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SSS英語学習法研究会

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SSS●Review
登録者:[ メイ ] 更新者:[ 699分の1 ] 登録日時:04/04/15 00:00:00 /更新日時:08/03/17 22:25:31
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Bull Run
Paul Fleischman
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YL(平均) 6.3
お薦め度(平均) ★★★★★
シリーズ名
  
総語数 13,289語 (出版社提供)
その他詳細項目
出版社/その他, 種類/児童書/Teens向, ジャンル/Fiction:歴史, 総ページ/102ページ, メディア/書籍:ISBN 9780064405881(0064405885), 言語/English, 価格/  , サイズ/, 縦mm× 横mm    厚みmm 重さg, 装丁/ペーパーバック, 主対象年齢/
, 初版発行年/1993, 備考/1994 Scott O'Dell Award A Best Book for Young Adults(ALA) A Notable Children's Book(ALA)
音源 [音源情報はありません]
邦訳 [邦訳出版物情報はありません]
映画・ビデオ化 [映画・ビデオ化情報はありません]


 書評委員のお薦め度★★★★★    読みやすさレベル(YL)5.8 ~ 6.8
 南北戦争を素材とした出色の歴史物語です。構成がちょっとユニークで、南北それぞれ8人ずつ、南部、北部の順で16人の語り手が自分の目で見た戦争を語ります。実在の人物は一人で、あとは作者の創作ですが、多分丁寧な調査をしているのでしょう、どの人物もとても実在感があります。立場も職業もいろいろで、軍人、農家の娘、報道記者、馬車の御者、自由黒人、奴隷の黒人女性、写真屋、医者、名家の婦人・・・中には11歳の軍楽隊員もいます。
 扱っているのはブルラン川の戦いと呼ばれる南北戦争の初日、その日だけです。その同じ一日になんといろいろな関わりをしていることか・・・ 戦争は人によってこんなに違ったものに見えるのですね。渦中にある個人は自分に見える範囲の中で、右往左往しているしかないのかもしれません。
 子供向きの本として評価が高い作品ですが、大人にも十分な満足感を与えてくれます。語り手が多く、語り手によって英語のスタイルがいろいろなので、読みにくく感じられるかもしれません。登場人物には一人一人、その人にちなんだマークが表示されているので、これを手がかりにするとよいでしょう。
 歴史の大きなうねりにさまざまな人生が重なり、まるで大きなパノラマを見るような思いで読みました。 (メイ)

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