Re: またまた、質問です

[掲示板: 〈過去ログ〉多読と児童英語の掲示板 -- 最新メッセージID: 461 // 時刻: 2024/4/26(04:34)]

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34. Re: またまた、質問です

お名前: えっちゃん
投稿日: 2004/11/27(01:06)

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やまかわさん、こんにちは。

えっちゃんです。
小学生と中学生と一緒に多読を楽しんでいます。
今年秋からは、大人の方も教室に通ってくれています。
やまかわさん、新人セミナーにもいらしていたんですね。
タドキスト大会でもお会いできるようなので、楽しみにしています!!

〉とても初歩的な質問で、前回のお知恵拝借に似たような質問です。酒井先生の≪快読100万語≫に教えようと思うならピンクから青(でしたよね?)の各レベルを20冊程度ずつ読むといいとありました。それをクリアするにはSEG BOOKSHOPから発売されているお奨め個人用セットsss1Aからsss5Aを読めばいいでしょうか?

酒井先生も書かれていますが、快読100万語販売以降、多読をスタートさせるにふさわしい、たくさんのシリーズの発見がありました。
環境さえ整えば、どんな方でも、Oxford Reading TreeやLongmanのStory Streetなどから、始めるのが望ましいと思います。
実際のところ、児童英語、中学生、高校生、大学生、大人などと、あまり枠をはめる必要がないのです。大人の人でも、始めるに当たって、このやさしいものから始めてはどうでしょうかと声を掛けています。

便宜上、やさしいものからと言ってしまうのですが、(絵も多いし、語数もすくないです)実はこれらのシリーズは宝の山で、いままで、学校英語で教えられてこなかった、とても大切なものを教えてくれます。
幼児語や生活に密着している英語、非常に自然で、和文英訳等というテスト問題にとらわれていてはでてこないような英語らしい表現、限られた語彙でも的確に表現できる英文などを、すこしずつ、緩やかな階段を上りながら、学んでいく事ができます。
更に、言葉だけではない、人々の生活や文化までも教えてくれます。また、絵の力は予想以上に大きく、語学の面でも、文化を理解するにも、多いに助けてくれます。

Oxford Reading Treeは音声も販売されています。
最初のレベルから、Listening & Readingしていけば、自然に、hearingの力も付いていきます。
ぜひ、中学生でも、Graded Readersから、始めるのではなく、これらのシリーズから、始める事をお勧めします。

ORTもLLLもとてもよくできたシリーズで、本の面白さで多くの子どもたちは、多読を進めることができます。
もし、そうでないお子さんがいらしたら、この掲示板でまた、相談してみてくださいね。

いずれにしても、教室に揃えるのには、一押しなので、GRを買う前に買ってしまいましょう!!(^^;)小学生から大人の方まで、教室のお宝本になります。

また、ORTやLLLを読み進めていくと、stage 5や6あたりに、結構な壁がある場合もあるので、その辺になると、親子で100万語で紹介されているようなピンクレベルの本を、20冊ではなく、50〜100冊前後、読んでいく必要が出て来ます。
その後ぐらいに、GRに入っていくと良いのではないかと思います。
ただ、同じくらいのレベルの児童書も最近たくさん、発掘されているので、必ずしも、GRにこだわる必要はありません。

中学生のためにGRを考えるなら、1Aもしくは2Aまでがあれば、とりあえず、充分です。
また、Kiccoさんも紹介してくださっている、Macmillan Starter (Level 1) Set も一緒にあるとこちらは読みやすいです。

私の教室の中学生は、ほとんど、GRを読みません。

ORT⇒ピンクレベルの本200冊位(I can read, Step into reading, Scholastic readersなど)⇒ORTもどる⇒ドラえもん⇒GR(PG0,OBW0)少しのような状況です。
とんでもキリンで、Harry Potterを途中まで読んだり、そうかと思えばMagic Tree Houseを読んだり、Cobble Street cousinsをよんだり、Nate the Greatを読んだかと思うと⇒ORTもどる

のようなルートです。

児童書とGR合わせて読んでくれるといいのになと思ってはいるのですが、好きな本を読んでいくということが、多読の場合とても大事です。
なによりも、多読を続けていく、原動力のひとつが、楽しいから続けられる!!なのです。
逆にいうと、教師側から本を押し付けないというのは、とても大事です。

できるだけ、やさしい本をたくさん、本当にたくさん読んでいくのが一番なのですが、中学生はちょっと、難しい年齢で、そこそこ難しい本から始めないと納得しないというお子さんもあるかと思います。
その場合は、GRから始めてもいいのかもしれませんが、ぜひ、ORTやLLLも一緒に並べて、少し語数が進んでからでも構わないので、読んでほしいと思います。

>児童英語もさることながら、できれば多読による中学生以上の指導も・・・と思い、ぼちぼち読みはじめたのですが、読むなら先生のお奨めに従ったほうがいいのではないかと思い、質問させて頂きました。よろしくお願いします。

やまかわさんの教室での多読もぜひ、報告してくださいね。
これこれ色々と書きましたが、実は悩みもたくさんあって、この掲示板にはとても助けられているのです。
初歩的な質問こそ、たくさんの方がアドバイスしてほしいと思っていることです。
私もやまかわさんにお答えしながら、自分の教室での多読を思い返すことができています。
ではでは、また、掲示板やタドキスト大会でお会いしましょうね。


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37. Re: またまた、質問です

お名前: やまかわ
投稿日: 2004/11/27(01:35)

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えっちゃんさん、ありがとうございます。本当に助かります。本はある・・・しかし・・・みたいなところもありますし、これまでのteaching styleからどう抜け出すかもひとつの問題です。子供たちはこれまでのゲームの多いレッスンに慣れてしまっていてなかなか読むほうにむかせるのが難しい状況でもあります。長く続けていればいるほどその傾向は強いといえます。そのあたりのこともタドキスト大会でお話できるとありがたいです。とにかく、とてもいいもの(多読)とその関連サイトに出会ったことを幸運に思っています。皆さん、ほんとうに優しい方ばかりですし。いまは、このチャンスにめぐり合わせてくれた一冊の本とSELMの難波先生との出会いに感謝しています。これからもよろしくお願いします。


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40. Re: またまた、質問です

お名前: えっちゃん
投稿日: 2004/11/27(09:14)

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やまかわさん、こんにちは。

〉えっちゃんさん、ありがとうございます。本当に助かります。本はある・・・しかし・・・みたいなところもありますし、これまでのteaching styleからどう抜け出すかもひとつの問題です。子供たちはこれまでのゲームの多いレッスンに慣れてしまっていてなかなか読むほうにむかせるのが難しい状況でもあります。長く続けていればいるほどその傾向は強いといえます。

そうですね。私は、実は英語教室を始めてまだ、2年と8ヶ月なんです。ですから、中学生も小学生も多読を中心に始めやすかったのです。
参考までに、小学生はBBカードと読み聞かせを中心にしています。
また、中学生は今、ちょっと、受験前でお休み中なのですが、最初は学校ペースでやっていたのですが、中2の夏休みからすこしずつ、多読中心へと切り替えました。そのきっかけは夏休みの多読集中講座です。具体的にいうと、ORT1〜5までを2時間8コマでオーバーラッピング(テキストをみながら、音声を聞きながら、声を出して、繰り返す)しながら、取組みました。そのときの生徒の成長振りに大変心を動かされ、多読を中心に変えていきました。その後、小学生の多読も読み聞かせを中心に少しずつ、取組みました。

通常のクラスでは、読み聞かせをまずは始めてみて、中学生には短期で集中講座をしてみると良いかもしれません。
一日open libraryと称して、その日は読み聞かせを含めて、多読向け図書をひたすら読もう!!と教室を開放している方もいらっしゃいます。

通常のクラスのやり方を一気に変えることは、先生にとっても、生徒にとっても負担が大きいので、できることから始めるのが良いです。

20年の教室の歴史があるのに、多読はいいぞ!!と始めようとしていらっしゃるのはやはり、生徒たちへの思いが深いんだと思います。きっと、子どもたちにもその気持ちが伝わりますよ。

>そのあたりのこともタドキスト大会でお話できるとありがたいです。とにかく、とてもいいもの(多読)とその関連サイトに出会ったことを幸運に思っています。皆さん、ほんとうに優しい方ばかりですし。いまは、このチャンスにめぐり合わせてくれた一冊の本とSELMの難波先生との出会いに感謝しています。これからもよろしくお願いします。

はい、やまかわさんもぜひ、いろいろと教室で始めたことを報告してください。わたしもその集中講座をしたのは、昨年の夏休みのことです。
ではでは!!タドキスト大会で!!


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41. Re: またまた、質問です

お名前: やまかわ
投稿日: 2004/11/27(10:22)

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えっちゃんさん、Big Hints、ありがとうございます。
多読を取り入れる切っ掛けがつかめそうでとても嬉しいです。


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