Re: SSSとは何? 長文

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490. Re: SSSとは何? 長文

お名前: 寅彦 http://blog.so-net.ne.jp/shibutora/
投稿日: 2006/9/13(22:19)

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酒井先生、みなさん、こんにちは。

酒井先生が学習法としての議論には興味をお持ちでないというのは残念ですが、「みなさんが好きなように受け取ってくださっても、提唱者としてはちっともかまいません。」というお言葉に甘えて、もう少し書かせていただきます。

ゼロからスタートする人にももちろんですが、「学校英語の呪縛から逃れられずに苦しんで」いらっしゃる(マイナスからスタートする)人にとって、3原則のSSSは有効なアプローチだという点については、賛成ですし、「楽しくPBを読む」ということを目的とする人にとって最適だという点については、これまでも書いてきました。

他方、そのピュアな形(原型)としてのSSSが最初から最後まで当てはまる人は、それほど多くないのではないかもしれないとも思います。

学生であれば試験を思い、社会に出ればビジネスを思い、あるいは海外旅行を思い。。。

そうであれば、当初はピュアな形でスタートするにしても、別のパーツを加えるタイミング、あるいは、目的によっては、SSS実践の初期から加えるべきパーツについて考えることは価値があるのではないかと思います。

SSSの原型に加えてのシャドーイングの実践について推奨されていますが、無人島で一生PBを読んで1人で暮らすというケースではシャドーイングは必要ないでしょうから、これもある種の目的/ニーズを想定した上で推奨されているものと考えます。

(前の書き込みで、論点をクリアにするためにSSSの原型を持ち出しましたので、それだけがピュアに役に立つ、無人島の一人暮らしという原型を持ち出しました。極端な例になることをお許しください。)

(私自身はシャドーイングは極めて有効だと考えていて、これまでも実践してきました。
「多聴多読マガジン」に出ていた定義では、私のシャドーイングは「大人のシャドーイング」でした。「子供のシャドーイング」というアプローチはとても興味深く、新鮮でした。)

将来会話に進むことを考えるならば、子供シャドーイングで学ぶか、別のところで学ぶかは別にして、多読の初期段階で発音を身につけるのが良いのではないかと私は思っています。

間違った発音で覚えて後で直すのが大変であることはよく知られています。

他方、黙読していても頭の中には言葉の音が響いているらしいということですので、早い段階で正しい発音を身につけて、多読の間中、ずっと頭の中で正しい発音を響かせておくのが効率的ではないかと思います。

どうせ多読するのであれば、意識しなくても勝手に音が響いているのであれば、最初の段階でやっておくのが良いのではないかと考えるものです。

>>「SSS多読」という表現はぼくはしたことがありません。「SSS多読」は古川さん個人のものです。念のため

他の多読と区別するために、「SSS多読」としたのですが、今回は「SSS」としました。
多読一般について言えると思うところは、「多読」としています。

いろいろ考えてしまう私には、このVisitor掲示板が定位置かも知れません。


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