Re: 外国語の勉強方法について…

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/4/25(11:07)]

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9953. Re: 外国語の勉強方法について…

お名前: KYO
投稿日: 2004/2/7(01:20)

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杏樹さん、わざわざ取り上げてくださってありがとうございます!

〉私は英語ではなくて中国語ですが、長年労力と時間とお金をずいぶんかけて一生懸命勉強してきました。そうやってがんばってこられたのは、中国が好きだからです。しかしそれを思うと、英語に同じような労力をかける気力はないな、とも思っていました。だから私は英語ができるようになるのは無理だと思いました。

この気持ち、すごくわかります。あの相関表は、英語をやりたい人の気持ちを削ぐ感じが
して最近はあんまり言わなかったんです。特にこれから始めようという人の場合、
英語をいっぱいinputしましょうと言っても、そのための具体的な方策が示してあげられなかったからです。
でも今はSSSの多読があるので、安心してこれだけ時間がかかりますよって言えます。

〉外国語を勉強してきた人はおそらくそんなふうに「がんばってきた」「努力してきた」という思いがあるのではないでしょうか。だからこそ「外国語を身につけるのは大変」だという「定説」が流布してきたのです。がんばって身につけてきた人にとっては、それこそ楽に習得するなんてありえない!ことだったわけです。

〉中国語検定と英語検定のレベルは全く対応しません。中検では1級が全てに置いてネイティブなみを求められ、2級はネイティブほどではないが高い能力を持つことになっています。それに対して学習歴約1年ほどで初級を終えた人が4級です。2〜3年で中級程度の能力を持てば3級。となると、2級と3級のレベルには相当の落差があります。そのため準2級が設けられましたが、それでも2級と3級の差はもう2〜3段階あっても良さそうなぐらい開きがあります。でも最初それがわかってなかったので、なかなか受からなくて落ち込みました。

なるほど、こういう情報ってやってきた人でなければわからない貴重なものですね。

〉それであれこれいろいろ勉強をやってみるわけです。そのころは本当に上達の感触が得られなくて、何度も初級に戻ってやり直しました。そのたびに新しい発見があり、知らないことが出てきて、なんでこんなに身についてないんだろうとますます落ち込みました。一生懸命勉強しているのに、ザルのようにすぐ抜けていくし、なんでこんなにやってもやってもきりがないんだろうと思いました。

〉その中である本に書いてあったことですが、語学の勉強はある時期フラット状態になることがあるそうです。やってもやってもやっても進歩が感じられない。それでもがんばって続けていればいつかブレイクスルーが訪れる、と。

これもすごくよくわかります。プラトー(フラットな状態)とブレイクスルーですよね。
私の場合は、結構はっきりポンって感じなので、ブレイクスルーを2回ほどやるとあとは病みつきかな。

〉多読法が回り道とか、即効性がないのではないか、効率が悪いのではないか、と思う人は多いかもしれません。
〉しかし外国語の学習に「効率」があるとすれば、それはドーピングで点を取ることだけです。本当の語学力を身につけようと思ったら、コツコツ地道な努力を積み重ねるしかないんです。しかも通常の教材で通常の学習方法でやっていくとしても、そう簡単に身にはつきません。やってもやっても頭からこぼれていくし、空気に向かって挑んでるみたいに手ごたえがないし。
〉それならがんばって苦労して勉強するより、多読をした方が楽しくていいじゃないですか。

自分の場合、勉強モードに入らないでたくさんinputしたことが結構大事だったと今になって思ってます。
体験談では、お勉強モードでやったことばかり書いて、楽しくinputした部分は
さらりとしか書いていないので人に誤解を与えたかなとちょっと後悔しています。

〉最近中国で販売されているGRを読む機会がありました。OBW1〜3、CER2などです。中国のGRは中英対訳です。それで、このレベルだと英語でもスムーズに読めます。そして中国語を読んでみると、やはりスムーズに読めます。しかし、簡単すぎてバカバカしい、というほどではなく、長年がんばってきた中国語とこの間始めた英語がこんなに落差がなくていいのか?と思うほどでした。確かに、これはネイティブの中国人が読むもので、中国語の部分は語彙や文法などに制限は加えてないことが考えられます。しかし同じぐらいの読みやすさに感じてしまったのは少々複雑です。なんか、英語力がどんどん中国語に近づいてくるような気がします。

これは確かに複雑ですよね。中国語のGRもたくさん手に入るといいのに。

〉こうなったら中国語もじゃんじゃん多読したいのですが、素材がなさすぎて。近いうちに何とか上海書城に行きたい!…と思っていたら…鳥インフルエンザ!?行けるのか、やめたほうがいいのか…。

今は難しいかもしれませんが、杏樹さんならそのうちきっとたくさん買いこんで
中国語でもどんどん多読をしていかれることでしょうね!
中国語と英語の両方がいっぺんに多読できてしまうなんてウラヤマシーイ。


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