Re: 児童英語教師にあこがれています♪

[掲示板: 〈過去ログ〉多読と児童英語の掲示板 -- 最新メッセージID: 461 // 時刻: 2024/4/26(20:09)]

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192. Re: 児童英語教師にあこがれています♪

お名前: macska
投稿日: 2005/6/16(08:19)

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りえぽんさん、はじめまして。macska(読み方はマチカです)と申します。

私は昨年9月から児童英語の教室を自宅で始めたばかりです。ちなみに年齢は40代後半です。

〉海外に滞在した経験もなく、フツーに秘書のビジネス専門学校へ行き、秘書をずっとしてきた私ですが、それでも「英語と子供が好き」という気持ちで児童英語教師になれる可能性はあると思いますか?

私も海外に滞在した経験はありません。仕事も一時翻訳会社の秘書兼コーディネータをしていましたが、それ以外は英語と一切関係ない場所で仕事をしてきました。もちろん専門に勉強したものも英語ではありません。

でも大学時代からずっと英語が好きで、自分で映画をみたり、外国人が集まる教会へ行ったりと、とにかく英語にはずっと接してきました。勉強というより、英語に浸っているのが好きだったという感じです。でも私が多読と出会ったのは今年の初め。私が自分なりに英語と接していた次代も洋書はなんどか読もうとしましたが、もちろん辞書をひきながらでしたのでほとんど途中でギブアップして、英語の本を読破したという経験は昨年までありませんでした。

そんな中でも英検やTOEICは受験して自分を試していました。自分の励みにもなりました。英検は2級まで、TOEICは680点まで取って以後しばらくは受験なしに今日に至っています。

〉以前、児童英語教師のスクールに半年間通い教授法の勉強をしたのですが、英語力がついていかず諦めてしまったんです。恥ずかしながら、3月に受けたTOEICの結果は495点でした・・・

児童英語教師は、自分がやりたいという気持ちのみで誰でも始めることはできるかもしれませんが、その気持ちだけでは継続はできません。子供そしてその保護者という相手がいるからです。子供や保護者の目は厳しくて正直です。その意味でもやはりご自身の英語力に対する向上心は持ち続けていなければなりません。多読も学習方法の一つですからもちろんそれでも構いませんが、とにかく「英語に対する向上心」は必要だと思います。がむしゃらな向上心というわけではありません。常に心がけて努力しているうちに、心の内から溢れ出てくるようなもんです。

〉そして、大好きな多読と、他にどんな勉強をしていったらよいでしょうか?

このあたりは、英語学習法に詳しい皆さんがここの掲示板に揃っていらっしゃいますから、お任せしたいと思います。

ちなみに私は多読を知るまではとにかく色々手当り次第という感じに試していました。多読を知ってからの学習は本読みと英語の流し聞きです。多読は現在85万語ですが、100万語を超えたらシャドーイングもしようと考えています。

私が児童英語教室を開設しようとなぜ思い立ったのかは長くなりますし今は書きません。ただ、そう思い立った時に真っ先に考えたのは、子供に教えるには児童心理を知っておかなければいけないだろうなということです。私は以前10年ほどピアノ教師をしていたので、その経験からこんなことを即考えたのだと思います。

自分で児童心理の本を買ってきて読みました。でもなかなか実際どうすればいいのかに結び付けられるほど理解できませんでした。で、児童英語教師養成の通信講座を受けました。そこで学んだ、特に年齢別指導の違いは、今とても役に立っています。何か一つことをやらせた時にできる子とできない子がいたとします。なぜできないのか、その子の発達段階から見てやらせようとしている内容が無理なんだということがあります。そうしたことを知っているか知らないかで、指導法も丸っきり変わってきますし、子供に余計なストレスをかけることなく指導ができます。

それと、私の場合はフランチャイズの一つとして教室を開始しました。前にもお話したとおり、当時は多読とであっていませんでした。ただ、もし出合っていても多読のみの児童英語教室は開いていなかっただろうと思います。

そこのフランチャイズを選んだ理由は、教材にビデオやCDがついていて、生徒に自宅でも英語に接してもらうにはいいと思ったこと、カリキュラムがなかなかいいと思ったこと(自分でカリキュラムを考えようともしましたが、不安もあるし物凄く大変だとわかったものですから)、それとフランチャイズの認定講師ということで、英語に関する経歴のない私には少し箔を付けることができました。ちなみに教室を開始してすぐ、開始前から生徒の保護者には了解をもらってニュージーランドに一週間語学学習プラスホームステイしてきました。英語関連の経歴がないということは別にあからさまに公言してはいませんが、現在こうしたことをやっている、あるいはこうした資格をとった等のアピールは必要だと思っています。さっきの話と繋がりますが、そうしたアピールができるような向上心を持つということですね。

児童英語教室の発表会を8月に行います。子供たちがどんなことができるようになったか保護者や近隣の人にも見てもらいます。もちろん一年未満ではまだまだですが、毎年の進歩を見てもらうことは、子供にとっても自信につながりますから。そして二年目に入る9月からは、多読をレッスンの一部に取り入れていくつもりで今色々情報を見たり考えたり、私のところに一番最適な方法は何か探しています。すでに小学校高学年ではぼちぼちとORTを入れていますが、フォニックスを習い始めているので先生の後について文字
を読むことに喜びを感じているようです。読書記録手帳に書くのも子供たちに結構好評です。

教室の採算については全くゼロに近いです。もちろん月謝はいただいていますが、レッスンのための諸々の費用がかなりかかります。この辺は適当にやればできるものかもしれませんが、私は子供が何が楽しいのかあれやこれや試したり、保護者とのつながり、地域への啓蒙などなど考えていろいろやってしまっているもので...。でもやりがいはあります。やっただけ評価してくれる方も出てきています。それがまた教室を続けていかれる糧になると思います。

長くなるのでこの辺で失礼します。
りえぽんさんはまだお若いようですので、あまり慌てず、しかし希望に向かって一歩一歩進みましょう。この掲示板には経験豊かな先生方がたくさんいらっしゃいますので、ここでの皆様のご意見を参考に、まずりえぽんさんご自身が児童英語教師になるためにこういうことをしているんだと自信を持てるようになりましょうね。

では!


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