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Queen's Necklace, The | ||||||
Alexandre Dumas | ||||||
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YL(平均) | 7.0 |
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お薦め度(平均) | ★★★★★ |
シリーズ名 | Marie Antoinette 3 |
総語数 | 130,000語 (概算) |
その他詳細項目 | |
出版社/ , 種類/一般, ジャンル/Fiction:空想小説 , 歴史, 総ページ/ページ, メディア/書籍:ISBN (), 言語/English, 価格/ , サイズ/, 縦mm× 横mm 厚みmm 重さg, 装丁/その他, 主対象年齢/ , 初版発行年/ , 備考/ |
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音源 | [音源情報はありません] |
邦訳 |
タイトル:「王妃の首飾り」 備考:アレクサンドル・デュマ、1991年、東京創元社、文庫上下巻 |
映画・ビデオ化 | [映画・ビデオ化情報はありません] |
書評委員のお薦め度:★★★★★ 読みやすさレベル(YL):6.0 ~ 8.0 |
日本語訳「王妃の首飾り」。フランス語の原書は25万語なので、この英訳(Project Gutenberg ebook #20122)はかなりの抄訳でしょう。
1784年4月初旬リシュリュー元帥がパーティを開く。出席者はルイ15世の愛人だったデュバリー公爵夫人他貴族と、お忍びの時はハガ伯爵のスウェーデン国王。カリオストロ伯爵(多分、バルサモ)が居合わせた人々に頼まれて(頼ませて?)それぞれの死に様を予言します。ベッドで死ぬのは88歳のリシュリュー元帥だけで、あとは処刑台(デュバリー夫人と、もう1人の貴族)だとか、銃(スウェーデン国王)だとか。貴族は基本的に処刑台では死なないと反論されると、フランス国王もそうやって死ぬとさらに予言。 マリー・アントワネットはその頃、前の王朝ヴァロワ家のご落胤を訪ねます。浮気を疑ったルイ16世が城門を閉めさせていたので、夜遊びをよくする王弟のアルトワ伯爵に助けられ、外で一晩過ごすのをまぬがれます。偽善者(!)のルイ16世が翌朝早く訪ねてきて朝帰りを取り押さえようとしたのを阻止した上で、王妃ともあろう人間が嘘をつくわけがない。朝帰ってきたかどうかを知りたければ一言質問すれば良いのに、城門を閉めさせてマリア・テレジアの娘・自分の妻・子どもの母親を凍えさせようとしたと糾弾。ルイ16世が贈ろうとした立派なダイヤモンドのネックレス(多分タイトルの、事件になったもの)を断り、今ヴァロワに年金をつける予算がないと言ったのに、自分にネックレスを贈るお金はあるのはおかしいと言います。アントワネットが聖女になっていたのが、私には一番驚きでした。【柊】 |