Re: 本の虫の作り方

[掲示板: 〈過去ログ〉はじめまして!(初投稿)掲示板 -- 最新メッセージID: 9033 // 時刻: 2024/6/15(09:10)]

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7340. Re: 本の虫の作り方

お名前: まりあ@SSS http://buhimaman.at.webry.info/
投稿日: 2009/10/9(19:15)

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Kenyさん、ちゃちゃ丸さん、今晩は。 まりあ@SSSです。

〉大変不躾で申し訳ありません。

   はい、そう思います。
   初投稿で、こうした顔を見ない、文字だけのやり取りに慣れて
   いない可能性もあるちゃちゃ丸さんが、責め立てられたように
   感じて、「投稿なんてしなければ良かった..」と暗い気持ちに
   沈んでおられないかと、老婆心で危惧して出て参りました。
   じっさい老婆ですからお許し下さい。

   なお、文面から推測して、Kenyさんにはお子さんがなく、
   ちゃちゃ丸さんのお子さんは1人と想定して書いております。

〉逆に何も言わなくても勉強し、読書もするお子さんをお持ちの親御さんもいらっしゃいます。
〉何が違うのでしょうか?

   神に与えられたものが違うのでしょう。
   以前は、「子どもは天からの授かりもの」という畏れがあり、
   これが日本的形での「子どもの人権尊重」精神となっていたと
   思います。

   最近は、「天才児を作る方法」のような本があふれかえり、
   子どもをこね回して親の思い通りに出来るかのような奢った
   機運が見られることを憂慮しています。

〉私の一族は本の虫のような人間ばかりです。
〉当然私も本の虫です。
〉自分がなんで本を読むようになったかは良く覚えています。
〉私の場合は、父親がいつも本を読んでいたからです。
〉今の私とは趣味も全く違いますが、父は今でもよく読んでいます。
〉私はそんな大人達が周囲に一杯いましたので
〉「読書とは楽しいものなんだ…」
〉と子ども心に感じました。

   戦後ずっと、「今の若者は本を読まなくなった」といわれ続けて
   おります。私のような年齢では、高校生ともなると哲学や古典
   名著といわれる文学を競うようにして読んだものですが、
   おそらく大部分は、親が読書する姿など見ずに育ったはずです。

   親世代は、とにかく敗戦の混乱の中で、なんとか子どもにひもじい
   思いをさせたくないと、働くのに必死だったし、本なんて
   あんまりなかった...この世代の子どもたちが一番本を
   読んでいるのです。

〉ちゃちゃ丸さんは今年何冊本を読みました? 
〉多読をご自身で楽しんでらっしゃいます?

   「読んでいないんじゃない?」
   「楽しんでいないんじゃない?」
   と責めているような語りかけと感じたのは私だけでしょうか?

〉ちゃちゃ丸さん自身が楽しんでおられるのなら、何も言わなくても大丈夫だと思いますよ。
〉お子さんはちゃんとちゃちゃ丸さんの”後姿”を見ています。

   子どもが2人もいたり、ワーキングマザーざったり、あるいは
   小学校・中学で受験をしたりすると、母親は息つく暇もなく
   忙しいもの、読書は通勤時間中だけとか、子どものお稽古ごとの
   送迎や待ち時間を利用することになり、母親が子どもの目に
   触れるところで読書することは考えにくいものです。

〉先の教授など、息子には
〉「勉強なんかしなくていいぞ」
〉なんて言いながら、自分は寝る間を惜しんで研究してます。

   子どもの目の前で美味しいフランス料理をぱくつきながら、
   「お前はまだ味が分からないから食べないでいいぞ」と
   いうのとどこが違うのでしょう?

   よくお子さんがグレずに東大に入りましたね。
   お母様がよほど出来た方なのか、息子さんが「勉強するな」と
   いう父親に反抗したのかも知れません。

   子育ての方法論の結末が「...で東大に入りました」と
   なっていると、反論しかねる風潮ですが、べつに子どもが美容師に
   なっても、漁師になっても、育てた親が立派だったと尊敬すべき
   子育てはいくらもあると思います。

   お笑い芸人の息子でも東大に入る人はいますし、ヤクザの息子で
   弁護士になる人も、医者の子どもで殺人を犯す人もいます。

   「親の後ろ姿を見て育つ子どもも、見ない子どももいて、人は様々」
   と思うのがよさそうです。

〉もし、ちゃちゃ丸さんが多読を楽しんでいないのだとしたら、多読を楽しんでおられないちゃちゃ丸さんを、お子さんはいつも見ているわけです。
〉結論は言うまでもないでしょう。

   掲示板で質問したばっかりにこんなことをいわれるちゃちゃ丸さんを
   お気の毒に感じました。

   子どもが一人っ子だと、「親がかわいそう」だと感じます。
   子どもの全てが、自分の責任のように感じられ、自分の子育てが
   過っていたのではないかと自分を責めがちです。

   子どもが何人もいるとそれぞれ性格が違い、「子どもってなる
   ようにしかならないんだな、気楽に行こう」とふっ切れます。

   まあ、エラそうなこといってますが、娘が大学生だった頃、
   勉強時間よりメークの時間の方が長いんじゃないか?そんな
   時間に洋書の10ページでも読んでいたら、将来どれだけの差が
   つくと思う?と、どれほどイライラして気を揉んだことでしょう。

   結局娘は化粧品会社の広報に職を得て、しじゅう雑誌に出たりと
   華やかな仕事を羨まれ、朝から晩まで勉強が何より楽しい学者の
   卵と結婚し、ヨーロッパでの生活を満喫しています。

   「孫が出来たら孫の勉強までつききりでみなきゃいけないのか?」
   とまで心配した私って、何だったのだろうか?と思うと、声を
   出して「あはは」と笑いたくなります。

   子どもは、神に与えられた運命を進みます。
   早寝・早起き、きちんとした3度の食事、社会に出て恥をかかない
   礼儀を躾たら、親の責任は果たし終えます。

   英語学習法にベストはない、他人の意見は「聞き置く」程度で
   よいと先日書きましたが、子育て論も同じです。
   「親の後ろ姿論」も無視せず、「聞き置く」だけで十分です。 

   
   子育てにどうしても欠かせない大切なことは
   
      「我が子は誰よりも可愛い」と愛することだけです。
    
   大きなフォント、ゴチック、赤字にする方法を以前教えて
   頂いたのに忘れてしまって..;;(^ ^);;
   

   
   
 
   

    

   


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