Re: わたし、いま

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 14976 // 時刻: 2024/4/25(09:12)]

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10024. Re: わたし、いま

お名前: たこ焼
投稿日: 2004/2/8(20:35)

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こんばんはー、秋男さん。たこ焼ですー。
「無意識」好きのたこ焼としては、興味津々の書き込み。
精いっぱいレスをつけさせていただきますー。

〉1000万語まで読んで思ったのは、英語の勉強は途方もなく大変だ、ということです。
〉そこそこ読めるようにはなったけど、ほんとに、まだまだ全然。
〉英語王国は、なんて広大なんだろう・・・

まったく同感です。
そして、
母国語である日本語王国との比較を止めないかぎりは
いつまで経っても不全感は残るのでしょうね。

〉これはもう、こちょこちょとこざかしく考えることなく、おもしろそうなものを
〉雑多に読んだり聴いたりしていこう、と思ったんです。
〉どうせ果てしないんだから、と思って。

興味の赴くままにですね。(^^)

〉それと、無意識の領域に訴えかける学習法が一番かなとの感を強くしています。

う〜ん、たこ焼はSSS式多読って、
まさに「無意識の領域に訴えかける学習法」だと思っていますよー。
そう確信したのは、多読を始めてから英語で話す夢を見るようになってからです。
夢の中で話す英語って、ごく自然に、日本語を話すかのように出てくるんですよ。
もちろん、複雑な表現ではないですが・・・。

〉きっかけは、はまこさんとミッフィーちゃんです。(並べるのはどうかと・・)

(並べるのはどうかと・・)←どちらかに失礼かな、という意味?

あっ!
「どちらかに」って、これは失礼やね!(^^)

〉はまこさんは音読だけで百万語行かれた「音読の女王」ですが、
〉その後の御報告を見てても、なにか、ほんとに、こどもが言葉を獲得していくような、
〉非常に生物学的な変化を体験されてるように見えます。
〉歌とか音とかを楽しんで、あんまり意味を考え込まない、無意識の世界にダイレクトに
〉打ち込むようなやり方、(はまちゃん、アホやって言うてるんやないよ(笑))
〉これはすごいヒントではないかとひしひしと感じています。

はまこさんの報告は、毎回毎回、とても興味深いです。
同様な経験をたこ焼が得ることは、まぁ、無理とあきらめていますが、
彼女の報告は数多くの示唆・ヒントに富んでおり、非常に貴重です。

もしかすると、はまこさんの言語に関する脳の領域が、
子供なみの可塑性(学習能力)を維持しているのかもしれません。
つまり、
子供の言語脳の「発達」あるいは「機能的な構造」について、
おとなの言葉で報告してくれているんです!
すごいことですよ、これは!
言語発達・機能構造の専門家(言語学者?心理学者?脳科学者?)とかが
はまこさんにインタビューしてまとめれば、ちゃんとした論文になるでしょう。
(冗談ではないです。本気でそう思っています。)

今回のはまこさんのレスによれば、
日本語より英語の方が楽だとか・・・。
おそらく、脳に日本語・英語どちらでも使う領域Xがあって、その領域Xは、
日本語・英語を同時には処理できない、ということでしょうか?
また報告を読むと、日本語・英語の同時共存が将来可能になるような感触が
はまこさんにはあるように見受けられます。これはおそらく、
その領域Xが、2つの言語に同時対応可能になるという質的変化を起こしそうなのか、
あるいはその領域がもうひとつ新たにできるという量的な変化が起こりそうなのか・・・。

上の分析を英語学習者の視点からとらえると、例えば、
「同時通訳みたいに、英語に日本語を引っ掛けるような理解のやり方は、
領域Xに多大な負荷をかけるので、結局は大きな回り道なんじゃないか」
というような示唆も得られます。

はまこさん!
毎回毎回、ご報告を楽しみにしていますので、
これからもよろしくね!!!!!

〉そしてミッフィーちゃん。NHK教育で朝と夕方にやってまして、ビデオに録って
〉見始めました。
〉すると・・・ 初見で全てわかるではありませんか!!
〉(「あんな簡単なもの、わかってあたりまえじゃん」っておっしゃるかも。ごもっとも。)
〉そのわかり方が、自分にとっては感動でした。

ミッフィーちゃん・・・
今度見てみようかな。うちの娘たち(2歳)も好きやしー。

〉というのは、たとえば、リスニングしてて、「あ、いま何て言ったっけ」とか、
〉スペルを思い浮かべて「何て言ってるのかはわかるけど、意味がわからない」とか、
〉「ああ、ここで引っかかったから後がわからなくなった〜」とか思うことって
〉ありませんか?

ありますー、ありますー。
あと、日本語訳で意味を覚えている単語が聞こえてくると、
パッとその日本語訳が浮かび、
その日本語から別の日本語へと連想が飛び、さらに別の日本語へと・・・
と言語連想テストみたいな反応が起こって、
「後がわからなくなった〜」となることもあります。

〉今回はそういう聞き方じゃなくって、ほんとに、日本語を聞くみたいにダイレクトに
〉わかったんです。
〉なるほど、これが理想の聞き方かぁ、と初めてわかりました。
〉(はまこさんなら、とっくにわかってることなんだろなあ・・・)

たこ焼は、この「理想」に近いリスニングを体験したことがある・・・のかな?
特に力を入れて意味を取ろうとしないのに、イメージが勝手に頭の中に浮かぶ・・・
そんなリスニングでしょうか?
これでしたら、できるときもあれば、できないときもある、そんな感じです。
日によって何故そんなに差がでるのか、よくわかりません。
体調でしょうか? もしかすると、サナギ停滞のようにも思えます。

〉以前は、そういうふうにはなれないと思ってたのです。リスニングの達人になったら、
〉聴きながら頭の中で文字がダーッと出てきて、それを素早く解釈できて、という感じだと
〉思ってたんです。
〉それが、そうではなかった。「そのままわかる」ということがあるのだ。

たこ焼もリスニングが非常にうまくいくときは、「そのままわかる」です。
これは「力」の入れ具合が難しいですね。
聴こうとしないで聞き耳をたてる、そんな感じでしょうか?
ひとつの策として意識レベルを下げるのはいいかもしれません。
トオルさんへのレスに、「眠っている間に聴く」とありましたが、
就寝直前・起床直後は、意識が邪魔しなくて、面白いようですよ。
参考のため、過去の書き込みを上げときます。Julieさんへのレスです。
後半の
〉実は・・・
〉先日、1パラグラフ単位で斜め読みができちゃったことがあるんです。
〉これは、自分でもびっくり!
というJulieさんのレス以降の文章を読んでみてくださいー。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-g&c=e&id=6756]

〉このことで、読書やリスニングに対する姿勢がちょっと変わりました。つまり、
〉意味を考えることなくダーッと読んだりダーッと聴いたりするようになりました。

この「意味を考えることなく」の意味が少し不明なのですが、こういうことですか?

「意味を考えることなく」=英語→イメージ
「意味を考えて」=英語→(何らかの意識活動)→イメージ
(何らかの意識活動)とは、日本語を使わないまでも、何らかの「考える」です。

つまり、前者が言葉とイメージが直結しているのに対し、
後者は間に何か意識の活動が入っちゃっている・・・ということでしょうか?
この前提でたこ焼はこのレスを書きますね。

さてさて、
「ダーッ」というのは「立ち止まらない」のほかに、もしかすると、
「速く読む」あるいは「速い音を聴く」という意味を含むのでしょうか?
実は、たこ焼はもうそろそろ「速さ」を目指そうかと、考えております。
SSSでは、「速く読まなくてもいい」とありますが、これは初級のタドキストの場合で、
中級タドキストになれば「速さ」を大いに意識するのもありかな?と思っています。
つまり、上述の(何らかの意識活動)が介在する時間を与えないようにするのです。
すると、言葉とイメージが直結するようになるのではないかということです。

あっ、ここで初級タドキスト・中級タドキストとありますが、
別にタドキストを序列化しようとか、人と比べようとかの意図ではありません。
初級タドキスト=多読を始めて間がなく、バランスがうまく取れない。
中級タドキスト=英語に対して自然体でいられる。
上級タドキスト=英語王国で市民権を得る。自由自在。
これぐらいの意味合いです。
前々から少し思っていて、今回の騒動でも感じたことなのですが、
「中級にとってのかぜ薬が、初級には劇薬となる場合もあるのでは?」とか、
「初級と中級では目指すものが違うのでは?」ということを
少し意識したほうがいいかも・・・という意図です。
この「無意識学習法」に関する考察でも、整理がいいですね。

あっ、すいません。
話がずれました。

〉(前から、うすうす気づいてはいたのですが、「意味を考えることなく」を徹底させることに
〉 躊躇がありました。)

「徹底」ですか!

〉ちょっと立ち止まったほうが意味がわかる場合もあります。でも立ち止まらない。
〉とにかくダーッとダーッと。読むときはリズムに気をつけて、聴くときは音によく
〉耳を澄ませつつも、意味は考えずにダーッとダーッと。
〉こういう読み方でも、わかるものはわかるし、わからなくても面白いものはあるし、
〉つらければやめればいいだけです。
〉このやり方のほうが、無意識の領域に素直に蓄積できて、いいかなあと思っています。
〉意味をきちんと考えたいという誘惑に駆られますが、そこはガマンガマン。

秋男さんの「無意識学習法」、うまくいくような気がしますー。(^^)
たこ焼もいくつか真似してみますねー。

そうそう
「そのままわかる」や「無意識の領域への蓄積」に関して、もしかすると
アウトプットを絡めた方が効率いいのかも?と最近たこ焼は考えております。
つまり、
ある表現を読み・聴いて「そのままわかる」のは、
その表現をアウトプットしている自分が心の中にいるからではないか?
「無意識の領域への蓄積」は、インプット→アウトプット→インプット→・・・・
というポジティブ・フィードバックが英語脳の中にできあがれば、
画期的に効率が上がるのでは?
という予想を立てているのです。どうかな?

ちょっくら試行錯誤を始めたばかりですので、
今はやり方もまだまだ定まらず、何も成果はありませんが、
何か分かりましたら報告しますねー。

〉日本語だって丁寧に読んで意味を考えたりするじゃないか、と言われるかもしれませんが、
〉それは日本語を日本語で考えてるからOKなのであって、英語を読むときに意味を考えると、
〉英語を日本語で考えることになるから良くないのだ、と思っています。

なるほど。
これはあたっているかもしれないし・・・、
あたっていないかもしれません。
「考える」と言語との関係によると思います。
つまり、言語とあまり関係しないような
直感的・図形的な「考える」だったらOK・・・かも?と理論的には考えられます。
う〜ん、しかし、実際的な工夫としては
直感的・図形的な「考える」が、
本当に日本語を使っていないかという疑念があるので、
全ての「考える」を排除した読み・聴きを目指した方がいいのかもしれませんね。

〉とにかく、子どもみたいに、おもしろがって、たくさんの英語に目と耳をさらし続ける
〉というのがいいのかな〜、と思ってます。

これは、いいことでしょうね。

〉そういうことなので、読んだり聴いたりする素材は、なんでもいいってことになるのです。
〉別に意味がわかることは問題じゃない、となるので。
〉易しくても難しくても、どんなジャンルでも、おもしろくできそうならばなんでもいい。

「おもしろく」がポイントなのですね。
「別に意味がわかることは問題じゃない」とは、まさに子供のように!
ということですね。

〉易しいもののほうがわかるのでおもしろいですけど、かえって、意味をきっちり取りたくなったり、
〉個々の言葉にこだわってしまったりするので危ない面もあります。
〉(※意味をきっちりわかって大切に読みたい本は、従って、読めません。
〉  ダーッと読んでもわかるぐらいにならないと・・・。)

なるほど。
前に秋男さんが紹介してくれた「The Joy of Not Working」のような本だと、
特にそうかもしれませんね。
でも、小説とかの「物語」では、「内容のおもしろさ」はあまり害がないような気がします。
(う〜ん、単に、たこ焼がそのように読んでいるだけなのかもしれませんが・・・)

〉そんなわけで、そんなふうにやっています。
〉意識的に意味を取っていって読んだりするほうがいいのかもしれません。わかりません。
〉とりあえず今は「無意識学習法」で実験しているような感じです。

まさに実験ですね。
試行錯誤の結果、何かいいやり方が見つかるといいですね。

〉言い足りない気もしますが、それはまたまたの機会に。

「またまたの機会」を楽しみにしてますー。

〉では〜。

ではでは〜♪

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