Re: 2年たって思うことなど(長文警報発令)

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 14976 // 時刻: 2024/4/19(08:52)]

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14608. Re: 2年たって思うことなど(長文警報発令)

お名前: 日向
投稿日: 2004/11/19(10:10)

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杏樹さん、こんにちは! 日向です!

〉「英語以外」の広場でもチラっと言いましたが、11月2日に多読2周年を迎えました。

2周年、おめでとうございます!(何度言っても、良いですやんね〜♪)

〉★従来型の勉強がバカバカしくなった★

ほんとうに…うんうんっ 試験のための、採点されるためだけの例文集を覚えさせられている気がしますね…←私は、覚えられませんでした。なぜなら、Bad Memoryの上にBad Brain、そしてVery Little Brain(笑)

〉だいたい、10の例文を暗記する労力と時間があれば、本を読んだほうがずっといいです。

大賛成です!!

〉また、巷にあふれている教材を見ても、こんなのを一生懸命やってどれだけ身につくんだろうと思ってしまいます。例え1冊きちんとやり通したとしても、それなりの満足は得られるでしょうけれど何か役に立つのかな、とか、特に単語本は全部覚えられるわけがないじゃないですか。覚えても詰め込みで覚えたら忘れるのも早いので、常に復習してないといけません。
〉私は中国語では「役に立つ文例」とか単語本とか一生懸命覚えました。それはそれで覚えてはいます。でもそれはずーっと継続して中国語を勉強してきたからで、キープするのに労力を使っているんです。
〉でも多読だとキープする労力が要りませんし、「本を読む」という実用を伴っているし、しかも楽しい本だけ読んでいればいいし、今まで語学は苦労して身につけるものと思ってきたのがすっかりバカバカしくなりました。
〉文法など勉強しなくても本は読めるようになるんですね。

ちゃちゃっと覚えたモノというのは、脳みそから出て行くのも早いですよね。体験&体感が伴っていないから、体で憶えていないんですね。

関係ないですが、次の日の試験のために一夜漬けしたときは、試験が終わるまで寝てはいけない、と聞きました。寝ることによって忘れるからだそうで…その人だけかな?

〉★「辞書は引かない」とは★

〉以前、英英辞典を買ったときにも言ったことですが、「辞書は引かない」は主に和英辞書のことを指すことにして、英英辞典はもう少し奨励してもいいんじゃないかと思います。少なくとも英英辞典の語句を理解するだけの力がついて、辞書を引くのがそれほど面倒でなければ。
〉「辞書は引かない」という原則を知っただけで読めるようになる人がいるのは確かです。辞書を引くとそこで読むのが止まるからまずいという意見もあります。でも日本語の本を読んでも辞書を引く、という人が出たこともありますし、実際私は辞書を引くこと自体は苦痛ではありません。そういう場合は英英辞典を引きながら読むのもありだと思います。

私は、辞書自体が大好きです。日本語だと、辞書を引いたついでに、よその語句のところまで読んでしまう…楽しいです♪ 早く英英辞典でもそれができないかなぁ〜♪

ただ、多読をするにあたって、英和辞書を引かないというのは、私にとってものすごいメリットがありました。おかげで、まだまだ児童書ですが、ある程度まで読めるようになりました。

〉しかし和英辞典は厳密に「引いてはいけません」ということにしたほうがいいと思います。訳語が適切でないという理由もありますが、その他に日本語を介在させると「英語のまま理解する」ことの妨げになってしまうのです。

「英語のまま理解する」と「英英辞典の語句が理解できる」ということがある程度できるようになれば、英英辞典の活用は良いのではないか、と私も思います。

〉多読をしていると、よくわかるときもあればわからないこともあります。ぼんやり、なんとなくわかるというときもあります。でもそこで100%の理解を求めないでさっさと進んだほうがいい、というのは多読をしている人ならわかると思います。で、たとえば「ぼんやりとしかわからない」部分でわからない単語を英和辞典で調べたとします。そうするとそこの単語だけ日本語として「はっきりわかる」ようになってしまいます。そうすると…はっきりわかる日本語とよくわからない英語のギャップができて、「ぼんやり」としていた英語がより強く「わからない」ことを意識してしまうのです。
〉また、英語を訳さないで、ぼんやりとでも「英語のまま」理解しながら読み進めていたところへ日本語を介在させると、頭が英語モードから日本語モードへ行ってしまい、だんだん訳さないと意味がわからないような気になってきて、「英語のまま」の理解を妨げてしまいます。

その通りですね。
本によっては…というより、多読をするにおいて、はっきり理解するより、ぼんやり理解するほうが楽しいことが殆んどです。たまに、ぼんやり〜がもどかしい時もありますが。

〉英英辞典を引いても意味がよく飲み込めないときがあります。しかし文章の中でその語を置いてみると「なんとなく…な感じ」というのがつかめることがあります。この「…な感じ」のまま読み進めていっても、「100%の理解は求めない」多読としては充分です。何度か同じ語に出会えばだんだん鮮明になってきます。「何度か出会ううちに意味がつかめてくる」というのは多読をしていればわかるはずです。英和辞典で日本語の訳語で「正解」を見つけるよりも、英英辞典で「なんとなく…な感じ」だけの理解のほうがいいと思います。わからない単語が本当に「わかる」ようになるのは、結局色々な本を読んで同じ語に何度も出会ってからなんですから。

日本語の本でも、「本当に全部を100%理解しているか?」となると、ちょっと疑問ですしね。(もちろん、外国語よりはずーっとずーっと理解度は高いですが)
その日本語も、出会いの回数を重ねて覚えたものですからね〜。

〉★「やさしい」を「たくさん」★

〉やさしい本を読んで本当に上達するのか?
〉…とは、多読を始める前の人に多い疑問です。
〉やさしい本ばかり読んでどうしてレベルが上がるのか。
〉それは「わかる」ものをたくさん読むことが大切だからです。

痛感モノです!!
私は初めの30万語くらいを、レベルの高い(そう言っても1とか2とかですが…汗)本で埋め尽くしてしまって、本当にもったいなかったと思います。でも、それが無かったら、今、絵本をたくさん読んで、それによってハリポタなんぞが読めるようにはなっていなかったかな、とも感じます。

〉しかし、やさしくてよく理解できる本を読むと、それがぜーんぶしみこんで身になります。そうして蓄積を作っておけば、レベルを上げても大丈夫になるのです。

たーくさんの絵本は、偉大です!!

〉中国語が100万字で一段落したので、再び英語の本を読むことにしました。そして積んでおいた世界史関係の本を手に取ってみました。その本はとてもやさしくて、スラスラ読めました。そうすると、しばらく英語を休んでいたのでちょうどいいリハビリになりました。やさしくてわかりやすい本を読むと、文章全体が身体にしみこんでいくように感じます。英語の一つ一つが身になっていくのを感じます。難しい英語もやさしい英語が土台になっているはずです。やさしい英語の土台を作れば、その上に少しずつ積み重ねていってレベルを上げることが出来るのです。本当にやさしい本をたくさん読むと蓄積が出来て役に立つな〜と実感しました。
〉だからパンダ読みも大切なんですね。

いろんなレベルを混ぜこぜに読むことは、ずっと多読を続けていても、また、多読休憩後でも有効ですね。(おかげで、家中にいろんな本が散乱…涙)

そしてそして、杏樹さん、英語へお帰りなさ〜い♪
世界史関係の本って、面白いですよねーっ 興味のある項目の拾い読みができるし。(一冊通読しないと分からない…なんてことがないからね〜♪←せっかち…)

このあいだ、丸善のバーゲンで、「Food」という本を見つけました。西洋の食べ物の歴史です。いろいろシリーズが出ているみたいなのですが、ハード本なので、正規では値段が高いし…う〜っ

ではではっ


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