このごろな本たち 2

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12014. このごろな本たち 2

お名前: みちる http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/3112/
投稿日: 2004/5/28(00:08)

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基本的に、本の紹介だけでいいかなーと思っているのですが、今回は
最近の状況もちょっと。。

2月、3月、4月とちょっと精神的にめげることが続いたりして、
読んでいる文章の意味は分かるのだけど、なんだか頭に入ってこない
ような感じで、ストーリーがつかめなくて長い本が読めないというか、
絵本がせいぜい読めるかなー。絵本でもきついものがあるなーといった
感じの日が続いていました。

だから、900万語超してからの報告は、絵本を中心とした短い本や、
音に何とか助けられてのLRとか、かなり読めていないなーと思いつつ、
何とか意味は分かるからと読んでいる児童書とかばっかりだったのです
けど、1000万語超えてからは、無理しなくていいや、絵本中心に簡単
なのばっかりゆっくりと読んでいこうという気持ちで読んでいました。
日本語の本をこの間はだいぶん読みました。

5月の初め頃に、だいぶん絵本が気持ちよく読めるようになってきたので、
Karenちゃん(Baby-Sitters Little Sister)を読んでみたらするするっと
頭に気持ちよく入ってきて、簡単な本だからかなーと、手近の大人向けPBを
一章読んでみたら、それもするするっと気持ちよく入ってきました。
PBはもうちょっとお預けにして、レベル3-4の本をしばらく続けて
読んだのですが、大体どの本も快調に読みすすめることができました。

特に、Karenちゃんと、Heartlandは気持ちよく読むことができたので、
Karenちゃんは10冊、Heartlandは既刊全巻(16冊)まとめ買いして
しまいました・・・。(読めないときの回復剤にね。前の回復剤は
Nancyちゃんだったのだけど、こっちはちょっと卒業。)
語数がある程度進んでも、やっぱり、精神状態とかそういうので、簡単に
読めなくなっちゃうようなことはあって、でもそういうときはリハビリと
思って読める本を読めるペースで読んでいくと、いつかはすっと調子を
取り戻すことができるのかなーなんて思っています。

タドキストのみなさん、特に関東タドキストのみなさんには、オフ会や
メールで話を聞いてもらったりして、ずいぶん助けていただきました。
特に、「難しい本が読めないから、易しい本が読みたいの。」といった
わがままなリクエストに、快くたくさんの本を貸して下さったくまくまさん
ありがとうございます〜。

ほかにも、HANAEさん、Julieさん、おーたむさん、久子さん、ひまぞさん、
オシツオサレツさん、海さん、アトムさんにたくさんの本をお借りして楽しく
読むことができました。どうもありがとうございます。

ここには書いていませんが、再読もかなりしました。
私は、再読しても飽きないタイプなんで、同じ本何度でも読む方かな。

それでは、本の紹介です。前回の100冊はさすがに多かったので、
今回はなんとなくサンキューな冊数です。

☆☆☆絵本☆☆☆
David Wiesner「The Three Pigs」★★★★★
David Wiesner「Tuesday」★★★★★
David Wiesner「June 29, 1999」★★★★
何くわない顔で、さりげなくすごい場面が描いてある。そんな絵本かな。
まじめな顔して、くすぐりがいっぱいあるというか。
カエルが飛んで、野菜が飛んで、ブタが飛んで・・・。
子供が読んでも楽しいと思いますが、どちらかというと大人が読んで楽しい
絵本かな。

Jean Van Leewen「Oliver & Amanda And The Big Snow」★★★
Jean Van Leewen「Amanda Pig And Her Best Friend Lollipop」★★★
Jean Van Leewen「Amanda Pig And Her Big Brother Oliver」★★★
Jean Van Leewen「Oliver, Amanda, And Grandmother Pig」★★★
Jean Van Leewen「Oliver Pig At School」★★★
Jean Van Leewen「Amanda Pig, Schoolgirl」★★★
オリバーくんとアマンダちゃんシリーズです。
この二人(二匹?)小さい頃は、できのいいオリバーくんとちょっと
わがままなアマンダちゃんという感じだったのですけど、大きくなって
きたら、しっかりもののアマンダちゃんとやんちゃっこのオリバーくん
というようになってきたような気がするのは気のせいでしょうか??
安心して読める兄と妹ものかなぁ。
やっぱり、おにーさんなひとといもうとなひとが楽しめるかも。

Deborah Hautzig+Marc Brown「Little Witch's Big Night」★★★
Deborah Hautzig+Marc Brown「Happy Birthday Little Witch」★★★
Deborah Hautzig+Sylvie Wickstrom「Little Witch's Bad Dream」★★★
あ、順番があったのね。と思ってしまいましたが、元に戻って読んでも
問題はないかな。あ、こうなっていたのねとは思うのだけど。
魔女の中では、ちょっと困りもの? のいい子な小さな魔女の話。
ちょっとお茶目でかわいいものがたりなので、気持ちよく読めます。
魔女の出てくる話が好きという方には、入門向けにいいかも。

Andrew Gutelle+Joe Ewers「Ernie and Bert's Different Day」★★★
セサミの絵本です。
今日は反対の日。ということで、いろいろなものが今日は反対。なので
ちょっとはちゃめちゃな一日なのだけど、なんとなくたのしそうかも。
反対言葉のお勉強にもなるかな・・・。

Lynne Bradbury+Petula Stone「The Ugly Duckling」★★★
「みにくいあひるの子」のリトールドを絵本にしたものです。
結構リアルな絵のきれいな絵本です。こういう絵で描いてあると
変身の前と後の違いの大きさがわかるなぁなんて思いました。

☆☆☆児童書☆☆☆
Cynthia Rylant「The Cobble Street Cousins1:In Aunt Lucy's Kitchen」★★★★
Cynthia Rylant「The Cobble Street Cousins3:Special Gifts」★★★★
Cynthia Rylant「The Cobble Street Cousins4:Some Good News」★★★★
Cynthia Rylant「The Cobble Street Cousins6:Wedding Flowers」★★★★
一年間おばさんの家に住むことになった三人の従姉妹たちを主人公とした
連作ものという感じかしら。
巻数が飛んでいますが、飛んでいるのは既読ということで、やっと全巻読む
ことができました。こんなにお話が続いていたなんて、やっぱり一巻から
読むべきだったかなー。
二巻と五巻だけ読んだときにはそんなに思わなかったのですが、全巻通すと
結婚物語という感じもしますね。
小間物や洋服もかわいくて、女の子な人ならきっと好きになる作品だと思います。

Layren Brooke「Heartland4 : Taking Chances」★★★★★
Layren Brooke「Heartland5 : Come What May」★★★★★
Layren Brooke「Heartland6 : One Day You'll Know」★★★★★
今の所16巻まで出ているようですが、やっと6巻まで読み終わりました。
病気や素行に問題がある馬を癒すHeartland。馬が癒えるとともに人の心も
癒えていく・・・。
主人公が15才の女の子なので、とても読み応えがあって、それでいて、YLが
3-4くらいなので、すらすらととても気持ちよく読めるのが嬉しい作品です。
個人的にはFamoue Fiveよりも読みやすくて読み応えがあって好きですねー。
たぶん、このシリーズは一番速い読速で読めるシリーズという気がします。
やさしめのレベル4で読み応えのある作品を探しているという方にはおすすめ。
とくに馬とアロマテラピーが好きな方なら、好きになると思うのですが。

Sharon Creech「Love That Dog」★★★★★!!!!!
心をぎゅっとつかまれました。好きというかもうたまりませんねー。
今まで読んだ英語の本の中でも一番好き好きー。
お借りして読んだ本なのですが、読んだその日に、注文しました。
(今日届いたのー♪)
先生とJackという男の子のやりとり、そのJackの部分だけ。
詩を嫌いといっていたJackが少しずつ詩を好きになって書いていく詩。
そして、大好きな詩を書いた詩人への手紙。
そんなものから成り立っています。
Jackの言葉がたまらなくたまらなくいいです。
この作家の他の作品もいいのかなーと何冊か注文中。
ちょっとドキドキしながら待っています。
この作品は、詩といぬが好きという方には、読んでもらいたいかなー。
ちょっとお茶目な男の子が好きという方にもね。

最初は日本語だと、こんな感じかな?

9月13日

いやだよ
男の子だもの
詩なんか書かないよ。

女の子が書くんだよ。

9月21日

がんばったんだよ。
でも書けない。
頭が空っぽなんだもん。

Ron Roy「A to Z mysteries:The Quicksand Question」★★★★
Ron Roy「A to Z mysteries:The Runaway Racehorse」★★★
Ron Roy「A to Z mysteries:The School Skeleton」★★★★☆
Ron Roy「A to Z mysteries:The Talking T. Rex」★★★★
Ron Roy「A to Z mysteries:The Unwilling Umpire」★★★★
男の子二人と女の子一人の探偵ものというのかな。
やっぱり安心して読めるこのシリーズ。探偵が三人組みというのも好きですね。
ちょっと足を引っ張り気味? に描かれていたJoshくんが見直されてきたのか、
全般的に活躍気味なのがうれしいですね〜。
Rは、ちょっと駄目でした。気がつかないというのが納得行かないなーって。
お茶目なSはよかったですね。シリーズでも一番ユーモアがあるかな。
安心して読める少年探偵ものが好きという方には向いていると思います。

Joanna Cole+Bruce Degen「The Magic School Bus : Ups AND Downs」★★★
Joanna Cole+Bruce Degen「The Magic School Bus : At The Waterworks」★★★
学校のバスが変身して、色々な科学の世界につれていってくれる。
ちょっと教育テレビっぽいような作品です。(絵本といってもいいかな。)
Magic School Busはチャプターブック? の方を読んでいたのですが、
オールカラーともいっていい本編の方が楽しいですね。
読み応えとしてはMTH Reserch Guideの方がありますけれど、もっと簡単で
子供向けの科学読み物が読みたいという方には向いているかな。

Humphrey Carpenter「Mr Majeika」★★★★
気になっていたシリーズ。やっと読むことができて嬉しいです。
もと魔法使いのマジェイカ先生が新しい担任としてやってきたのですが、
ついつい、魔法を使ってしまいます・・・。
一人だけものすごくいじわるな男の子がいるという設定がどうかなーという
気もしますけれど、ちょっとほのぼの系で楽しめる作品だと思います。
軽めの魔法もので、学校ものがお好きという方にはぜひ。

Anna & Barbara Fienberg+Kim Gamble「The Big Big Big Book of Tashi」★★★★
7冊分が1冊になったお得本。(笑)
かわいい挿絵が全ページに入っているという感じなので、絵本感覚でも
読めそうな本だと思います。
内容は男の子の民話っぽい冒険ファンタジーといったところかな。
連作形式で、次の冒険は・・・という感じで進んでいくのでなかなか
楽しいです。

Gertrude Chandler Warner「The Boxcar Children4 : Mystery Ranch」★★★★☆
久しぶりに読んだ、ボックスカー・チルドレン。やっぱりこのシリーズは
読みやすいですねー。とても気持ちよく読むことができました。
わがままでおこりっぽい大伯母さんの所に行くことになった女の子達。
最初はわがままだと思っていた大伯母さんが・・・。
それにしても、この場所に住むのって、ちょっと危険なのでは・・・なんて
いらぬ心配かしら? でもねぇ、ちょっと気になってしまう。

Ann M. Martin「Baby-Sitters Little Sister4 : Karen's Kittycat Club」★★★★
両親が離婚して、ほとんどが母親のもとで、各週末だけ父親のもとで
すごすことになったKarenちゃんと弟。
このシリーズはKarenちゃんと弟が父親とその再婚相手の家族とともに
すごすときのエピソードからなっている連作ものといった感じでしょうか。
頭に入ってこないよ〜モードから脱却させてくれたKarenちゃん。
絶版の作品が多いようですが、結構続き物になっているので、前の話を
読まないと分からないということはないけれど、読んでいた方がより
楽しめる話が多いかなぁと思います。
4巻では、新しくできたお姉さんのまねをしてクラブをはじめようという
Karenちゃんと友達の悪戦苦闘ぶり? が描かれています。
ちょっと、仔猫が飼いたくなるかな?

Ivan Jones「Zot Solves It !」★★★
少年Cliveと犬のZotの、たわいもないけど、ちょっと楽しい話が
5作よりなります。ちょっとアニメっぽい感じがあるかなぁ。
結構動きがあって面白いなぁと思います。
かなりのページにイラストが入っているので、絵本というか、
コミック感覚で楽しめるかも。

Andrew Clements「The School Story」★★★★☆
編集者のお母さんを持つ女の子が、学校を舞台にしたお話しを書いて、
なんとかお母さんのいる出版社で出版したいと・・・。
アメリカの出版システムってこんな感じなんだなーと分かってとても
面白かったです。
主人公の女の子以上にいいなぁと思ったのが、友人のZoeだなぁ。
たくましいというかなんというか。
本好きな子供と子供だった人には、楽しんで読めそうな一冊です。

George Edward Stanley「Adam Sharp1 : The Spy Who Barked」★★★★☆
007の小学生版という慈幻さんのお言葉通り。ミッションがあって、
女の子もちゃんと出てきて、結構本格的?? と思いきやお茶目な
オチがあったりして、なかなか楽しい本です。
オールカラーの挿絵もお茶目で、なになになに? と思ってしまう
おじさん小学生がでてきたりして。

☆☆☆漫画☆☆☆
Katsuhiro Otomo「Domu」★★
えーと、えーと、ホラーとかね、スプラッタとかね、そういうのはちょっと
・・・かなり苦手で、やっぱり駄目でした。。
最初の頃は、MANGAって、読みにくいかなぁと思っていたのですが、読み
慣れてくると、結構速く読めるようになってきたので、もう少し好みっぽい
内容のものを読んでみたいなーと思いました。

☆☆☆一般書☆☆☆
Roger Pulvers「There was an Old Pond with a Frog and other literary limericks」★★★
「五行でわかる日本文学」という題の本です。
日本文学というよりも、日本文学作家を5行の詩にしたものです。
柴田元幸訳と解説が付いています。
5行詩ということで、どうしても難しめと思ってしまうのですが、それでも
上手くまとめたなぁとか、あれれ? とか、楽しめます。
もう少し、笑いが分かるといいなぁとも思うのだけど・・・。

Antonio Tabucchi「Dreams of Dreams」★★★★☆
あこがれのタブッキ!
単語がというわけでもないですが、さすがに難しいです。
どこまで分かっている? と聞かれると・・・なのですが、
まぁ、日本語で読んでも難しいところあるものね。
人の夢のなかに、ふわっと入っていくような感覚。
意味を考えるというよりも、なんとなく空気を楽しむ方が似合っている
作品なのかもしれません。
「フェルナンド・ペソア最後の三日間」も入っています。

長くなりましたが、読んでくださった方、ありがとうございます〜。

それでは、楽しい読書を♪


▼返答


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