[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13571 // 時刻: 2025/6/20(21:12)]
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5882. Re: MOMA親爺さん、ありがとうございます。
お名前: しお
投稿日: 2005/6/9(01:47)
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MOMA親爺さん、こんばんは。しおです。
〉〉落ち込みをはっきり自覚したのは、
〉〉2003年11月くらい、多読をはじめて1年10か月くらいの頃です。
〉〉3年5か月目にはいったいま、やっと調子が戻りました。
〉 つまり、私が多読に参加して以来のほとんどの期間、しおさんは
〉 ”停滞”されていたことになります。驚きました。
ええ、実はそうだったんです。
〉 いろいろご相談したり、あるいは「児童単語」で遊んで頂いたりして
〉 いたのも大変な時期だったのですね。本を書かれて、読み直しをされたり、
〉 「読まなくてはいけない」本が目の前にあったりというのは、大変なこと
〉 だったと思います。課題として目の前にある「文書」をとにかく読まなけ
〉 ればいけない、という経験は私も多いけど、それが本来「楽しみの対象本」
〉 であるなら、これはチト辛いものがありますね
皆さんお仕事で様々な厳しい局面を経験され、また、いま現在
そういう状況にある方がたくさんおられるのに、
そこへ自分の『親子100万語』での停滞に触れるのは恥ずかしく、
ずっと逡巡し、また投稿して即後悔して、我ながら何をしているのだろうと
思っていたところに、次々と温かいメッセージを頂き、
本当に感謝しています。
子どもの頃からの唯一の趣味が読書だったので、逃げ道がうまく作れず、
読書のほかに、別の楽しみがあったら、また違っていたのではと思います。
自宅作業が大部分なので、家庭生活と作業がうまく切り分けられない
のも一因でした。
あっ、でも、MOMA親爺さんの児童単語のプロジェクトは面白かったです。
「いつの間にこんなこと知ってたんだろう? 私」っていうようなことが
頭からズルズルでてくるようで不思議な感覚でしたよ(^^
MOMA親爺さんの集計が待ち遠しかったのを覚えています。
〉 翁家さんが書かれていたけれど、「親子で100万語」というのは大変な
〉 労作で御世話になることが多かったのですが、この執筆の陰にそのような
〉 苦労をされていたことを知り、返す返すも感謝の気持ちで一杯です。
〉
〉 言葉だけじゃないですよ。発刊されてすぐに読みましてね、感激したので
〉 すぐにレビューを書いてアマゾンにあげましたもの。この時は結構皆さん
〉 レビューが速くて、私は発刊4日後にはレビュー書いたのだけど、それで
〉 も5番目でした。皆さん、満を持して発刊を待っていたのですね。
MOMA親爺さん、そして、みなさんに頂いたレビューには
大変感激しました。
〉〉この落ち込みの時期に強く感じたことは
〉〉1)好きな本を読むことは、非常に大切である
〉〉2)やさしい本はたしかに英語力をつける効果がある
〉〉3)何ごともやりすぎてはいけない
〉〉という3点です。
〉 私はようやく200万語を通過し、PBを最近読んでいます。語数というのは
〉 この掲示板では重みがあり、私のようなかなり鈍感な人間でもどんどん皆さんに
〉 追いつかれ、追い越されていくと「まあいいさ」vs「ナンダカナ?」の葛藤が
〉 時にあり(年に数日)、200万語報告も書いてはみたものの、2週間くらい投稿
〉 せずにいます。停滞とその脱出が主なテーマだったのですが、実はしおさんの
〉 この3点と同じようなことを感じていました。
MOMA親爺さんもそう感じておられましたか。
停滞と脱出について、MOMA親爺さんの視点や体験をぜひ読みたいです。
最終的には同じようなところに収斂していくのでしょうか。
200万語のお祝いメッセージを投稿したいですし、
(ここでも言わせてください。200万語おめでとうございます!)
よろしければぜひ投稿してくださいね。
語数については、この1年で意識が軽くなったけど、
やっぱり気になる数字ですね。
多読を開始して1年あまりはとにかく語数を増やしたかった。
2001〜2002年はSSS多読が広がり始めた頃で、いろんなことが分からなくて
(MOMA親爺さんが下で書いておられる、みんなの「青春時代」ですね)
「語数をもっともっと増やしてその先にあるものを早く見たい!」
って燃えていましたね。
「自分のペースで」っていいながら、自分のことが止められない。
1周年をすぎても、「基礎を固めたい」「映画をもっと聞き取りたい」
という思いが強く、計画的にレベル0〜3、高くても4どまりの児童書
を読んでいました。これは、読書意欲を損ねる危険性が高いのですが、
そのスレスレのところで読書をしていました。
『親子100万語』の前に停滞の素地があったと思います。
〉〉そして「もうそろそろペーパーバックを読もうかな」と思い始めた
〉〉2003年9月に、『親子100万語』を執筆するお話を頂きました。
〉〉自分で読んでいないと、本を選べないし、責任もって紹介できない
〉〉ので、掲載候補の絵本・児童書シリーズを片っ端から読み始めました。
〉〉最初、これまでに読んだ本もかなりあるからなんとかなるかなと
〉〉思っていたのですが、これが、読んでも読んでも終わりません。
〉〉掲載予定本のリストは自分が作ったのだから自業自得なのですが、
〉〉特に、レベル0〜2が膨大でした。
〉〉(注:全部といっても、シリーズものは、全部、あるいは8〜9割
〉〉読んだシリーズもあるし、最初の1,2冊だけ読んだシリーズも
〉〉あります。単独で題名を掲載した本は全冊読んでいます。)
〉 本をこれだけたくさん紹介するのにあたって、それらの本をほとんど全て
〉 読まれているというのは、当たり前のようでなかなか出来ることではないです。
〉 特に英語で、絵本、児童書が中心ですよね。
執筆というのは初めてだったので、掲載本やコメントを考える時に、
とにかく読んでおかないと不安でした。
〉〉結局、長い目で見れば、自分の心にしたがって、「読みたい」と思う本を
〉〉手に取っていくのが最強なんだと思います。そうしないと長続きはしません。
〉 しかり。しかり。
〉〉------------------------------------------------------------------
〉〉■英語ができるようになりたい
〉〉------------------------------------------------------------------
〉〉私は、試験の点じゃなくて、本当に英語ができるようになりたい、
〉〉使えるようになりたい一心でSSSの多読をはじめました。
〉 私はSSS多読を始めた頃、私以前の方の投稿(2001年頃のもの)をよく
〉 読んでいました。掲示板でよく投稿されている方がたの、「青春時代」をかいま見る
〉 ようで、面白かったです。今の掲示版よりもある意味リアルな世界・・というのは
〉 当時は本も少なく、方法論も細かな点では決まっていなくて、3原則は皆さん
〉 守ろうとしているが、辞書一つとってもかなり真剣な議論があったり、とにかく
〉 「3原則にかけてみよう」vs「半信半疑でとりあえず行ってみよう」などなど。
〉 私がこのSSSの方法は面白い・・と思えたのも当時の真剣な議論に打たれたことが大きいの
〉 です。しおさんの投稿もおそらく初回初投稿から読んでいます。印象度が大きかった。
〉 これだけ英語が出来るヒトがこの方法に賭けている、それがしおさんだったわけです。
2001年頃の議論、いろいろ懐かしいです。
「3原則」は分かっていても右往左往していました。
私の「これだけ英語が出来るのに」ってイメージは恥ずかしいです。
ホントに。
SSSの掲示板は初期の頃、「相談する人は、自分の英語歴や状況を
詳しく書いてください」というような注意書きがあったので、
英検のことを書きましたが、書いて失敗したかなと。(笑)
やっぱり、試験関連って印象が強いんですね。
しかし、私自身も、受験してみる前は、「英検1級をとるような人って
どんなに英語ができるんだろう、そうなりたいな」と思っていました。
しかし、ろくにリスニングもできてないのに1次に受かっていいのかなと思い、
さらに、2次試験の準備で自分の地力のなさに愕然としました。
200〜300ワード程度のエッセイを書くのに四苦八苦で
何時間もかかり、しかも自然な英語ではない(のは分かる)
ネットで2次に出題されそうな時事問題についての記事を集めて、
これをもとにスピーチ原稿を書こうとしたけれど、
Big Wordがたくさん使われているので、そのまま使ったのでは
自分の発音でスピーチして理解してもらえるとは思えない。
それで、やさしい単語で書き換えよう、表現しなおそうと
頑張ったのですが、これが難しくてめげました。
(いま思えば、やさしい単語でなんでも表現できるほうが
高度な力なのですが)
それで、これ以上教材で難しいことを学習したり、
語彙を増やしたりすることには、全く興味が失せてしまいました
英検というのは、もちろん真に実力のある人も受かるし、
私のような教材育ちでひ弱だったものでも受かるし、
同じ受かるといっても差のあるものだと思いました。
そんなときにSSSのサイトをみつけたので、
「もう私はこれでいく」ってさっと決められたんです。
〉〉「やさしい本をたくさん読むとたしかに力がつく」と
〉〉書きましたが、「絵本・児童書を大量に読まなければ
〉〉力がつかないのか?」というと、そうではないと思います。
〉〉自分の興味があるものを読めるレベルにきたら、それが
〉〉レベル1だろうとレベル6であろうと、「好きなものを
〉〉興味にまかせて、感動をもってたくさん読む(聞く)こと」が、
〉〉最も素直に英語を吸収できる方法だろうと思います。
〉〉無理やり、フォアグラをつくるように餌のように本をつめこむのでは
〉〉精神が死にます。
〉 好きな本ー「実は好きになりそうな本」、あるいは「あの人が読んでいるから好きかも本」ー。
〉 これは掲示板から私の目の中に情報が飛び込んでくるしかないんです。今のところ。
あっ、これはそうですね!!
私も、掲示板で情報を読んで、
「これは面白そう(好きになるかも)」と思ったり、
「あの人が読んでいるからー」で
Amazonで買うことが多いですね。
まだまだ和書とは勝手が違います。
〉 あるいはオフ会に出席するしかない。和書ならかなり鼻が利くので、本屋さんに行けば
〉 なんとかなるけど、洋書は本屋さんの書棚に立っても、まだそんな利き目が育って
〉 いない。多読を始めた頃は「今日から読みます」や「親子で読みます」は、そんな私たちに
〉 は「数少ない有効な道しるべ」ですよね。いくつかの出版物と掲示板と書評は宝物ですね。
〉 私はどんな本が「面白いのか?」それを知りたくてSSSのHPを覗いています。また新しい本の
〉 発掘も面白い。紹介も面白い。面白がる方もいれば、そうでない方も当然いるわけですが、
〉 まあ情報の還元は大事ですので、これからも続けていきたいし、しおさんも「面白い」本、「読みたい」
〉 と思わせるような本の紹介をお願いします。
SSSの掲示板は本の情報を得る貴重な場所ですね。
これからも、活発に情報が交換される場であってほしいです。
私も本の紹介を続けて行きたいと思います。
MOMA親爺さんのおすすめ本も楽しみです!
〉〉「英語ができるようになりたい」という気持ちだって忘れてはいませんよ!
〉〉読書語数だってまだ数えていますよ。こだわってますから!(笑)
〉〉これからもっとアウトプットの能力をつけたいので、
〉〉シャドーイングをたくさんして、口に英語をたくさん通して、
〉〉もっともっと、自然な英語が口から出るようになりたいです。
〉〉やりたいことがいっぱい、でも時間は限られているので、何からやろうかと
〉〉目移りしています。自分の中に意欲が沸いてくる感じが嬉しいです。
〉 これからは、ご自分の時間を楽しんでください。というと「停年退職」の
〉 祝辞みたいで良くないですね(笑)。
何しようか目移りしてる、っていうのが「定年退職」っぽいですね(笑)
〉〉●Replay (Ken Grimwood 著)レベル8 97000語
〉〉これは、ペーパーバックを読む時間がとれるようになって真っ先に
〉〉読んだ本です。2年以上前になりますが、掲示板でバナナさんや
〉〉ペギー双葉山さんと「本の雑誌」のベスト100本の話になったとき、
〉〉ペギーさんが、「リプレイ」の邦訳がすごく面白いと教えてくださったんです。
〉〉原書を探して購入し、長い間本棚に寝かせていましたが、
〉〉本当に期待通りの面白さでした! いきなりタイプスリップから
〉〉はじまりますが、予想を裏切られ続ける展開です。
〉 邦訳が面白かったのは私も同じでした。いったいいつ読んだんだろう・・?
〉 ペギーさんでしたか!これ一応SFのジャンルですから、難しそうではありますね。
いえ、SFといっても特に難しい用語はでてこないんですよ。
それよりも、用語でいえば、60〜70年代の風俗を知っているか
(リアルタイムじゃなくても、なんとなくでも知っているか)
ということの方が影響すると思います。
〉〉●Watchers (Dean Koontz著)レベル7〜8 170000語
〉〉こちらも「本の雑誌」の話から購入していたペーパーバックです。
〉〉これも面白い!エンターテインメントとしても優れていますが、
〉〉「普通」から外れることって、どういうことなのか考えさせられました。
〉〉ちょうど、浦沢直樹の漫画「Pluto」の第1巻を読んでいた頃で、
〉〉ふたつの作品に何か共通するものを感じました。
〉 これも邦訳が面白かった。クーンツは翻訳でかなり読んだ時期があるんです。
〉 ところで「Pluto」って読んでみたいです。私この原作漫画の「地上最大のロボット」
〉 (でしたっけ?)はリアルタイムで読んだのです。「少年」という月刊漫画雑誌
〉 をとっていましてね、鉄腕アトムの中では一番好きな話でした。いつ頃の話だろう?
〉 東京オリンピックと大阪の万国博覧会の間くらいかな?でもこの話を読んでいる自分
〉 の姿はなぜか今でもありありと思い出せるんです。この漫画、もう何ヶ月も続いたから、
〉 私の原風景の一つです。(月刊誌だったのね、「少年」)ペルシャのペルセポリスは
〉 「Pluto」には出てくるんでしょうか?好きなシーンだったのです。
「Pluto」面白いです!ぜひMOMA親爺さんにお勧めしたいです。
「地上最大のロボット」をリアルタイムで読んでおられたなんて羨ましいです。
(私がリアルタイムで読んでいた手塚作品は「三つ目がとおる」だったと思います。)
私は、『Pluto』第1巻を豪華版で買い、その付録に「地上最大のロボット」が
ついて、これで初めて読めました。MOMA親爺さんなら豪華版を買う必要が
ありませんね。
実はいま自宅ではないので、ペルセポリスはどうだったかはっきり
覚えていないのです。ごめんなさい。
この間電車の中吊り広告で、まだ単行本(2巻)にでてきていない
ロボットの顔を見てしまい、ガーンとしました。
でも、許します、面白いから!(笑)
3巻がでるのが待ち遠しくてたまりません。
〉 KingはStandという本がいつか読めることを夢見て、書棚に飾ってあります。
Stand、私も読みたくて飾っています。
疲れそうなので、ほかの作品から読んで遠巻きにしています。
もっと気合十分になったら読みたい(笑)
〉 ところで前から不思議なのですが、なぜこの人はスティーブンさんと呼ばれるの
〉 でしょうか?ご自分でそう発音してくれとでも言っているのでしょうかね・・?
これは私も不思議です。つづりからすると、間違えますよね〜?
果たして本当にスティーブンなのかとさえ思います。
〉 最近どこかでKingについて面白い話を読みました。あれだけのstory tellerであるKingですが
〉 彼の紹介する書評本は全くあてにならないんですって!きっと独自の感覚なんでしょうね。
〉 どんな本を紹介したくなるのか、逆に興味深いです。
へえー!!これは興味深いです。
〉〉●French Confection(Diamond Brothersシリーズ) レベル3 15000語
〉〉オマヌケな兄(なのに探偵)を、冷めた目でみるしっかり者の弟の
〉〉語りが可笑しくて、Diamond Brothersシリーズが大好きです。
〉〉多読通信81号でも紹介されてましたね。
〉 これ面白いですよね。流行るといいなと思うシリーズです。
ほんとに。題名がパロディで洒落てて大好きです。
〉〉●Tell Me Again about the Night I Was Born
〉〉(Jamie Lee Curtis , Laura Cornell 著)
〉〉あおむしさんに紹介していただきました。
〉〉題名で想像していた内容とは全く違うストーリーで、
〉〉衝撃を受けると同時に、この本にあふれる愛情に圧倒されそうでした。
〉 しおさんの絵本の紹介の中で一番興味を引かれました。どこかでお目にかかるかも。
この本には驚きました。
〉 留学のお話をどこかに書かれていましたよね。応援したいです。面白いと思いますよ。
〉 ぜひ、チャンスを作ってください。
『親子』のときのTOEFLは、逃避の色合いが強かったですが、
いま落ち着いて、これからの10年のことをいろいろ考えています。
大学のことも視野にいれつつ、地に足をつけて進んでいきたいと思っています。
〉 これからもよろしく。
こちらこそ、よろしくおねがいします。
Happy Reading!
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