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SSS英語学習法研究会

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SSS●Review
登録者:[ ] 更新者:[ ] 登録日時:17/08/01 13:54:44 /更新日時:17/08/01 13:54:44
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Je suis un chat
Sôseki Natsume
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YL(平均) 7.0
お薦め度(平均) ★★★★
シリーズ名
  
総語数 179,000語 (概算)
その他詳細項目
出版社/
, 種類/一般, ジャンル/Fiction:古典 , 喜劇・風刺, 総ページ/500ページ, メディア/書籍:ISBN 9782070706433(2070706435), 言語/French, 価格/  , サイズ/, 縦mm× 横mm    厚みmm 重さg, 装丁/ペーパーバック, 主対象年齢/
, 初版発行年/1978, 備考/
音源 [音源情報はありません]
邦訳 タイトル:「吾輩は猫である」
備考:夏目漱石
映画・ビデオ化 [映画・ビデオ化情報はありません]


 書評委員のお薦め度★★★★    読みやすさレベル(YL)6.0 ~ 8.0
夏目漱石の「吾輩は猫である」のフランス語訳。

最初にわりと詳しい、漱石とこの作品の歴史解説がついている。トリストラム・シャンディからヒントを得たのではないかとか、日本で出ている色々な全集の解説の内容をかいつまんで紹介している。訳注も詳しく、日本の人名の発音方法も最初に表記されている。

漱石を思わせる英語教師の家にいついた猫が、主人とその友人達、また人間社会を皮肉に解説する小説。それぞれの友人のモデルについても訳注がある。友人の一人はやたらと欧米の人物を引き合いに出した嘘の知識を披露するが、それも時々訳注がついている。ギボン(イギリスの本当の歴史家)に歴史の本をフランス語ではなく英語で出版するよう言ったのはニコラス・ニッコルビー(ディケンズの作中人物)だとか何とか。日本文化についても訳注がある。干支に猫はいないとか、「サンマ」とは日本人が特に秋に好んで食べる魚だとか。【柊】

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