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Our Mutual Friend | ||||||
この本を購入する | ![]() |
YL(平均) | 4.5 |
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お薦め度(平均) | ★★★★ |
シリーズ名 | Macmillan Readers |
総語数 | 26,000語 (出版社提供) |
その他詳細項目 | |
出版社/Macmillan ELT,
種類/GR(ELT),
ジャンル/Fiction:Fiction,
総ページ/ページ,
メディア/書籍:ISBN 9781405073295(1405073292),
言語/ , 価格/ , サイズ/, 縦mm× 横mm 厚みmm 重さg, 装丁/ハードカバー, 主対象年齢/ , 初版発行年/ , 備考/ |
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音源 | [音源情報はありません] |
邦訳 |
タイトル:互いの友 上・下 備考:チャ-ルズ・ディケンズ作 田辺洋子訳 こびあん書房 1996.9 |
映画・ビデオ化 | [映画・ビデオ化情報はありません] |
書評委員のお薦め度:★★★★ 読みやすさレベル(YL):4.5 ~ 4.5 |
父親と仲違いをして長らく海外で暮らしていたJohn Harmonは、父の死により、遺産を相続することになり、イギリスに戻ってくる。しかし、相続には父の決めたBella Wilferという女性と結婚することが条件になっていた・・・ そして、当のHarmonと思われる死体がテムズ川に浮かび、容疑者とされた男も死体で発見される。謎はそのままに、物語は進んでいく。果たして、Harmonは? 遺産は?・・・ プロットの上ではや無理と思われるところもありますが、特に不自然と感じられないのは、ディケンズの人物描写の巧みさによるものでしょう。 この小説には社会の底辺にあるテムズ川沿いに暮らす人々、努力によりはい上がろうとする人々、お金に踊らされる人々、など社会のさまざまな層の人々が生き生きと描かれています。特にGolden Dustmanと呼ばれるBoffin夫妻は魅力的です。 また、当時のイギリス社会で家柄に代わって力となっていたお金と人間との関係がよく表れています。二組の若いカップルが登場しますが、そのいずれも愛と富との間をゆれ動きます。ディケンズの人々への暖かい眼差しと、モラル観が感じられる小説です。 (メイ) |