1000万語通過しました(長文です)。

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949. 1000万語通過しました(長文です)。

お名前: 栞
投稿日: 2008/3/6(07:38)

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みなさん、こんばんは、栞です。

3月1日に1000万語通過しましたので、ご報告に上がりました。
多読を始めてから、それぞれの通過日数、読んだ冊数は以下の通りです。

〜100万語 '05.06.20〜'05.09.19 91日 262冊
〜200万語 '05.09.20〜'06.01.08 110日 132冊
〜300万語 '06.01.09〜'06.04.10 91日 110冊
〜400万語 '06.04.11〜'06.07.26 106日 175冊
〜500万語 '06.07.27〜'06.10.29 94日 131冊
〜600万語 '06.10.30〜'07.02.15 108日 185冊
〜700万語 '07.02.16〜'07.05.12 85日 183冊
〜800万語 '07.05.13〜'07.09.17 127日 770冊
〜900万語 '07.09.18〜'07.12.23 96日 199冊
〜1000万語'07.12.24〜'08.03.01 68日 269冊

今まで一度も報告せずここまで来てしまったので、
多読を始める前のことから書いてみます。

【英語とのつきあい】
中学・高校・・・科目としてはそれなりに好きでした。
ただし、音読・発音練習は苦手で、できるだけ避けて通っていました。
いかにも英語っぽい発音をするのが恥ずかしいという気持ちもありました。
試験ではそこそこいい点数をとれていましたが、高1になって試験勉強を一夜漬けでするようになってしまい、
だんだん勉強が苦痛になってしまいました。

短大時代・・・英文科だったので、オーラルイングリッシュやディクテーションなど、
それまでとは違う授業もありましたが、やっぱり英語は身に付かず。
幼稚園児が主人公の児童書を和訳する授業があったのですが、何とも大変な先生で、
「関係代名詞が出てきたら『○○するところの××』と訳さなければダメです」というお方でした。
題材はよかったと思うのですが、「こんな日本語使わないよ〜」というような訳に仕上がりました。

社会人になってから・・・英語を全く使わない職場でずっと働いています。
就職して数年目に「やっぱり、英語を習得したい」と思うようになり、
それなら何がいいかと考えたところで思いついたのが翻訳でした。
中学生の頃、同じ海外小説の邦訳2種類読み比べをして(最初の1ページだけですが)、
その違いを不思議に思ったことから、漠然と翻訳に対する興味がありました。
そこで、翻訳学校に2年通い、通信教育も受けたのですが、全く身に付きませんでした。
ほんの4〜5行の文章でも、何度も英和辞典を引かなければならず、また辞書を引けば引くほど自分の日本語に自信が持てなくなり、
辞書に載っている訳語以外は使えない→辞書に載っている訳語だけでは日本語として変、というジレンマに陥ったようです。

【多読を始めるきっかけ】
2005年6月18日土曜日(笑)、待ち合わせまでの時間つぶしに本屋に寄ったとき、
「100万語多読入門」を見かけ、手に取りました。そこでブッククラブの存在を知り、本を貸してくれるところがあればできるかもと思い、
2日後に読書相談会に参加し、そのままブッククラブに入会しました。

【〜100万語】
本をたくさん読めるのがうれしくて、ブッククラブに行っては借りられる限り借りて読んでいました。
主にORTとPGR0あたりのGRです。
GRってもっとつまらないものかと思っていたら、結構娯楽色あって面白いものが多かったです。
「100万語多読入門に「YL2〜3で100万語通過するくらいでよい」というようなことが書いてあったので、
あまりレベルを上げないようにしていました。

【〜200万語】
YL2あたりの児童書(Nancy Drew Notebookなど)に手を出してみましたが、どうも読みにくかったです。
多読ブックガイドのあらすじを読むとおもしろそうなのに、ちっとも乗れない。
そこで、GR中心の多読生活となりました。このころは絶対に児童書よりGRが面白いと思ってました。
特にMMRにはまり、書評システムを見ながら次に借りるものを考えるのが楽しみでした。

【〜300万語】
ここでもMMR、そしてPGRばかり読んでました。児童書も読んでいるのですが、やっぱり乗り切れない。
実は100万語でYL3、200万語でYL5、300万語でYL6の本が読めるようになると思いこんでいたのですが、
全くそんなことなくて軽く落ち込みました。

【〜400万語】
初心に戻り易しい本をと、YL0〜2あたりの本を読み出します。児童書はやはりイマイチ。
今思うと、このころはあまり子供向けの本を読みたい気分ではなかったのかも。
たとえオチがなくても鼻で笑っちゃうような話でも、PGR0の方が読んでいて楽しかったんだろうなあ
(PGR0ファンの皆様、暴言をお許しください)。
CERのミステリものに出会い、片っ端から読んでいきました。

【〜500万語】
時折、YL5のGRを読むようになり、総語数20,000語くらいの読み応えのあるGRを好んで読んでいました。

【〜600万語】
聞き読みを始めました。中学時代からずっと音が苦手で今まで避けていたのに! 
たぶん自分の脳内音読のたどたどしさに嫌気がさしたんだと思います。そうしたら、これが大正解! 
とても楽に読むことができ、おまけに以前よりもずっと楽しい! 
評判のよいBLACK CATシリーズを手始めに、音源付きのGRをブッククラブで借りるようになりました。

【〜700万語】
ここでついにHarry Potter登場です。多読を始めるより遙か昔、
朗読CDを買って聴いたのですが全くついて行けず、お蔵入り。
その後聞き読みもしてみたのですが(これも多読開始前)、5ページくらいで断念。
それなのに1ヶ月弱で1〜3巻を読んでしまいました(もちろん聞き読みです)。
そのほか子供の頃大好きだった児童文学の原書を何冊か聞き読みし、これでついにPBへの道が開けたかと思いました。
しかしその後、相性の悪い音源&本に立て続けに当たってしまい聞き読みをぱったりとやめてしまいました。

【〜800万語】
易しい易しいLRを大量に読みたくなり、週に1〜2度、仕事帰りにブッククラブによっては
自習室で2時間ほど読むということを1ヶ月近くしていました。
中断していた聞き読みは、結局3ヶ月のブランクを経て再開。
リハビリと称して主にGRで聞き読みしていましたが、どうしても読んでみたい原書があり、ついにaudibleに入会しました。

【〜900万語】
YL4から上の本を聞き読みで、YL0〜1の本を多読(脳内音読)で、というパターンに落ち着いてきました。
少しくらい難しいと思っても、聞き読みなら敷居が低くなります。

【〜1000万語】
読み方は〜900万語のときとほぼ同じ。いつの間にか児童書に対する苦手意識がなくなりました。

【印象に残った本】
The Ring(PGR3) 
記念すべき100万語通過本です。どきどきしながら読みました。

Jane Eyre
初めて読んだのはMMR2+。日本語だったらまず読まない古典を読んでしまいました。
堅苦しいのかと思ったら面白かったですね。その後ふとした折に読みたくなり、PGR3、PGR5、BLACK CATと読み進め、
ついには原書も読んでしまいました。さすがに長かったですが。

The Boxcar Children
児童書が苦手な時期でもなぜか読みたくなる本でした。
読むのはいつも1巻だけ。挿絵が好きなんです。

Lizzie Zipmouse
最後はぼろぼろ泣きながら読んでました。

Heidi
初めて読んだのはPGR2で30万語を超えたとき。そのときは、子どもの頃から知っていた話ということもあって、
それほど強い印象がなかったのですが、9ヶ月後に再読したときに、印象ががらっと変わりました。
英語の理解力が上がったというのではなく、30万語で読んだときは子どもの気持ちで読んでいて、
再読したときは大人の視点で読めたような感じです。
その後も何度か再読しています。
これも原書(の英訳)にチャレンジしましたが、正直言って難しかったです。

Little Houseシリーズ
聞き読みしなかったらきっと読めなかったと思います。
何年も前に原書を購入して読んだのですが、そのときは9冊読むのに1年半かかりました。
多読を始めてからも3冊までは読んだのですが、あまり面白いとは思わず、
聞き読みで1冊目から再読したときも、第1章は全然面白くありませんでした。
ところが第2章から引き込まれてしまい、このシリーズを読んでいる間は、
これ以外の本を読みたくないと思うくらいのめり込んでいました。

His Dark Materialシリーズ
「ライラの冒険」で話題ですね。これの第3部で1000万語通過しました。
聞き読みはフルキャストなので華やかな感じがして、ついつい続きを読みたくなってしまいます。
ただ、理解度はたぶん50%くらいです。 一応最後まで読みましたが
「あの人とあの人とあの人はどうなったの〜」という疑問が渦巻いております。

【多読のこのごろ】
多読を初めて2年くらいは、ほぼブッククラブのお世話になっていました。
金銭的な面もさることながら、家に本を置くスペースがあまりないからです。
ブッククラブがなければ、私の多読は始まりもしなかったと思います。
本当に感謝しています。

最近は少しずつ自分でも本を購入するようになりましたが、スペースの問題は相変わらず。
そこで私は電子書籍を利用しています。
PDA(電子手帳)にダウンロードしたデータを入れれば、コンパクトに読書できます。
もちろん紙の本も大好きなのですが、私にとってPDAで本を読む一番の利点は、
通勤電車の中で本が読めることです。
文庫版より小さな手のひらサイズなので、どんなラッシュでも本が読めます。
これで、通勤時の読書が当たり前という生活になりました。

そこで、通勤時→PDAで読書、家→紙の本で読書、という感じで読むようになっています。

また、自分でも面白いな〜と思っているのが、聞き読みを始めたら、
それまで音源なしでも読めていた本がすっかり読みにくくなったことです。
YL2〜3の児童書はダメ、YL5のGRも読みたくないなあ。
一度は読んだこれらの本、知らず知らずのうちにすごい努力で読んでいたのかも。

ちなみに、聞き読みの総語数は348万語、総時間数は398時間になりましたが、
脳内音読は相変わらずたどたどしいです。

それから、聞き読みをしていて、また、ふつうに本を読んでいて
「内容がちゃんとわかってるのかなあ」と不安になることがあります。
そう思い始めると、決まってそこから理解度が落ちてしまいます。
雑念が邪魔をして、音や文章を受け入れにくくなるからだとはわかっているのですが、
この不安感を心から追い出すのが、なかなか難しく、一度この穴に落っこちると
そこから出てくるのに1ページくらいかかってしまいます。

でも、今のところ他の方法で本を読むなんてとてもできないので、
これからもこんな形で読んでいくと思います。

初めての報告でなにやらまとまりのないことを書き連ねてしまいましたが、
読んでいただきありがとうございました。
(こんなに長くなるのなら、こまめに報告しておくんだったと反省)

それでは、みなさんも、Happy Reading!


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