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713. 英和辞典をひきたくなる日本語の本(練習じゃなくて雑談ゴメン)
お名前: 杏樹
投稿日: 2004/8/30(00:10)
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こっそりグチりたいので地下活動です。
「唐・シルクロード十話」という本を読みました。原書はアメリカ人が書いたもので、翻訳です。原書を…とチラっとは考えたんですが、いつ読めるようになるかわからないし、ちゃんと内容を理解したいので日本語で読んじゃいました。タイトルどおり私の専門ど真ん中!という本ですし。
それが…カタカナ語のオンパレードだったんです!
唐の時代ですよ。千年以上前の話ですよ!なのに…
アパートメント
ファスナー
ヌードル
グレープ
ミート
ビーフ
マトン
フルーツ
レザー
シルク
キャンプファイア
ワインショップ
ティーハウス
ジャグ
ゲストハウス
フェリー
オークション
ピクニック
ストッキング
ローン
ストーリー・テラー
…訳せ!
で、つい訳すとしたらどうなるんだろ、と思って英和辞典をひいてしまいました。
すると、「ファスナー」は「衣服の留め金」と書いてありました。日本語で言う「ファスナー」が英語では「ジッパー」というのは知っていましたが、「ファスナー」ってちゃんとそういう意味があるんだとわかりました。いくらなんでも唐の時代に「ファスナー」はおかしい!
「キャンプファイア」は「野営のかがり火」
「フェリー」は「渡し船」
「ピクニック」は「行楽、遊山」
「ローン」は「貸付金」
辞書をひいたら、ちゃんと日本語としてふさわしい訳語が出てくるではありませんか。
英和辞典も役に立つこともある、ということがわかりました。
これなら原書で読めばよかったかもしれません。英語の中ならもっと素直に読めたでしょうに。日本語の中でカタカナ語になると、どうしても欧米や近現代文明のニュアンスが入ってしまうんですよね。時代物を訳すときはそのあたりの語感も気をつけないといけないと思うのですが。原書、さがそうかな…。
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