ACE について

SEGの多読コースでは、英語の力は「初見の英文をどう理解できるか？」で判定されるべきだと考えています。
授業内容に沿った試験で良い点をとっても、授業でやったことのない英文が理解できないのでは、本当の実力とはいえないからです。
この試験Policyに沿って、年２～３回、外部試験を全受講生対象に実施し、伸びを測定し、弱点が発見されればカリキュラムを微調整しています。

ACEは、桐原書店・三省堂が中心となって作っているＮＰＯ　英語運用能力評価協会（ELPA)が主催する、
高校生・大学生対象の900点満点のTOEIC形式(英問英答記号式)の英語力判定試験です。
前期・後期と年２回受験可能で、毎回1万人以上の高校生が受験しています。英検での取得級との対応は、ほぼ次の様になっています。

英検の級	準１級	２級	準２級	３級	４級
ACE受験者の英検取得者の平均点	813	667	531	464	436

受験者全員および上位27％（いわゆる進学校生の英語が平均以上の生徒）、下位27%の学年別平均点は次の通りです。
（試験番号 A038 )

	高1 全体	高1 上位 27%	高1 下位 27%	高２全体	高２上位 27%	高２下位 27%	高３全体	高３上位 27%	高３下位 27%
総合(900)	436	520	376	478	578	385	501	616	398
語彙(150)	72.0	87.1	57.8	79.4	96.0	63.3	83.0	103.2	65.2
文法(150)	69.2	82.7	56.1	79.8	98.9	62.5	83.5	106.6	63.6
リーディング(300)	136.5	176.7	94.3	153.4	197.5	108.6	164.0	213.4	115.6
リスニング(300)	157.7	186.7	134.3	165.0	194.0	137.9	170.3	205.1	142.9

この結果と、SEGの中２、中３、高１多読クラスのスコアを比較すると次のようになります。
ここで、上位、下位は、そのグループの中の、総合点で上位27%、下位27%の集団の平均値を表します。

中2多読クラスについては、全体平均で、全国高３の平均を、70点上回っています。
これで、３年連続、SEG多読クラスの中２の平均が、全国高３平均を上回りました。また、その得点差は、毎年増えています。
下位27%平均でも、高３の下位27%平均を、72点上回り、上位27%では、高３の上位27%平均を68点上回っています。
多読は英語の成績の上位層のみならず、どのレベルでも有効であることを示しています。
特に、リスニングにおいては、SEG中2多読生の平均は、全国の高３の上位27%の平均を上回っており、多読とNativeの講師の授業の組合せがとりわけリスニングに有効であることを示しています。

中３多読クラスについては、全体の平均で、高３の平均を、93点上回り、下位１／３でも下位1/3を119点上回っています。リスニングについては、下位27%でも、高３の平均を上回っています。また、多読クラスが苦手とする文法もも、中３の終わりになると、全国の高３平均を上回るようになります。

高１多読クラスについては、全分野で全国の高３上位27%平均を上回るようになります。

リスニング・リーディングの伸びに比べて文法・語彙の伸び方の方が遅いですが、着実に伸びていくことが、上記の表からも分かると思います。
文法・語彙も、多読を続けていれば、高３までにかなり伸びていきますので、受験にも十分対応できることは、今までの合格実績からわかっています。

	全国高3 下位	中2 多読下位	中3 多読下位	全国高2 平均	全国高3 平均	高1 多読下位	中2 多読平均	全国高2 上位	中3 多読平均	全国高3 上位	高1 多読平均	中2 多読上位	中3 多読上位	高1 多読上位
総合(900)	398	435	470	478	501	568	571	578	594	616	684	689	725	818
語彙(150)	65	71	76	79	83	92	90	96	93	103	109	106	113	128
文法(150)	64	67	72	80	84	88	80	99	88	107	108	92	107	126
リーディング(300)	116	130	148	153	164	190	192	198	198	213	233	244	248	282
リスニング(300)	143	137	175	165	170	198	209	194	216	205	234	248	258	282

多読クラスの英語運用能力テストの結果について(2010/1-3月)