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| Queen's Devotion, The : The Story of Queen Mary II | ||||||
| Jean Plaidy | ||||||
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| YL(平均) | 7.0 |
|---|---|
| お薦め度(平均) | ★★★★ |
| シリーズ名 | Queens of England |
| 総語数 | 122,000語 (概算) |
| その他詳細項目 | |
| 出版社/Random House USA, 種類/一般, ジャンル/Fiction:歴史, 総ページ/309ページ, メディア/書籍:ISBN 9780307346186(0307346188), 言語/English, 価格/14.95 US$, サイズ/, 縦mm× 横mm 厚みmm 重さg, 装丁/ペーパーバック, 主対象年齢/大人, 初版発行年/1992, 備考/以前出版された時のタイトルはWilliam's Wife | |
| 音源 | [音源情報はありません] |
| 邦訳 | [邦訳出版物情報はありません] |
| 映画・ビデオ化 | [映画・ビデオ化情報はありません] |
| 書評委員のお薦め度:★★★★ 読みやすさレベル(YL):6.0 ~ 8.0 |
| 1685年ステュアート家のチャールズ2世の死により、弟がジェームズ2世として即位します。その王女がメアリーです。しかし、ジェームズはカトリックだったために1688年王位を追われ、メアリーと従兄のWilliam of Orange(ウィリアム3世)の夫妻が即位します。メアリーはウィリアムの王妃ではなく、メアリー2世としてこちらも君主の扱いです。
1662年、メアリーが生まれたところから話は始まります。メアリーは伯父のチャールズ2世が生きていて、父がヨーク公爵だった頃から父が大好きでした。しかし、愛人たちには子どもが沢山産まれるのに、王妃との間に子どもがなかったチャールズの跡継ぎはヨーク公爵のはず。それなのに、ヨーク公爵はカトリック信仰を隠しません。イングランド国民は1500年代半ばのメアリ1世の件から、カトリックの君主は絶対受け入れないのですが。 国王の命令でプロテスタントに育てられたメアリーと妹のアン。メアリーは15才で、プロテスタントの中のプロテスタント、オランダのWilliam of Orangeと結婚します。ウィリアムはチャールズ2世の甥なので、メアリーよりは大分低いですが、王位継承権があるにはあります。 3人称ではThe Three Crowns, Royal Sisters (The Haunted Sisters)の時代です。 元のタイトルはWilliam's Wifeですが、その方が良かった気が。なんか、このタイトルだと夫婦仲良さそうに見えちゃいますから。実際は、ウィリアムは12才年下のメアリーを馬鹿な小娘としか思っていなくて、政治的なこと(父に大きく関係する)は絶対に教えてくれない。メアリーが死ぬと自分が王位に就く可能性がグンと減るということしか気にしていない、完璧な冷血漢ですからね。【柊】 |