Re: 3年4か月報告

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5920. Re: 3年4か月報告

お名前: 成雄 http://nariosky.blog12.fc2.com/
投稿日: 2005/6/17(07:50)

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こんにちは、しおさん。成雄です。

〉2002年1月31日に多読を開始し、3年4か月がたちました。
〉読書語数は1280万語です。

1280万語、おめでとうございます。
ひどいスランプに陥って、その後、回復されてきた報告ということで
「今だから語れる」ということも大きいだろうと察します。
いま、手元で、『100万語多読入門』 (2005/4/5) を読んでいます。

終わりに(pp.241)というページに

  本書で、多くのみなさんが多読を始め、「英語を学ぶ人」から
  「英語で楽しめる人」になっていただきたいと思います。
  楽しんで英語の本を読むことが、英語上達への王道だと私たちは
  思っています。

とあります。

〉1)好きな本を読むことは、非常に大切である

本当にそうなんだろうなぁ、と思うと同時に
好きな本でなければ続けにくい、ということなんですね。

私は『親子で100万語』本で、かなり助けられました。
題名こそ「親子」となっていますが、大人が読む(楽しく読める)本が
たくさん紹介されていて、安心してこのリストから本を選んでいました。
特にYLというものを評定いく作業は、しおさんにとっては本を読む喜びを
低下させたのではないかと思えますが、たいへん参考になる数値です。
ありがとうございます。

Hanaho倶楽部の報告で、Ezra Jack Keats の見方がちょっと変わりました。
そして、実際に自分で読んでみると、Keatsが描く、語りかけてくる世界へと
どんどん引き込まれています。

今後、ますます原書で絵本を読む大人が増えていくと想像しています。
『100万語多読入門』のpp.72に、
「気に入った本は再読しよう」とあります。
SSS多読で再読を薦めたのは初めてではないでしょうか。違うのかな?
絵本は、何度でも読める本です。
自分の環境、自分の心境、読むたびに新たな刺激を与えてくれる本。

読むたびに新しく感じる本を古典という、ということを言っていたのが
Keats本の翻訳をされていた木島始さんでした。

スランプに陥っている人に、それは英語多読だけではなく他の場合でも、
素敵な絵本、しみいる絵本、単純に笑える絵本などなど、自分の感覚で
絵本を選び、読むといいのではないかと思います。
しおさんもそうしてきたのではないかと勝手に想像しています。

〉●Tell Me Again about the Night I Was Born

絵の感じがよくて、手にした絵本です。
書評も、紹介も知らないうちに、まっさらな状態で読みました。
みなさんにも、事前に情報を読まずにこの絵本を読まれることをお薦めします。

〉●ALDO (John Burningham 著)
〉●Courtney (John Burningham 著)
〉John Burninghamの作品では、大好きなふたつです。

2冊とも大好きな絵本です。
特に "Aldo" は、私に今後も生きていくすべを教えてくれた別格の絵本です。
また、歳を加えた者なら、Courtney の切なさ、おかしさがじわ〜っと伝わると思います。
Courtneyの顔の表情が、「わかるなぁ」と思える、大人でも読める絵本だと思います。
トランクに日本の地名も貼ってあったりする、いい絵本です。

〉●The Gardener (Sarah Stewart, David Small 著)
〉野菜や草花を育てるのが大好きな女の子が主人公。
〉心にしみる物語です。

私も大好きな1冊です。
Lydia が生き生きとしています。
この絵本が描く明るくなっていく雰囲気はとても気持ちいいです。
この作品が描かれている時代は、
世界的に見ると、ヒットラーが権力を完全奪取していく頃でもあるわけです。
ヨーロッパを舞台にしたこの頃の子供たちの世界に Lydia がいたら
どうなっていたのかなぁとか、ふと思うと、絵本の描く世界は奥が深いと思います。

〉●Owl Moon (Jane Yolen , John Schoenherr 著)
〉厳冬の夜のしんとした空気を肌で感じられるような本です。

静寂であるがゆえに、小さな音がとても気になります。
絵本を読んでいる自分の感覚も研ぎ澄まされていくんです。

Hanahou倶楽部の報告、今後も楽しみにしています!

Happy Reading!


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