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半田 剛久
東京医科歯科大学医学部医学科4年生
筑波大附属駒場高校卒
SEGでは化学、生物を受講。
中高では生物部とテニス部を兼部していました。今は声楽を習い始めて1年くらいたったところです。

東京医科歯科大学医学部医学科4年生の半田剛久さんに、お話を伺いました。色んなことに興味があったなかで、医学部を選んだ理由はなんだったのでしょうか。また、中高時代に育んだ力についても伺いました。

研究への興味、その理由

現在、どのような学生生活を送っていますか。

東京医科歯科大学のカリキュラムにはプロジェクトセメスターという期間があり、その一環として研究室に所属しています。正式なカリキュラムとしては4年生の秋からですが、僕は自主的にその前から通っています。最初に研究室の扉を叩いたのは大学2年の終わり頃です。

なぜ通常よりも早く研究室に入ったのですか。

研究にとても興味があったからです。医学部に入ったときに、興味のあることはたくさんありました。臨床の医師にも興味があったし、医療制度など社会制度としての問題にも興味があったんですが、それともう一つ、医学の研究をするというところに大きな興味がありました。丁度その頃、授業で教えていただいていた先生が医学生に研究の道を勧めるのに熱心な先生で、その先生の研究室に見学に行ってみたのが最初です。今も継続してその先生の研究室にいます。

先生はどういう意味で学生に研究の道を勧めていたのでしょう。

先生の研究は、実は直接病気のことを研究しているわけではなくて、もっと基礎的な、多くの生物に普遍的な現象を研究してらっしゃるのですが、病気について色々知っていたことがとても役に立ったとおっしゃっていました。医学部では、全身の組織の働きや、病気の際にどんな変化が起きるのかということを網羅的に学びます。これは臨床医になるための勉強なので他の学部ではなかなかないことだと思いますが、実は基礎研究をする上でも役立つのだそうです。

基礎的な研究をすることで発展性があるという部分でしょうか。

そうですね。元々先生は医科歯科出身の医師だったのですが、単細胞生物の酵母で見つかっていたオートファジーという現象に目をつけ、実は酵母で大事だった現象がマウスや人など哺乳類でもとても重要な意義を持っているということを発見しました。今では神経変性疾患や癌など多くの病気の土台となっている原因にその現象が関わっているということもわかってきています。酵母での研究を哺乳類へと展開していく際に、医学の知識が活きたのだと思います。医学の知識を持っていると研究の面で新しい考え方を生み出すのにすごく役に立つということですね。

なるほど。自分の中でたくさんの興味があった中で、半田さんが特に強く研究に興味をもたれたきっかけというのは何だったのでしょうか。

高校の頃から生物学や化学って面白そうだなと思っていました。学校の授業も、SEGの授業もそうだったんですが、すごく色々なことに触れさせてくれますよね。 例えば学校の授業だと、生物で、高校の教科書の範囲を超えて分子生物学の手解きみたいな内容を教えてもらったり、論文を読んでみようという内容の授業がありました。そういうことに触れたのが、結構目を開かされたきっかけの一つです。 SEGで言うと、生物の佐野先生の授業が印象に残っています。生物の資料集に載っているような実験の中には、佐野先生が東大の学生だったときに直接授業や実習を受けていた先生の業績もあるそうで、そのときの実習の感想なんかをちょろっと話してくれたりしたのをよく覚えています。教科書に載るような業績を成し遂げた人の授業を直接聞けるのってどんな感じなのだろう、と興味を掻き立てられました。佐野先生といえば、教科書の内容を離れた最新の科学のニュースから、ふらっと立ち寄った美術館の感想まで、面白い話のトピックをいつも話してくださったのも印象的ですね。

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終始あたたかい口調でお話してくださった半田さん
終始あたたかい口調でお話してくださった半田さん

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