[掲示板: 〈過去ログ〉多読で壁を感じたときの広場 -- 最新メッセージID: 420 // 時刻: 2024/11/1(08:37)]
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■ 「語数コンダラ」発生メカニズム
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受験英語をまあ、そこそこ人並み程度にこなして来ており、
もともとレベル2程度の実力があった場合、陥りがちですね。
1 多読開始前
自分でもどのくらいのペースで読めるものか、全く分からないので、
目標数値などはまだない。
2 スターターセットAで多読開始
スターターセットAは、レベル0〜2なので、あまり負荷がなく、スイスイ読めてしまう。
「このくらいのペースでずっと読めるのかな?」と思ってしまう。
3 だんだん目処が立ってくる
最初の頃は語数はどんどん増えるし、それがまた励みになって、
またどんどん読む、という、いいサイクルが続く。
そのため、そのペースが通常のペースだと、体に刻み込まれて行く。
4 1日の読語数の目標が設定される
だいたい自分のペースが分かってくるので、
それを目標にしてしまう。
■ 語数コンダラが停滞感発生の原因となる場合
レベルが上がって来たり、児童書を読んだりすると、語数が思うように伸びなくなってくる。
今まで1日○○語は読めていたのに、なんで、と思ってしまう。
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■ 語数コンダラ停滞の解決策
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・ある程度たくさん読み、楽しい児童書に出会ったりすると、
「本を読むことが楽しい」に変わります。
・Happy に読めている瞬間がある、ということ自体に喜びを感じられるようになります。
・語数を増やすことだけが多読じゃないことに気づきます。
いつかそうなりますから、気長に待ってください。
量(時間)が解決します。
■ 補足
語数の目標を立てた時点でそれは読書ではない。
日本語の本を読むときに目標を立てたりしない。
■ 心の目盛りを調節する
目標数値が高いままではいつも「足りない」になってしまう。
低く調整する。
数値が高目に固定されてしまうのは、最初にがんがん読んでしまうので。
最初の1月で読んだ語数が強く心に刻み込まれるため。
■ 語数の呪縛からの開放。
毎日、総語数を計算するのを止める。
その日に読んだ語数だけメモしておき、気が向いたときだけ、集計する。
気が付いたら○○万語だった。
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[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-yukkuri&c=e&id=1243]
■ 酒井先生の言葉
「1日○○語なんて目標を立てる人は、廊下に立ってなさい!」
(注)「コンダラ」
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss3&c=e&id=107]
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