕事で使わざるを得ない)ので英語の多読実践者への
なかなかよいターゲットだと思われます。

〉彼女から聞いた話では(聞き違いがあったかもしれません)、
〉一般に流通している和書では既に入力済みのデータが提供されているが、
〉洋書の場合はそのような書誌データがないか、もしくは書式が違うために
〉手入力が必要で、それがネックになるとか言うことだったと思います。

〉書誌データは全国共通で使えるか、各地でフォーマットが違っても、
〉パソコンを使えば、それほどの手間でもないので、

それほどの手間でもないわけではない(つまり難しいし、割と手間)のが、
専門家の仕事とされている所以なのですけど・・・。

〉このデータが普及すれば、各地の図書館や高校・大学、専門学校などで
〉普及が始まるような気がします・・。

日本の場合は、
公共図書館、学校図書館(除く大学)、大学図書館+専門図書館、
といったかんじで大きく分けて3つに分かれていて、
それぞれが書誌データの扱いが違うんですよね。

少なくとも、大学図書館系の場合は、
洋書を所蔵することは一般的ですので洋書の書誌データを作成することも
大して問題にはなりません。
しかも、いったんどこかの大学図書館が書誌データを入力すると、
他の大学図書館でもその書誌データを利用可能ですので、
書誌データの入力の問題はそんなに大きくないですね。

ただ、高校や専門学校、公共図書館は、この書誌データを利用することは
できないので、問題になってるわけですね。
(どうして利用できないか?についての説明は日本の図書館の歴史を
含めたとても長い話になるので省略させてください・・・)

公共図書館まわりの書誌データの共有やフォーマットについての
いろいろな問題は、図書館関係者、研究者が日々解決を模索中なので
ですけど、なかなか難しいみたいです。

〉そうなって欲しいと思う人が増えるだけでも現実は変化するような気がします。

それはそうだと思います。
そして、なにか意思表示があればもっと効果的だとおもいます。
なんでもいいんです。本のリクエストを出すとかでも。

欧米と日本の司書の経験がある人が、
「欧米では、わりとはっきり、利用者からこうして欲しい、
ああして欲しいと要望が出るのだけど、
日本の場合、日本人の文化的な背景からきているのだけど
はっきりと要望が出ることはほとんどないので、
要望をくみとることが難しい。」
という話を聞いたことがありますし。

図書館に期待をしてくれる人がいること
とてもうれしく思います。

OKAZUYAさんの体験、とても参考になりました。
ありがとうございます。

それでは。


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[賛成] 197. Re: 図書館員が多読の実践者って理想ですね

お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2006/4/3(00:08)

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momijiさん、こんばんは!

OKAZUYAさん、バナナさん、ミグさん、こんばんは!

〉OKAZUYAさんはじめまして。
〉momijiと申します。

〉"OKAZUYA"さんは[url:kb:193]で書きました:

〉〉私が書誌データについて聞いた司書の方は多読についてよくご存知でした。

〉こういう状況(図書館員が多読を実践)って理想ですよね。
〉多読に理解のある図書館員がいるなんて、うらやましー。

〉よく、酒井先生が、
〉多読をやっている社会人とその子供からはさみうちして中高生へ、
〉そして学校へ多読を普及という作戦のお話されますが、
〉そんなかんじで図書館に多読用図書をたくさん受け入れてもらえるように
〉この挟み込み作戦があるのでは?と思うんです。

図書館はいわば上(社会人)からと下(こども)から挟んだ上に
横からも圧力をかけることになりますね。うまくいくといいんだけどなあ!

〉図書館に多読を普及するには、、
〉自治体への方向への攻め方もありますが、
〉下からつまり図書館員から攻める方向もありかなと思うんですよ。
〉図書館員が多読を実践していれば、その図書館員にとって、
〉多読用図書の必要性は十二分にわかっているわけですから、
〉その図書館員がいる図書館での多読本への理解は相当変わると思うのです。

〉図書館員って読書好きが多いし、英語で苦労している人も多い
〉(仕事で使わざるを得ない)ので英語の多読実践者への
〉なかなかよいターゲットだと思われます。

はい、そう思っています。本当は図書館員のみなさんは全部
潜在的タドキスト! (ぼくの大学のクラスで1000万語近く
読んでいる学生は高校のときに図書委員だった!)

実は実際に九州のある高専では図書館員のある方が
多読をしてくださっていて、ラベル貼りとか、棚の整備とか、
いろいろ貢献してくださっています。その図書館の多読コーナーは
心から来館者を招いているように見えます。

〉〉彼女から聞いた話では(聞き違いがあったかもしれません)、
〉〉一般に流通している和書では既に入力済みのデータが提供されているが、
〉〉洋書の場合はそのような書誌データがないか、もしくは書式が違うために
〉〉手入力が必要で、それがネックになるとか言うことだったと思います。

〉〉書誌データは全国共通で使えるか、各地でフォーマットが違っても、
〉〉パソコンを使えば、それほどの手間でもないので、

〉それほどの手間でもないわけではない(つまり難しいし、割と手間)のが、
〉専門家の仕事とされている所以なのですけど・・・。

〉〉このデータが普及すれば、各地の図書館や高校・大学、専門学校などで
〉〉普及が始まるような気がします・・。

〉日本の場合は、
〉公共図書館、学校図書館(除く大学)、大学図書館+専門図書館、
〉といったかんじで大きく分けて3つに分かれていて、
〉それぞれが書誌データの扱いが違うんですよね。

〉少なくとも、大学図書館系の場合は、
〉洋書を所蔵することは一般的ですので洋書の書誌データを作成することも
〉大して問題にはなりません。
〉しかも、いったんどこかの大学図書館が書誌データを入力すると、
〉他の大学図書館でもその書誌データを利用可能ですので、
〉書誌データの入力の問題はそんなに大きくないですね。

〉ただ、高校や専門学校、公共図書館は、この書誌データを利用することは
〉できないので、問題になってるわけですね。
〉(どうして利用できないか?についての説明は日本の図書館の歴史を
〉含めたとても長い話になるので省略させてください・・・)

うーん、そーかー・・・
日本的(?)な組織構造が多読普及の障碍になっている?
やっぱり・・・という気もしますね。

〉公共図書館まわりの書誌データの共有やフォーマットについての
〉いろいろな問題は、図書館関係者、研究者が日々解決を模索中なので
〉ですけど、なかなか難しいみたいです。

実は実は、大学のある調布市の図書館にも多読をしている図書館員が
いて、ぼくの知り合いで、気にかけてくださっているのですが、
なかなか多読用図書がはいらなかった・・・

(いまは入ったという話もあるのですが、たしかめていない・・・)

〉〉そうなって欲しいと思う人が増えるだけでも現実は変化するような気がします。

〉それはそうだと思います。
〉そして、なにか意思表示があればもっと効果的だとおもいます。
〉なんでもいいんです。本のリクエストを出すとかでも。

〉欧米と日本の司書の経験がある人が、
〉「欧米では、わりとはっきり、利用者からこうして欲しい、
〉ああして欲しいと要望が出るのだけど、
〉日本の場合、日本人の文化的な背景からきているのだけど
〉はっきりと要望が出ることはほとんどないので、
〉要望をくみとることが難しい。」
〉という話を聞いたことがありますし。

〉図書館に期待をしてくれる人がいること
〉とてもうれしく思います。

〉OKAZUYAさんの体験、とても参考になりました。
〉ありがとうございます。

〉それでは。

momijiさん、とても参考になるお話しでした!
ぼくが図書館に働きかけはじめたのはもう3年前になるかな?
マリコさんと、調布市在住のある方と3人で図書館をたずね、
市長にも面会したのですが、うまく行かなかった。

でも、こうして事情を語ってくださると、どうやったらいいのか
わかるかもしれません。これからもよろしくお願いします!

では、momijiさん1000万語へ向けて、Happy reading!


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198. Re: 図書館員が多読の実践者って理想ですね

お名前: momiji
投稿日: 2006/4/5(00:26)

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酒井先生、こんばんわ。momijiです。

"酒井@快読100万語!"さんは[url:kb:197]で書きました:
〉〉"OKAZUYA"さんは[url:kb:193]で書きました:

〉〉〉私が書誌データについて聞いた司書の方は多読についてよくご存知でした。

〉〉こういう状況(図書館員が多読を実践)って理想ですよね。
〉〉多読に理解のある図書館員がいるなんて、うらやましー。

〉〉よく、酒井先生が、
〉〉多読をやっている社会人とその子供からはさみうちして中高生へ、
〉〉そして学校へ多読を普及という作戦のお話されますが、
〉〉そんなかんじで図書館に多読用図書をたくさん受け入れてもらえるように
〉〉この挟み込み作戦があるのでは?と思うんです。

〉図書館はいわば上(社会人)からと下(こども)から挟んだ上に
〉横からも圧力をかけることになりますね。うまくいくといいんだけどなあ!

おお、こういう見方もあるんですね。
横からね。

〉〉図書館員って読書好きが多いし、英語で苦労している人も多い
〉〉(仕事で使わざるを得ない)ので英語の多読実践者への
〉〉なかなかよいターゲットだと思われます。

〉はい、そう思っています。本当は図書館員のみなさんは全部
〉潜在的タドキスト! (ぼくの大学のクラスで1000万語近く
〉読んでいる学生は高校のときに図書委員だった!)

なつかしいな図書委員。私も高校のとき図書委員でした。

〉〉公共図書館まわりの書誌データの共有やフォーマットについての
〉〉いろいろな問題は、図書館関係者、研究者が日々解決を模索中なので
〉〉ですけど、なかなか難しいみたいです。

〉実は実は、大学のある調布市の図書館にも多読をしている図書館員が
〉いて、ぼくの知り合いで、気にかけてくださっているのですが、
〉なかなか多読用図書がはいらなかった・・・

〉(いまは入ったという話もあるのですが、たしかめていない・・・)
ざざっと、調布市の図書館の蔵書検索をした感じだと、
あんまり入っているようには見えませんね。
OBWはすくなくとも数冊しか入ってないように見えたなあ。
公共図書館の蔵書検索システムをつかって、
多読用図書がたくさん入っているかどうかを検索する効率的な
方法って、なかなか難しいですね。
出版社を特定する方法くらいしか思いつかないな。

〉momijiさん、とても参考になるお話しでした!
おお、うれしいです。

〉ぼくが図書館に働きかけはじめたのはもう3年前になるかな?
〉マリコさんと、調布市在住のある方と3人で図書館をたずね、
〉市長にも面会したのですが、うまく行かなかった。

〉でも、こうして事情を語ってくださると、どうやったらいいのか
〉わかるかもしれません。これからもよろしくお願いします!

実際に合ってお話できるといいのですが・・・。
掲示板ですとなにかとしにくい話もできるかも。
何かの機会でお会いしてお話できることを楽しみにしてます。

そういえば、東京でやるオフ会に出たいという希望をもちつつ、
なかなか出れないでいるなあ。

〉では、momijiさん1000万語へ向けて、Happy reading!
はーい。

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199. 神戸の事情・・皆様の支援による勝利を確信して

お名前: ミグ
投稿日: 2006/4/8(10:23)

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こんばんは!ミグです!

〉「何とか頑張って見ます」というような表情を僕に返してくれました。

その司書の方がSSS多読を支持している方だとミグ確信します('-^*)/

〉それで・・その時、僕は Nancy Drew シリーズを手に持ちながら、
〉「これは僕には少し難しすぎて・・」と言うと、
〉それを寄贈したのは私なんですよ・・。と話してくれました。
〉Nancy Drew シリーズは10冊以上、
〉それに Magic Tree House も彼女の寄贈かもしれません。
たとえ図書館の内部にいても行政は法律と慣例の世界ですから一職員が改善に努めてもなかなか結果は出ないでしょう(T_T)
しかし、この掲示板にOKAZUYAさんが書き込みをされた事で大きく事態は動いたとミグには思われます!何より全国の掲示板参加者に神戸には多読に理解ある司書の方がいると伝える事ができた事は大きな一歩です。OKAZUYAさんの書き込みを読み神戸在住のタドキストが図書館に積極的にリクエストを出す事をミグは期待します(=^▽^=)欲を言えば現在図書館で所蔵しているシリーズの続巻、巻抜けを複数の方のリクエストで狙い撃ちすれば効果が高いとミグは愚考します!たとえ購入に至らず他の図書館からの協力貸出による対応でも地元タドキストにとっては大きな実績です!寄贈については、現在図書館で所蔵されているOBW他同シリーズのGRや児童書を数冊づつ地元有志タドキストが寄贈していけば100冊から200冊程度の多読向き書籍が所蔵される筈です!
ミグは単機で実行しましたが、複数の方が手を変え品を変えリクエストと寄贈を実行していけば確実にミグ以上の結果が得られる筈です!

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