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185. ありがとうございました!

お名前: shin
投稿日: 2002/10/25(20:37)

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 お返事ありがとうございます。shinです。

 まりあさん、こんばんは。
>特に初めてその作者の作品を読む人に、はじめの一冊として読むのに適当かど
>うかの指針は、書評で示して頂くと有り難いと思います。
 なるほど。うーん。その通りですね。
 自分は一見さんみたいな読者なので、本当にその作家が好きという人に最初
は書いてもらいたいと思って遠慮してしまうんです。
 「よかった」という評価と「それほどね」という評価があるのが大抵の場合
ですから、よほどひどくない限りは、最初に、「それほどね」と書きたくない
んです。いずれ現れるファンのためにも。
 でも、確かにおっしゃるようなことは書くことができますね。
 一段落したら書評に挑戦してみます。

 sumisumiさん、こんばんは。
 sumisumiさんのHPに書き込んだら、どうもすぐには書き込みが画面に現れ
ないらしくて2回も同じことを書いてしまって・・・。恥ずかしい。
 繰り返しになりますが、すごく雰囲気のいいHPですね。
 ちょっと前なら木陰のような、今なら暖炉がそばにあるような。

>キングのシャイニングをいつか読みたくて買ったのですが、届いてすぐに、
>ちょっと読んだら、「案外いけるじゃん」と、1章はとっても楽しく
>読んだものの、やはりまだ、少し疲れる気がします。
>そんな風で、700ページ近くもつのか、と、心配になって、
>中断して楽に読める本に切り替えました。

 素晴らしい判断ですね。それに「案外いけるじゃん」というのも本当にそう
ですよね。まったく同感です。
 SSS方式で読み進んでいくと、ひとつの文章が長いほうが、だんだん読み
やすくなってきますよね。「なるほど!長文のほうが心地よいシャワーを浴び
ているように快感」という感じがしてきます。もちろん作者・作品との相性や
リズムが関係してるんでしょうけれど、私の場合、試験英語にあった「長文」
(といっても短いもの)読解の残滓までが消えてきてるような感じです。

 キング、近々、ぜったい最後までいけますよ。

 あずきさん、こんばんは。
 あずきさんもHPを持っておられる!すごいなあ行動力。
>キングは、ホラーがダメなので読んだことがないのですが、いろいろ書評を
>読んでいるとこういう一本調子じゃないところが、魅力なのかもしれないです
ね。
 グリーン・マイルなんかはホラーではないです。
 伏線の張り方がとてもうまくて後から効いてくる。映画化の際にはもれたエ
ピソードがあって、それが効いて、ある意味、皮肉なラストになっていていい
ですよ。

       * * * *
 クーンツのFalse Memory読み終えましたけど、ダメだったなあ(笑)。
 私自身が変わったということもあるんですけど、その地点から見ると、クー
ンツはやっぱり、「自身の幼児期トラウマ→トラウマ解消のためハッピー・エ
ンド物語を物語る→本が売れて成功しそこそこのステイタスを得る」と、ここ
までは来たんですけど、どうも本質的な問題につきあたってるように感じます
ねー。個人の問題は社会での成功によって必ずしも解消できないんですけど
ね。
 もう一山超えるとすごい作家になるんじゃないかと思っているんですが、ど
うも、深みに飛び込めない(あたりまえだけど)。でも、飛び込むように要求
している自己がいる、そんな感じなんです。スモウでいえば、理性と倫理の徳
俵を超えたくないと抵抗しているような・・・。
 児童文学のDoll's HouseやWhen Marine Was Thereなんかを読んでもらいた
いところです(笑)。そうしたら、すっごいリアリティを感じるんじゃないか
と思うんですけど。
 ある種の児童文学には、キングやクーンツなどなど、大人向けの作家たちが
逆立ちしても及ばないような深い次元のリアリティがあるんだなあと思いま
す。一方で、Holesのように、大人向けPB一直線!みたいな児童文学もありま
すけど(これはこれで面白いです)。
 これもSSSで読むようになってから感じられるようになったことです。

 いまの私の場合、読み物の傾向を変えないとどうもダメみたいです。長いも
のを読めた!という感動だけでは必ずしも報われなくなってきたみたいで。贅
沢な感想ですけど。一年前にこんなことを口走るとは思ってもいなかった(H
Pを見つけた後に本屋でレベル1−4に加え、ペンギンのレベル6を1冊買っ
てみて、「一生に一度でもいいからこういう厚い本が読めればいいなあ」と
思っていたのですから。その本読まずにとっておいてるんです)。 


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