[掲示板: SSS News -- 最新メッセージID: 1927 // 時刻: 2025/8/11(17:11)]
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1926. SSS多読通信 第506号(2025/7/10)
お名前: acha758 http://acha758office.seesaa.net/
投稿日: 2025/7/10(10:10)
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SSS多読通信 第506号 (2025/7/10)
~読める本、読みたい本をお気楽に~
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【1】今号のお薦め本 「近未来の物語」 (acha758)
【2】SSSコラム 「英語を読む」 (近眼の独眼龍)
【3】SSSニュース (SSS英語多読研究会)
【4】編集後記 編集:acha758
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【1】今号のお薦め本 「近未来の物語」 (acha758)
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近未来を予想して描かれた物語は、ある程度の現実味を感じるものですが、
実際その年になって実現することも、全然違っていることも、かなり後に実現
することもあり、いろいろ示唆的です。現実世界と比べてみたり、自分の予想
と比べてみたりしながら、近未来を想像してみませんか?
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■ The Flower by John Light (Child's Play) YL0.5~0.8 410語
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都会に住むBriggは図書館で働いています。ある日、禁書の棚に見つけた1冊
の本から「花」というものの魅力に取りつかれ、「花」を探してみますが、
都会には見つかりません。中古用品店で「花」が描かれた袋を見つけ、種を
育ててみると・・・。色調の暗い絵本ですが、命の力強さを感じられる作品。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000026206]
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■ New York Cafe (OBW Level 0) YL0.8~1.0 1600語
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時は2030年。コンピューターウイルスのメールが銀行に送られ、S.Fullerは
$5000を手に入れます。ハッキングを通じて貧しい人を助けたいという若き
ハッカーはNew York Cafeの専門家と組み、次々にハッキングを繰り返します。
ハッカーの正体を暴こうとする警察と共に読者も騙されるかもしれません・・・。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000015156]
……………………………………………………………………………………………
■ Let Me Out! (CER Level 0) YL1.2 2100語
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主人公は感情も理解するロボットNOLAN第1号。制作者のJohnとのやりとり
を通じてさらに学習していきます。NOLANのおかげでJohnの生活は快適に
なっていきますが、飼い犬Samの存在がNOLANの進化を複雑化させていきます。
語数のわりに読みごたえを感じられる1冊。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000011441]
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■ Astro Boy #1 YL2.0 5000語
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手塚治虫の名著『鉄腕アトム』の英語版第1巻です。21世紀の未来を舞台に、
原子力をエネルギー源とし、感情を持った少年ロボットアトム。1950年代に
連載された原作の公式設定では、2003年4月7日がアトムの誕生日です。
優しくて力持ちなアトムの物語は、いつ読んでも爽快感があります。
[url:https://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000008337]
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■ Under the Moon (OBW Level 1) YL1.0~2.0 5320語
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2222年、環境破壊の深刻化した地球を守るため、莫大な資金を投じて完成
した人口オゾン層AOL。1000年は大丈夫と言われていたが、2522年早くも
AOLにほころびが・・・。登場人物が複雑で名前が覚えにくく、不可解な行動
が多かったので、おすすめ度は低いですが、リアリティはあるような。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000015196]
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■ Romeo and Juliet 2079 (ODM Level 2) YL2.4~2.8 8427語
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シェイクスピアの名作『ロミオとジュリエット』が2079年のイタリアに
舞台を移したパロディ作品です。貧しいNormalとして生まれたRomeo。
Tybaltが忘れていった招待状でパーティーに参加し、Perfectとして生まれた
Julietと出会います。時代が変わっても、身分の差を超えたロマンスは
変わらないテーマかもしれません。
[url:https://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000026205]
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■ 1984 by George Orwell (PER Level 4) YL4.0~4.5 19465語
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1949年に書かれた近未来風刺小説。政府が国民の行動を常に監視する恐怖
社会になってしまったロンドン。そこでは恋愛も禁じられ、男女は子孫を残す
目的だけのために結婚します。Winstonはそんな社会に疑問を抱き反政府活動
を始めます。また女性と恋に落ちてしまうのですが、政府にバレてしまいます。
拷問により、人格は変わってしまうのでしょうか。国家と国民の関係について、
考えさせられる一冊です。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000025103]
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■ I, Robot by Isaac Asimov (OBW Level 5) YL4.5~4.8 22500語
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1950年に書かれたロボットSF短編集。2058年の「ロボット工学3原則」から
作品が始まります。ロボット心理学者のDr Calvinが過去50年間のロボット開発
の歴史を語るという設定で、6話が収録されています。ロボットの一見不合理に
思われる行動を、人間が3原則に則って解明していくミステリーでもあります。
現実の研究開発や後の文学作品にも影響を与えている古典的名作です。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000015437]
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【2】SSSコラム 「英語を読む」 (近眼の独眼龍)
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毎年のことではありますが、暑い!近年その暑い期間がどんどん長く厳しく
なっているようで、暑がりの私にとっては辛い状況です。早く11月になってほ
しいところです。
暑さのせいばかりではないのですが、今年は 6月に入った辺りから、ほとん
ど多読できていません。例年夏はあまり読めないのですが、それにしても今年
はひどい。自分の印象としては、6月はほぼゼロです。
月に1回ある出社日に、なんとなく「あ~ぁ、全然英語読めてないなぁ」と
独り言がつい出てしまいました。
隣の同僚が怪訝な顔をしたので、尋ねてみると、「英語、読んでるじゃない
か!」 実は、独り言は説明書を読みながらだったのですが、その説明書がた
またま英語で書かれていた600ページほどの本だったので、同僚に言わせれば
大量の英語を読んでいるじゃないか、となったようです。
説明書を読む時は情報をちゃんと受け取れているかどうかは気になりますが
日本語か英語かなど気にしていません。私が英語を読むという時は、無意識の
うちに多読か読書だけを考えていて、説明書だの解説書を読むことは除外して
いたようです。
私の感覚はいつも少しずれているのですが、でもやはり多読や読書は楽しみ
たいですね。そうして、本当に楽しめる本や動画に出会えれば、暑さなんか忘
れてしまう!はずなんですが、そもそも暑くて本に手が伸びないんだよなぁ。
困った。
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【3】SSSニュース (SSS英語多読研究会・古川)
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第7回の国際多読学会
ERWC7: The Seventh World Congress on Extensive Reading
が札幌の北星学園大学で、9月5日から9日の日程で、開催されます。
詳しくは、[url:https://erfoundation.org/erwc7/] をご参照ください。
日本からは、山下さん(鴎友学園)、古川(SEG)の2名が
招待講演者として講演予定です。
日程の合うかたはぜひ、ご参加ください。
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【4】編集後記 (acha758)
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AIがどんどん進化し、便利で優秀になっています。知りたいことを教えて
くれたり、文章をまとめてくれたり、自分の考えを出すのを手伝ってくれたり、
自分の作ったものを改善してくれたり、ときには愚痴を聞いてくれたり、と
AIが得意なことは頼っていきたいですが、その分人間は退化してしまいそう。
人間はどのように進化して、技術を活用していけば良いのでしょうか・・・。
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多読通信、次号もお楽しみに!
H a p p y R e a d i n g !
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多読通信に関するみなさまのご意見・感想などをお待ちしております。
・掲示板への投稿
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=2108]
・多読通信アンケートフォーム
[url:http://www.seg.co.jp/sss/information/formmail.html]
※アンケートフォームでいただいた質問に対するお返事を掲示板上で行う
場合があります。ご了承ください。
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※このメールマガジンは『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ を利用して
発行しています。配信申込・中止・アドレス変更はこちらへ
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発行:SSS英語多読研究会( http://www.seg.co.jp/sss/ )
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