Re: 部員2号より敬意をこめて

[掲示板: 英語で趣味を楽しむ -- 最新メッセージID: 1603 // 時刻: 2022/8/16(16:39)]

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403. Re: 部員2号より敬意をこめて

お名前: ako
投稿日: 2005/4/14(03:37)

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杏樹さん、こんにちは。部活サボりまくり部員akoです。
 (実は、Haiku同好会を掛け持ちしてしまってますますヤバイ状況…)

ご投稿直後の段階から既に読んではおりました。
その場ですぐに「返答する」をクリックするまではしたんです。
でも過日、杏樹さんのTOEIC報告に衝動的返答投稿を書いたことに大反省したばかりなので、
今回は大人しく、冷静に冷静に…、時間を置きました…

やはり貴方は素晴らしい、ホンモノだ。
…というフレーズ、これまでにも何回か書いていますので、どうも言葉に重みがなくなる今日この頃ですが、やはりそれを再確認した投稿でした。

〉どうも「世界史」と聞いただけで逃げ出す人もいるようですので、今回は「初心者のための」という言葉をタイトルにつけてみました。

アタシがまったく考えたこともないことを貴方はいつも考える…
うーむ、お見事な着眼点…

杏樹さんの発想って、akoには、わき腹からいきなりくすぐられるような刺激があって、何をご返答しようか考えただけで、ワクワク、うずうずです。
その効果は、老化防止は言うに及ばず、よくセケンにて耳にする、
発想の転換、柔軟な思考、といったものをさせてもらえています。
SSSで杏樹さんと世界史クラブ!っていう展開になって、本当によかった!!

素晴らしい投稿ありがとうございました。
(既にakoは杏樹さんの業績にぶらさがってるだけ)

ということで、いったん終わるようなフリをしておいて…

実は読み直すと、やはりちょっとご返答したくなってしまったので、長文返答ご勘弁を。

〉★You Wouldn't Want to Be a Medieval Knight! (2800語)

この You wouldn't のシリーズ、いいですねぇ。
今回のご紹介のおかげで、アタシは英語「wouldn't」に関して、カミナリマークばしばしです。
そもそも、こういう題をつける英語界の人々のセンスも面白〜

ほんとに英語人って、反語?っていうのですか、好きですねー。
No one knows. って言えばいいものを、Who knows ? って言うとか。
日本語にしてしまうと、ちょっとイジワルなくらいな言い方。
たーーーーーっくさんあることを、多読し始めてからびしびし感じてまして…。
まったく…、英語さんって…(笑)

で、このシリーズ、世界史好きが、子ども達に世界史を楽しんでもらおうという企画で作られたものだと想像しますが、
好きなものを、人に知ってもらいたい時って、単純に「楽しいよ」としか思いつかないです。
「SSSで英語をやったらきっと楽しいよ!」みたいなストレートな言い方で。

なのに、このシリーズときたら、
「キミは、ぜぇぇーーーーーったいに騎士になんかなりたいと思わないだろうね、ふっふっふ」みたいな感じで、
天邪鬼のコドモ読者を引き寄せるという作戦。

面白い!!

…そもそも、こう感じたのはあっているのだろうか。一抹の不安を感じつつ。
 (ハズれていたら、きっとチクワさんが優しく諭してくれるであろう)

〉★You Wouldn't Want to Be Sick in the 16th Century!(2751語)
〉アナタはエリザベス1世と同じ年に生まれました。12歳でbarber Surgeonに見習いに行きます。barberは病人を治す人です。当時はどんな病気があったか?治療法は?…ワイルドな世界にボーゼン!

床屋の起源が外科医だったっていう事もわかりそう!
赤と青と白の血管ぐるぐる看板の絵を書き足して、日本語版を作成したい欲望に駆られる!!

〉★You Wouldn't Want to Be an Aztec Sacrifice!(2862語)
〉これまたすごいタイトルです。Sacrificeの意味がわからなくても大丈夫。中を読めばわかります。

自分から犠牲になって死んでもいい、と思わせる、支配者のマインドコントロール関係のテーマに結びつければ、即、この本は、現代日本の社会問題とリンクしたものにアレンジできそう〜〜〜 う〜〜ん、面白そう〜〜

〉それから、今回は一部の人に強力にオススメしたい本があります!

ローカルに大爆笑!! アタクシもその「一部」でございます。一部!!
これ以上のご返答を書いていますと、一日が何時間あっても足りませんので、ここまでで耐えます。でもちょっとだけ。

〉Change your cash into livres,sous,and deniers the French currency.とか。(フランじゃないのか)

ベルバラで、よく貧しい時代のロザリーが一日働いても「○スー」にしかならないわ…ふぅ…貧乏ってイヤね、みたいな場面があったような記憶が。あ、それは若草物語かも。ロザリーは貧しさに愚痴いったことないはずだから。
「まぁ!1リーブル金貨!」って言って、目を丸くする場面もあったような。
リーブルって金貨だったのかぁ〜〜〜 
(遠い記憶の突然の浮上です。ちょっと後でマジで調べますね…世界史クラブの名誉がかかっておりますけん。勿論、貨幣の歴史の方)

〉3冊読むと、その国のことが総合的にわかります。一つの国のことですから、取り上げる角度が違うだけで似たような事柄も出てきますし、「繰り返し」の効果もあって、理解が深まります。レベル3ぐらいで読めると思います。

こういうところが、杏樹さん投稿の信用度を高めます(^^)

〉●ここまで読んできて気づいたこと。
〉日本以外はどの国も民族が混交して形成されていることです。イラクは近代に直線で国境線が引かれたので、実際の民族分布を反映した国ではありません。しかしフランスでもケルト人、ローマ人、バイキングが次々とやってきて、「フランス民族」というものが最初からあったわけではないのです。現在では北アフリカやイスラム圏からの移民もいます。イギリスもやはりケルト、ローマ、バイキングなど次々といろいろな民族が入ってきて国を形作っていきます。
〉日本人は「一民族、一国家」という感覚を持ってしまいがちですが、世界の国を見ると複数の民族、複数の宗教が混在しているのはむしろ当たり前なんですね。逆に一つの民族が複数の国に別れていることも。

以前も、国境と民族分布は違う、という話題で、杏樹さんに延々お相手していただいたことがありましたね。
そもそも「綿密に国境線を引く」という発想自体が、近代以降のものだそうですね。それでいくと現在起きている竹島問題も、近代以前には起きなかったということになり、
中央政府の権力増大にリンクして管轄範囲の問題が発生して、境界線問題が発生してきたということになりますが、管轄、管轄、と言ってたら織田裕二ドラマの「踊る大捜査線」を思い出してしまった。あれは所轄か。

ところで日本での単一民族感覚も、イメージ操作によって作為された共同幻想だそうです。
琉球、アイヌ、在日コリア、華人社会等、「日本人」も多様ですし、昨日も、日本人男性とフィリピン人女性との間に生まれた子たちのうち、両親が結婚していない場合は日本国籍がもらえない、というのは差別に当たる、といったことが問題になっているというニュースを読みました。

〉バーバラ・クーニーの絵本を2冊読みました。
〉★OX-CART MAN (By Donald Hall Pictures by Barbara Coony)(書評あり)
〉おとうさんは牛を荷車につなぎます。そして家族で作った農作物や生活用品などを積み込みます。お父さんは荷車を引いてポーツマスへ行き、荷物を全て売ります。…え?牛も?荷車も?!…な〜んだ、そういうことか。
〉少し昔の、様々なものを自分で手作りしていた素朴でやさしい生活ぶりがうかがえます。素朴ですが、ていねいにかかれた絵が当時の雰囲気をよく伝えてくれます。じっくりながめていると、文章より絵を眺めている時間のほうが長くなったりして、まるでakoさんになった気分…(akoさん、ゴメン)

ゴメンだなんてとんでもない! 思い出してもらえて光栄です! 絵本読書は、絵を見る時間の方が長いくらいです。
上京の際は、是非、池袋絵本の会へお越しになってね!

(ただ、上記紹介文を読んで、akoが最初に反応したのは「おぉっ! ポーツマス条約の都市ではないか?!」でした… やはり世界史オタ)

上海のフランス租界で暮らした人の話、素晴らしいですね。
ご紹介文によれば、すでに作者は、「アメリカ人」になっているわけですよね。
「アメリカ人」とされている2億数千万人の人々がいかに多種多様で、多くの背景を持った人々の集まりか、ということが改めて思い起こされます。
今は、アメリカと言うとつい、911、ブッシュ、イラク…といった負のイメージの連想になってしまうんですが、
やはり多様な文化を背負った人々が暮らす、底知れない魅力ある国には違いないです。

杏樹さんの中国現代史まとめも、いいタイミングでした。
少し前、台湾でものすごい大群衆のデモがあったばかりですが、ローマ法王の逝去で、バチカンと台湾と中国の関係が変化する可能性があり、注目が集まっている時期です。

〉地主や資本家といった裕福な人々はどんな目に合うかわからないと恐れてどんどん逃げ出します。台湾、香港、そしてさらに遠く海外へ…。ついに国民党政府は敗退し、台湾へ逃げます。

現在の上海も(上海に限らず中国の沿岸部は)ものすごい大都会になっていて、農村部との格差は広がる一方らしいです。
昨日、折江省(「折」は代わりの字)で、万単位の農民が暴動をおこしたそうなので、今の状況は、ちょうど杏樹さんがまとめてくださった時代に近いのではないかと感じました。ほんとに凄いタイミング。
中国史は、安定期と騒乱期の2つの時代が交互に来るパターンを繰り返していると思っているんですが(杏樹さんはいかがですか)、21世紀前半は騒乱期になるのでは、と予想しています… ここ数十年、戦乱の少ない時期だったから余計。怖い…)

〉蛇足ですが、1970年の大阪万博では、中華民国のパビリオンがありました。

これは知りませんでした!! 
おりしも愛知万博! 万博史を調べるチャンス到来! ありがとうございます〜

〉ついでに、「シンデレラ」の物語は中国の唐の時代によく似た物語があって、それが広がったのだろうといわれています。この本では元のお話も紹介されています。

いやぁ〜、さすが! そうなのですかー。ありえる話ですね。
日本人が、西洋起源だと思っているものは色々ありますが、
西洋史をやると、当のヨーロッパ人自身は、中国、インド、アラブなどの絢爛たる文化文明に憧れて学んだものが大量にあるということがわかります。オリエンタリズムっていうヤツです。マホメットなくしてシャルルマ−ニュなし、なんて言葉を久しぶりに思い出しました。

〉★Chinese Cinderella and Secret Dragon Society / Adeline Yen Mah著(68000語)
〉様々な国の混血の少年たちがいて、国や宗教を越えて手を取り合う大切さや、
〉日本は敵という立場ですが、一方的な悪役ではなく公平な立場で書かれています。

異民族、異宗教の共存を肯定する内容がいいですね。
作家自身が、そういう環境で育った事で、フィクションを書く場合でも、公平な視点から書ける作家になれたのかもしれないですね。

さて、はた、と気づいて見たら、杏樹さんが読まれた本の総語数の凄さ。

ここで突然、SSS英語多読に戻りますと、長いもの苦手のakoとしましては、(1冊2千語が最長記録…)杏樹さんがいったいどんな遠方へ飛んでいくのやら〜と遠い目です。この半年ほど、総語数1000語前後の絵本中心に読んでいて、その快適さが習慣になってしまって、世界史関係や一冊語数の長い本(英語は易しそうでも)には手を出さないままでした。
長さに弱いことについて、英語関係の広場で相談しようかとも思っていたところなのですが、これを機に絵本以外の本も挑戦してみようと思います。絵本でどのくらい英語に慣れたか試すチャンスにもなるかと思います。

〉もしこれらの本を読んで、難易度に異議などありましたらお知らせください。私にとってはわかりやすことでも、知らない人には難しい、ということがあるかもしれませんので。

客観的な姿勢をお持ちなので、世界史クラブ員として今後の参考になります。
好きな分野って「そんなの知ってて当たり前」と言われる範囲がどんどん増えて、それはそれで楽しいんだけど、自分の了見を狭めてしまいがちですものね。
でも英語を通じて、広く色々な人と交友したいと思ったら、こういう姿勢を持っていたいなあ、と思います。
ほんの1年前は、「OBW」って何? それ何の専門用語? その上「PGR」だとか「ORT」とか、何それ〜〜ひぃ〜〜SSSの世界ってそういうの覚えないといけないのぉぉ〜…なんて思っていたものです。 懐かしい…

もっとも、世界史好きから、思いっきり世界史ヒイキの発想でモノを言わせてもらえば…(趣味の板なので少しだけ趣味のことを)

世界史こそ、異文化交流のナマの現場そのもの。
世界史(21世紀の今の生々しい国際問題(現代史)も含んでの世界史)を知ることで、自分の常識や道徳はどこまで通用するのか、あるいはしないのか、
人間というのは、どこまで違い得るのか(余りに違うから余計…) あるいは多様な民族や宗教の中で、人間という生き物の最小公倍数はどこにあるのかといったことも含めて、世界史というジャンルは、あらゆる関心領域への入り口となりえる間口の広いジャンルであると確信しているものでありまーす! 

従って年代と事件名の暗記を強要するのが世界史だ、といった恐るべき誤解や偏見を生むような日本の世界史教育に対してはですね、文法・訳読中心で来た旧来の英語教育に対するのと同様、強い強い異議申し立てを… …あ。熱が入りまくってしまった。

ようするに、そうならないような、易しい英語で書かれた楽しい世界史の本を見つけて、少しでも紹介することが、SSS世界史クラブのミッションなんでございますね!(どーもakoってのは暑苦しい発想しかできないらしい…我悩む故に我有り。易しい英語でデカルトの哲学本があったら嬉しいなぁ) 


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