ヘルプ |
Great Lord Burgley, The : A Study in Elizbethan Statecraft | ||||||
Martin A. S. Hume | ||||||
この本を購入する |
YL(平均) | 8.0 |
---|---|
お薦め度(平均) | ★★★★ |
シリーズ名 | |
総語数 | 178,000語 (概算) |
その他詳細項目 | |
出版社/ , 種類/一般, ジャンル/Nonfiction:自伝・人物紹介 , 歴史, 総ページ/ページ, メディア/書籍:ISBN (), 言語/English, 価格/0 US$, サイズ/, 縦mm× 横mm 厚みmm 重さg, 装丁/その他, 主対象年齢/大人, 初版発行年/1898, 備考/ |
|
音源 | [音源情報はありません] |
邦訳 | [邦訳出版物情報はありません] |
映画・ビデオ化 | [映画・ビデオ化情報はありません] |
書評委員のお薦め度:★★★★ 読みやすさレベル(YL):7.0 ~ 9.0 |
Project Gutenberg EBook #56119
半世紀近くの間、エリザベス1世の一番の相談役だったバーリー男爵ウィリアム・セシルの伝記を書くのは骨が折れる。あまりに本人が残した文書が多いので、調べるだけで一苦労で、それで断念した伝記作家も多い。最近になってようやく、関連文書を書籍にしたものが刊行され、研究が楽になった(この本の刊行は1898年)。 ウィリアムの先祖はウィリアム・ルファス王の時代までさかのぼることができ、決して庶民の出ではない。確かに母方ではあるが、それを言い出すと父方で続いていた貴族はほぼいない。とんでもない天才ではないし、一流の秀才ですらないと思われるが、成し遂げた業績は見事なもの。 1520年生まれ。法律家の学校に送られるが、プロテスタントの最先端学者のグループに入り、1人の姉妹と若いうちに結婚している。グループの他のメンバーはエドワード6世の教師、エリザベス1世の教師などになっている。そのうちに父親の仕事の関係で宮廷に出入りし、能力に目をつけられ、エドワード6世の伯父のサマセット公爵の秘書官になる。サマセット公がジェイン・グレイの義父のウォリック伯に追い落とされた時、いったん投獄。しかし、これまた能力に目をつけられたか、実は何かしていたのか、ウォリック伯にも要職につけられる。権力者が安心して仕事を任せられる、実務家タイプか。【柊】 |